世の中には2種類の人間がいる

おはようございます。
心理カウンセラー 池田廉です。

この記事では、哲学者 ヒルティの教えをもとに、
「世の中には2種類の人間がいる」について解説しています。

人間関係において、悩みや問題を抱えている人の、
少しでもお役に立てる視点がありますと幸いです。


では、早速ですが、結論からお伝えします。

2種類の人間とは、

・あなたが苦難にあるときも寄り添ってくれる人

・幸福な時だけあなたに近づく人

これらに分けられます。

そして、ヒルティは、後者の人物に警戒せよと説いています。

あなたのことを本当に大切に思ってくれている人を見極める
とても有効な視点ではないかと考えます。

もしも、今あなたが悩んでいる対象の人物が、後者なら、
その悩みは囚われるだけ無駄であるといえるでしょう。

あなたのことを大切にしてくれる人のために、
考え、行動を起こしていくことこそ、良質な人間関係の構築です。


また、ときに、あなたを侮辱するような言葉や行動をする人がいても、
ただ、許すことに意識を向けてみましょう。

許すことは容易ではないことも多々あるとは思います。

そんな時には、相手に許しを与えることよりも、
自分に時間を与えることに専念しましょう。

時間が経てば、感情が鎮まり、忘れることができる人間の特性を
最大限活かしましょう。


また、ヒルティは、人間の妬みについて、
嫉妬は最も醜いものであるといいます。


ですから、なるべく、他人の嫉妬心を刺激しないようにしましょう。

上部ばかりを着飾る虚栄心を捨て、嫉妬心を芽生えさせずに、
自他共に、嫉妬心にない関係を築けるように努めましょう。


他者に関しては、完全なる理解は存在せず、
その人の中にしかない苦しみや問題があるものです。

自分に置き換えてみても同じことでしょう。
自分にしかわからない悩みや苦しみがあることでしょう。

そのようにして、相手に向き合うことで、
嫉妬心は薄くなることと思います。


いかがでしたでしょうか。

人間関係の重要な部分に焦点を当てて、
ヒルティの教えを紹介しました。

少しでも、人間関係を良質なものへと繋げられる、
視点や気づきがありますと幸いです。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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