リズムの打ち込み
Type-1 のリズムパート
Type-1 というのは途中経過を YouTube で公開中の曲です。現時点の最新は Type-1.1 です。今回はリズムパートに注目してみます。
パーカッション
今回のトラック1は、KOMPLETE 14 STANDARD の音源の中から WEST AFRICA の Balafon 1 を使っています。画像を見た感じでは、アフリカっぽい木琴です。知っていて使ったわけではなく、なんとなく WEST AFRICA を選んで何となく選択したらこれだった、という流れです。
パーカッションのパートは必須ではないのですが、今回は全体を支える位置付けで最初からずっと繰り返すのでとても重要です。
これは小節5から6の所ですが、イントロの4小節は単音、その後は6と同じ2音同時のパターンが続きます。ちなみに4小節の最後が5になっているのは、1小節目が空白で、曲が2小節目から始まっているからです。
この曲は特に民族音楽を意識したとかではない(ロックを意識している)のですが、AFRICA 系の音を使ったことで、かなり異世界的な感じになっていると思います。
おそらくポイントは8分音符のところで、これがリズム感を生み出しているのだと思います。
このようなリズムはどうやって思い付くのかというと、よく分かりません。何となく雰囲気でこうなりました。
リズムといえばドラム
ドラムはいつもテキトーに入力しています。DTMだとループ音源を使う手はありますが、個人的に「ドラムは自分で叩きたい」という願望があるので自分で1音ずつ打ち込むことにこだわっているのです。
今回のリズムは Studio One のパターン画面だとこんな感じです。
最初からずっとこの繰り返しです。16分割だと1、9にバスドラ、5と13にスネア、というのが定番でしょう。13はスネアです。ドラムの打ち込みは IMPACT XT にループ音源の One Shot をお好みで入れて使っていますが、ここの音は Ludwig 6 1.2x14 Bronze Roomy Rock Snare 4 です。ポイントは 5番目で、DW 12x 14 VLT Pop.Rock Mid Tom 6 と Dw 14x16 VLT Pop.Rock Lo Tom 6 を同時に叩いています。
Snare を Tom に変更することで、一般的な「ズン・バン・ズン・バン」というリズムが「ズン・ボン・ズン・バン」のように微妙な重さを加えた音に変化します。
この種のリズムはどうやって作るのかというと、これも何となくです。適当にマウスクリックして音を出してみて、よかったら採用するという手順です。いわゆる trial and error のようなやり方です。
ベースは?
ロック系でリズムといえば、ドラムとベースが担当とされています。ただ、私にはそのような常識がないので、ベースはリードギター的なメロディになってしまうことが多いです。
今回のベースは KOMPLETE 14 STANDARD の Scarbee Rickenbacker Bass を使ったこのパターンです。
超低音は演奏する弦を指定するコントロールなので、発音しません。最初の2つの音は打ち込みで重なるようにして、スライド奏法にします。
装飾音をガン無視すれば、このベースは1拍目と3拍目(1/16では1と9)にコードのベース音を出しているので、リズムを刻んでいることになります。
余談
ドラム音源の名前を書くのは面倒だったが
Studio One の IMPACT XT の Pad 画面に表示されている音名は、長いと途中が省略されてしまうので、この記事を書く時には完全な名前を参照するのですが、少し面倒です。
最近発見した楽なやり方があります。IMPACT XT のパッドの上でメニューを出して「Rename Pad」を選択すると、現在の表示名が選択された状態で表示されます。これをコピーしてすぐに ESC を押してダイアログを閉じれば、何も変更しない状態で画面は元に戻り、名前はコピーされた状態になっています。これをnoteの編集画面にペーストすれば正確な名前を記事に埋め込むことができます。
打ち込みの順序は?
私の場合、順序は特に決まっていません。フッと出てきたメロディーを先に打ち込んでおいて、そこから展開して曲にすることが多いようです。毎回順序が変わります。
トラックの順序はあまり入れ替えない派なので、最初に打ち込んだトラック1を見れば何の楽器から打ち込んだか分かります。以降、追加した楽器の順にトラックが並びます。
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