3節終了時点でDLLの1ptで19位の札幌ですが、
過去のスタートはどんなものだったのか調べてみました。

札幌の開幕～5節の実績

2023：DLDWD 6pt 11位（12位）
2022：DDDDD 5pt 11位（10位）
2021：WLLDL 4pt 14位（10位）
2020：LWWDD 8pt 7位（12位）
2019：LWWLL 6pt 13位（10位）
※カッコ内は最終順位

スタートダッシュが成功したと呼べるような出だしのシーズンはありませんでした。中位から下位でシーズンをスタートするのはいつもの札幌です。なお、優勝争いをするチームは5試合で勝ち点10を獲得するペースのようです。(どっかで見たけどソースなし)

降格・プレーオフ対象チームの開幕～5節

リーグ終了後、降格もしくはプレーオフ対象となってしまったチームの開幕から5節の実績です。2019-2023シーズンでは、J1からプレーオフに回ったチームは降格していませんでした。

2023シーズンの降格：横浜FC
LDLLL 1pt 18位

2022：16位京都（プレーオフ：降格せず）、17位清水、18位磐田
京都：WDLDL 5pt 14位
清水：DWLLD 5pt 14位
磐田：DLWDL 5pt 12位

2021：17位徳島、18位大分、19位仙台、20位横浜FC
徳島：DDLLL 2pt 17位
大分：DWDL 5pt 11位
仙台：DLLL 1pt 18位
横浜FC：LLLLL 0pt 20位
※試合数にばらつきがあるのはコロナ禍で試合が延期となったためで、
5試合終了時点ではない

2020：16位清水、17位仙台、18位湘南
清水：LLLLL 5pt 18位
仙台：DWLDD 6pt 11位
湘南：LLLDL 1pt 17位
※当該シーズンは降格チームなしのため、下位3チームを選出

2019：16位湘南（プレーオフ：降格せず）、17位松本、18位磐田
湘南：WDDWW 9pt 5位
松本：DWLLL 4pt 14位
磐田：DDLLD 3pt 16位

5節終了時点で降格圏にいたチームの最終順位

いわゆるスタートダッシュに失敗したチームの最終順位を調べました。
※カッコ内が最終順位

2023シーズン
18位：横浜FC（18位）
LDLLL 1pt 18位

2022
16位：神戸 DLDLD 4pt（13位）
17位：広島 DDDLL 3pt（3位）
18位：湘南 LDLDL 2pt（12位）

2021
17位：徳島 DDLLL 2pt（17位）
18位：仙台 DLLL 3pt（19位）
19位：G大阪 L 0pt（13位）
20位：横浜FC LLLLL 0pt（20位）
※試合数にばらつきがあるのはコロナ禍で試合が延期となったためで、
5試合終了時点ではない

2020
16位：鳥栖 DLLDL 2pt（13位）
17位：湘南 LLLDL 1pt（18位）
18位：清水 LLLLL 0pt（16位）
※当該シーズンは降格チームなしのため、下位3チームを選出

2019
16位：磐田 DDLLD 3pt（18位）
17位：清水 DLLDL 2pt（12位）
18位：仙台 DLLLL 1pt（11位）

感想

色々調べてると自分のイメージと実績が結構乖離していることにも気づけて良かったと思います。

ちょっと調べてみると、気になることがどんどん出てくる

札幌に関して言えば、スタートダッシュを決められないのも、大勝も大敗もするけど結局WDLが同じような数字で着地すること、怪我人を出しまくるのも毎年のことでした。
降格までをもう少し精緻に予想したければ、下位スタートのチームが夏の移籍期間で選手を補強できたか、いくら使ったか、その選手の定着したかなどがわかれば、前半の課題を後半でうまく解消できたか等わかりそうです。（2022シーズンはキムゴンヒが夏のウィンドウで加入し、1か月後のセレッソ戦で得点を挙げ逆転勝利に貢献した、2023年シーズンは金子拓郎が7月に移籍し、チャンスメイクが難しくなってしまった 等）

チームの頑張りは無関係でないものの、最終順位はお金を持ってる順とほぼ等しくなります。ビジネスである以上「予算は少ないけど上位を獲れ」は成立しません。とにかくまずは取りたい順位に見合った予算に増やすこと、そのお金で優秀な選手・監督を取る以外の順番で成功するのは非常に難しいと言えます。その点、どのタイミングでいくらお金を使えたかを調べることは、チームの調子や成績を見る上で重要な指標です。

毎年どこが優勝するかわからないリーグではなかった

世界の有名なリーグと比較し、Jリーグは毎年どこが優勝するかわからないなんて思ってましたが、意外とそんなことはなかったです。
Jリーグは直近5年間で3チーム（横浜FM、川崎、神戸）が優勝を経験していますが、
リーガエスパニョーラは5年間で3チーム、
プレミアリーグは5年間で2チーム、
ブンデスリーガは5年間で1チーム、
セリエAは5年間で4チーム（2011-2019の9年間は1チーム）

気になったことがあればまた調べます。