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冬眠終了

先週末久しぶりにパンを焼き、
子供と散歩してたくさん歩き、
家中の不要な書類を整理して、
ひな祭りのお祝いの食事を用意して、
特別なことはないけれどいつもの日常を淡々とすごした。
久しぶりだなこの感覚。
多分いつもの日常が戻ってきた。


2024年にはいってからずーっと冬眠していた。
もちろん本当に眠っていたわけではなく、2023年年末に体調を崩したことをきっかけに心がどんどん沈んでいくのが分かって、もしかしたら冬季うつじゃないかなとも思った。

この2年ほど仕事もプライベートも忙しすぎたので年末の高熱で頭の中がショートしたらしい。充電が0%になったようだ。

これを機にゆっくり充電(=冬眠)してみようと思いSNSから距離を置き、本を読んだり文章を書いたりなるべくアナログなことに取り組んでいた。

また身体のメンテナンスもきちんとしようと、ずっと後回しにしていた更年期外来にも行ってみた。
結果的にこれもよい方向にむかうきっかけになって、どうやら気分の落ち込みもホルモンに影響されていたみたい。
主治医と相談してホルモン療法を始めてみたらずいぶん症状が緩和した。
娘にもプンプンシール(ホルモン補充パッチ)を貼ったらママのプンプン/しくしくが少なくなったねと言われたぐらいだから効果は出ているのだろう。

他にも出産・育児ですっかり遠のいていたアロマテラピーを再開してセルフトリートメントをしたり、保湿をしっかりするようにした。
スキンケアには全くの無頓着だったけど肌が潤うと心も潤ってくる気がした。

何よりも効率重視、マルチタスク至上主義だったけれどそれも止めてみた。結局頭の中で考えているほど一度にいろんなことは出来ないことをようやく理解した。あれこれ考える分脳が疲れるだけだった。

毎朝通勤途中にある神社でお参りするのが日課になった。
毎日願うのは「世界が平和でありますように」
年明けから辛いニュースが多くてそれも落ち込む原因だった。信仰心はほとんどないがそれでも願わずにはいられない。
「今日も世界が平和でありますように」

オードリーのドーム公演を配信で見てエンタメの力に感動した。カッチカチに凍っていた心が融けた。

こどもの学童のイベントに参加して、一生懸命な子供たちの姿に思わず泣いた。この子達の未来に想いを馳せてまた泣いた。

そんなふうに過ごした2ヶ月。

やっと身体も心も調子が戻ってきた。
なのでここらで冬眠から目覚めようと思う。

意味なんかないさ
暮らしがあるだけ

恋/星野源

今朝この歌詞がふいに頭に浮かんだ。
私たちはそこに意味を見いだそうとしがちだけどただ暮らしがあるだけなんだ。
そして生活は続く。

やっぱ星野源いい事言うわ。


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