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よく聞く”リンパ系”ってなに???

おはようございます。
心理カウンセラー 池田廉です。

この記事では、「リンパ系」に関する情報をお届けします。

まず、リンパとはそもそも何なのか?

リンパ(lymph)は、体内の液体であり、血液と同様に重要な役割を果たしています。ここでは、リンパの構造と機能について詳しく説明します。

  1. リンパ液(Lymph fluid):

    • リンパ液は、血液の一部が毛細血管から漏れ出した液体です。この液体は、組織細胞に酸素や栄養を供給し、老廃物や二酸化炭素を除去します。その後、組織間液としてリンパ系に吸収されます。

  2. リンパ管(Lymphatic vessels):

    • リンパ液は、リンパ管と呼ばれる細い管を通じて体中を流れます。これらの管は、血管と同様に血液を運ぶ血管系と密接に関連していますが、リンパ管は閉じた端から端まで一方向に流れます。

  3. リンパ節(Lymph nodes):

    • リンパ管は、リンパ節と呼ばれる腫れた小さな組織に集まります。これらの節は免疫系の一部であり、体内の異物や病原体をフィルタリングし、破壊する役割を果たします。リンパ節には、白血球やマクロファージなどの免疫細胞が含まれています。

  4. リンパ器官(Lymphoid organs):

    • リンパ器官には、脾臓、扁桃腺、および骨髄などが含まれます。これらの器官は、免疫系の機能において重要な役割を果たします。脾臓は古い赤血球の破壊や貯蔵、免疫応答の調節を行います。扁桃腺は、口やのどの入り口に位置し、外部からの病原体に対する免疫応答を促進します。骨髄は免疫細胞の生成と成熟に関与し、血液細胞の形成も行います。

リンパは体内の免疫系に欠かせない重要な部分であり、体内のバランスを維持し、異物や病原体から体を守る役割を果たしています。

私は、学生時代から、原因不明の体調不良がよくありました。
ひどい時には、悪寒や震えが止まらず、40℃以上の発熱なんてことも。

原因解明のために、遺伝子検査を受けたりもしましたが、
遺伝子の異常が直接的に関係しているわけではなく、判明したことといえば、
リンパ球の数値に異常があるということでした。

それ以来、リンパや免疫というワードに強く関心を持ち、健康に対する意識が高まりました。

では、リンパ系が不調を起こすと、どのようになるのか?

リンパ系が不調を起こすと、いくつかの健康上の問題が発生する可能性があります。以下に、リンパ系の不調が引き起こす可能性のある状態や症状をいくつか挙げます。

  1. リンパ浮腫(Lymphedema):

    • リンパ液が正常に流れなくなると、組織に余分な液体がたまり、浮腫(むくみ)を引き起こすことがあります。これは主に手足に現れますが、他の部位でも発生する可能性があります。リンパ浮腫は、リンパ節の摘出や損傷、がん治療(放射線療法やリンパ節郭清)などが原因となることがあります。

  2. 免疫機能の低下:

    • リンパ系は、免疫細胞を含む重要な構成要素です。リンパ系の不調により、免疫機能が低下し、体が感染や病気に対して十分な防御を行えなくなる可能性があります。

  3. 感染症のリスクの増加:

    • リンパ系の不調は、感染症に対する抵抗力を低下させる可能性があります。リンパ節が損傷されると、身体が病原体をフィルタリングする能力が弱まり、感染症のリスクが高まります。

  4. 脾臓機能の低下:

    • リンパ系の不調により、脾臓の機能が低下することがあります。脾臓は、古い赤血球の破壊や貯蔵、免疫応答の調節を行う重要な器官です。そのため、脾臓の機能低下は、免疫系全体の機能に影響を与える可能性があります。

  5. 疼痛や不快感:

    • リンパ浮腫やリンパ系の損傷により、疼痛や不快感が生じることがあります。これは、浮腫や圧迫によるものであり、日常生活や運動能力に影響を及ぼすことがあります。

リンパ系の不調は、様々な要因によって引き起こされる可能性があります。医師の診断と治療が必要です。

この中で、特に気になったのは、やはり、免疫機能の低下です。

免疫機能が低下すると、どうなるのか?

