2024/03/10:3節 vs浦和レッズ(札幌ドーム)
妥当な結果。
ざっくり対策してきた相手に対し「ラストパスの精度」「崩しのアイディア」「シュートの質」を問われる場面まで進んだところでタイムアップ。いつものパターンと言えばそれまでだが、今日の札幌にそれ以上は望めないのが正直なところ。
失点シーン
ボックス内に浦和の選手が3人(+ボックス一歩外のキッカー)、札幌の選手は8人(+GK)の状態でショートコーナー。
その前の同サイドのコーナーはゴールエリア付近にクロスを入れる「普通」のコーナーだったため、それに備えて札幌は構えていたように見える。
結果的にゾーンでもマンツーマンでもなく「なんとなく」ボックスに集まってしまった札幌の選手は、全員がボールを見ていたため、浦和はボックス外からニア(ショルツ)・ミドル(酒井)・ファー(関根)にそれぞれ一人ずつフリーの選手を侵入させることに成功。その時点で勝負あり。
チャンスシーン
武蔵のインナーラップでポケット侵入→スパチョークのシュート(9:40のシーン)など、浦和の4バックに対し、浅野・青木がサイドに張り出した際、CBとSBの間にスペースが生まれるため、そこへのランニングは効果的。回数としては多く作れなかったものの、中央突破や個の能力で優位に立つのが難しい札幌としては、今後も作っていきたいシーンの1つ。
また、逆サイドへの展開(18:37のシーン等)も同様に4バックの外側を突くのも効果的な攻撃となっていた。
WBの人選
前任者の金子、ルーカスが
・単独で縦突破できる
・90分過ぎてもロングスプリントが可能な馬力がある
選手だったので、縦に突破してクロス、抜き切ってポケット侵入が出来たしサポートや状況が完全でなくともそれを仕掛けられた。
対して、青木は左足で、浅野は右足でクロスを上げるタイプの選手ではなく、他の選手との関係性で中・縦に入っていくのが得意だ。
この二人をもう一列前に置けるなら誰もがそうしたいと思ってる中でも、現時点で試合に出れる選手の中では一番適任だと個人的に思っている。
途中から出てきた田中宏武、原も自分の特徴を出してプレーした点は凄く良かった。ビハインドで出てくる以上、チャンスメイクが必須だしそれが次の出場時間を延ばすきっかけになる。
ただ、スタメンの二人は前半から自陣ボックスで守備をしながら相手ボックス付近でチャンスシーンを作れていたし、特に浅野に関しては渡辺+関根を引き付けた上での仕事を要求されていた以上、プレスに行けなくなった浦和相手に出てきた交代選手の20分間を同列に比較することはできないと思っている。
この二人が怪我するのは本当に困る(特に青木は大きな怪我が多い)ので残り20-30分程度、WBの怪我防止を目的とした疲労軽減のための交代(実現はないだろうけど)なんで出来たらいいななんて思うけど。
浦和はボールを持たせてもいいと思っていた
ここが鳥栖戦と一番大きな違いで、ビルドアップのスタートポジションで窒息するシーンはほとんどなかったし、何をするでもなくセンターライン付近までCBがボールを進めるシーンも多かった。
逆に浦和のブロックが崩れるようなシーンもなかったので、自陣に引き込んでから興梠に収めて前田の突破みたいなシーンを想定していたんだろうか。
酒井・ショルツ・ホイブラーテンと個で対峙するにはかなり分が悪い札幌としては高い位置で浅野と渡辺の1vs1を作り出したかったが、そのシーンは1回もなかった。その点関根のケアは徹底していたように思う。
久しぶりのホームゲーム
いつもの感じがしてやっぱり楽しかった。
今シーズンの初観戦は駅前不動産スタジアムで、そこも好きなスタジアムの1つだけどホームはやっぱりちょっと特別感があるというか。
一人で腕組んで見てる勢が多いお気に入り席で見れたのも良かった。
またまた怪我人
今度はGKで4人中2人、レギュラーとして考えられていた順に怪我。
そもそも怪我した状態で試合に出ていたようで練習中に出場できない程悪化したとのこと。
阿波加は初出場とは思えない素晴らしいパフォーマンスを見せたのは救いだけど、もう一人GKが怪我した時点でユースからGK借りないと試合出来ないのも困るなぁ。
沖縄のピッチが硬かった報道も見たが、宮の沢なんて下凍っててそれどころじゃないだろうし練習して大丈夫なんだろうか。(ゴルフでティー刺さらない時とほぼ同じ)
今後も厳しい戦いは続く
得意じゃないタイプの相手が続くし、怪我人が戻ってきてもトップフォームまでは時間はかかる&これからも怪我人は出続けるので、辛抱の時は続くだろう。
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