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うっしっし(-v-)《感情》編

(´_ゝ`){たにぐちです!

日常過ごしていると、常にいろいろな刺激を受け
そのたびにいろいろな事を考えて
いろいろな想いを巡らせて、いろいろな感情が出てきますよね。

そんな《感情》について今日はご紹介します。

(´_ゝ`){いつもの寸劇は無し

(´_ゝ`){では行きましょう!

《感情》の定義

《感情》とは、興奮、喜び、驚き、恐れ、苦痛、怒り、軽蔑、恥、屈辱、好き、嫌い、不安、恐怖など「快一不快」を基調として心に抱く気持ちです。
《感情》は思考や記憶,、行動など、精神機能に強く影響を及ぼすため、アセスメントに欠かせない精神機能です。

《感情》解説

《感情》と聞くと、日常で、ごく普通に抱くものですよね。
日常会話でもよく用いられたり、「感情」、「気持ち」、「情熱」などなどいろいろな言葉で表現されます。

MSEでは、Fiske_ & TaylorMax Schelerによる分類が用いられています。

感情をアセスメントするときは、「うつっぽい」や「不機嫌」といった日常用語で終わらせず深堀していきましょう。

Fiske_ & Taylorによる感情分類

感情には「情動:enotion」、「気分:mood」、「好み:preference」、「評価:evaluation」があり、上位概念として「感情 aflect」があてられています。

情動
原因がはっきりしており、一時的だが強く、興奮や表出行動を伴います。
日常用語として「感情」やという表現はこの「情動」を指して用いられることが多いです。

気分
なんとなく楽しいとか悲しいというように明な対象が存在しません。
そんなに強さはないですが、数週間から数か月間続く場合があります。その人の内的世界に広く浸透した感情、不愉快、機嫌がよい、幸福感、憂うつ、躁、抑うつ気分などがあります。

好み・評価
物の好き嫌い、物事の良し悪し等、特定の対象に対する主観的で比較的安定した正負の感情です。
正の感情は対象への接近を動機付け
負の感情は対象への回避を動機付けます。

マックス・シェーラーのよる《感情》の分類

マックス・シェーラーは感情を階層的にとらえ

精神的感情ーーー(高次)

心的感情

身体的感情

感覚的感情ーーー(低次)

として区分しています。
書き出してみると分かりやすいかもしれません。

感覚的感情と身体的感情という低次の2つの感情は、身体のある部分の感覚に伴う感情で、いずれも「身体」についての感情です。

心的感情と精神的感情という高次の2つの感情は、感情的豊かさについての感情です。

感覚的感情
特定の感覚に伴う「快-不快」の感情で
体感と区別しにくくある感覚に局在化した感情です。

晴れた日に干した洗濯物は良い香がして気分がいいですが
雨が続いた時の部屋干しの、生乾きの臭いときたら・・・

多くの感覚には「快-不快」の感情が伴います。
感覚的感情は感覚感受ともいわれています。

身体的感情
身体感覚に伴って全身的に感じる感情で、「快適さ」や「気怠さ」、「機嫌がよい」、「不機嫌」などがあります。

身体の具合の程度などの身体感覚的要素に感情が結びつき「体調が思わしくない」「身体が重くて、億劫だ」などと表現されます。

心的感情
話や出来事・体験に反応して抱く感情で、「喜び」や「悲しみ」、「恐れ」、「不安」、「怒り」などが含まれます。

山積みの課題を解決したことに対する喜びや満足感などがあり、心的感受ともいいます。

精神的感情
宗教や芸術、道徳や倫理に伴う感情で、「解脱」や「悟り」、「恍惚」などがあります。精神感受ともいいます。

混ざり合う《感情》

感情は、同時に複数の感情を抱いたり、複数の感情が混じりあって別の感情になったりします。米国の心理学者ロバート・プルチック(プラッチク) Robert Plutchikは

喜び
受容
恐れ
驚き
悲しみ
嫌悪
怒り
期待

8つを基本感情としています。

これらの組み合わせから

愛(喜び+受容)
服従(受容+恐れ)
畏敬(恐れ+驚き)
失望(驚き+悲しみ)
後悔(悲しみ+嫌悪)
侮辱(嫌悪 + 怒り)
攻撃(怒り + 期待)
楽観(期待+ 喜び)

が生じると考えています。

患者が親、看護師、医者などに服従する態度を見せているときには背後には受容や恐れの感情を抱いている可能性があります。

ポイント

アセスメントのポイントとしては、

患者がどう感じていると話しているのか
患者が表現した気分の強さ・深み
どのくらい続いているのか
どのように変化しているのか

を主観的、客観的に捉えるようにします。

また、楽しい話をしているのに、表情がくらいなど
出来事に対しての感情の反応が一致しているのかも確認します。

まとめると

感情換気の出来事や状況
感情の質と量
感情の反応性
感情の安定性・変動制
精神機能と日常生活への影響

となります。

おわりに

今日は感情についてまとめました。

感情はもちろん自分自身にも存在しているはずなので、俯瞰して、今現在どのような感情を抱いているのかをしっかり確認してみましょう。
(ちなみに、俯瞰してみようとするだけで前頭前野が発火するとか。)

(´_ゝ`){ではまた!!!

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