免疫機能が低下すると、身体は病原体(ウイルス、細菌、真菌など)に対する抵抗力が弱まります。その結果、さまざまな症状が発生する可能性があります。以下に、免疫機能低下によって引き起こされる一般的な症状を挙げます:

  1. 頻繁な感染症:

    • 免疫機能が低下すると、身体が病原体に対する防御能力が弱まります。そのため、風邪やインフルエンザなどの通常は軽い感染症でも、より頻繁に罹患する可能性が高まります。また、深刻な感染症や細菌感染症、真菌感染症など、通常は免疫が十分な人でも罹患しやすくなります。

  2. 慢性疾患の悪化:

    • 免疫機能の低下により、慢性的な疾患や病気が悪化する可能性があります。例えば、HIV/AIDSなどのウイルス感染症、自己免疫疾患(関節リウマチ、全身性エリテマトーデスなど)、がんなどが該当します。

  3. 発熱:

    • 免疫機能が低下すると、身体が病原体と戦おうとする際に、炎症反応が引き起こされることがあります。その結果、発熱が生じる場合があります。

  4. 疲労感:

    • 免疫系が常に活発に働いている状態では、疲れや倦怠感を感じることがあります。免疫機能が低下すると、この疲労感がさらに強くなる場合があります。

  5. 体重減少:

    • 免疫機能の低下により、体内の代謝や栄養吸収が悪化することがあります。その結果、体重が減少する場合があります。

  6. 皮膚の問題:

    • 免疫機能が低下すると、皮膚の問題が発生する可能性が高まります。例えば、皮膚感染症(真菌感染症、細菌感染症)、疲労による皮膚の乾燥やかゆみなどが挙げられます。

これらの症状が現れた場合、医師の診断と適切な治療が必要です。免疫機能の低下は、さまざまな要因によって引き起こされるため、症状に応じて原因を特定し、適切な対策を講じることが重要です。

上記に当てはまる、心当たりのある方は、リンパかな?と疑ってみてください。

リンパ系不調を整える方法を紹介して、この記事を終えたいと思います。

リンパ系が不調を起こしている場合、以下の方法でその機能を助け、整えることができます:

  1. 適度な運動:

    • 適度な運動はリンパの流れを促進し、浮腫やリンパ浮腫のリスクを減少させます。特に、ウォーキング、水泳、ヨガなどの低負荷の運動が効果的です。

  2. リンパドレナージュマッサージ:

    • リンパドレナージュマッサージは、専門家によって行われる特別なマッサージ技術で、リンパの流れを促進し、浮腫を軽減します。

  3. 水分摂取:

    • 十分な水分を摂取することで、リンパ液の量と質を保ち、リンパ系の機能を助けます。ただし、過剰な摂取は逆効果になる可能性があるため、適度に留意する必要があります。

  4. バランスの取れた食事:

    • リンパ系の健康を保つためには、バランスの取れた食事が重要です。新鮮な果物や野菜、良質なタンパク質、健康な脂肪、穀物を含む食事を摂取しましょう。

  5. ストレス管理:

    • ストレスはリンパ系の機能を妨げる要因の一つです。ストレス管理技術(深呼吸、瞑想、ヨガなど)を取り入れることで、リンパ系の不調を軽減することができます。

  6. 血行促進:

    • 血行を促進することで、リンパの流れも改善されます。ウォームアップやストレッチ、血行を促進するマッサージなどが有効です。

  7. 適切な睡眠:

    • 十分な睡眠を確保することで、免疫機能が強化され、リンパ系の正常な機能を維持するのに役立ちます。

  8. 衣服や姿勢の注意:

    • 締め付けが強い衣服や、長時間同じ姿勢でいることはリンパの流れを妨げる可能性があるため、適切な衣服を選び、姿勢に注意することが大切です。

これらの方法を組み合わせて、リンパ系の不調を軽減し、その機能を整えることができます。ただし、重度のリンパ浮腫などの症状がある場合は、医師の指導のもとで治療を受けることが重要です。

この記事が私と同じように、原因不明の体調不良で苦しんでいる方のお役に立てますと幸いです。

私ごとではありますが、心理カウンセリングに加え、リンパドライヘッドスパを導入することにしました。

大阪府堺市にある、カウンセリングルームに施術ベッドやアロマオイルを設置して、提供していく予定です。

ホームページ等にて、今後詳細を順を追ってお伝えしていく予定です。

よろしくお願いいたします。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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