不眠は完全に悪なのか

おはようございます。
心理カウンセラー 池田廉です。

この記事では、哲学者 ヒルティの教えをもとに、
「不眠は完全に悪なのか」について解説しています。

悩みや問題を抱えていると、眠りにつけない。
睡眠をしっかりとることが出来ず、ストレスが溜まり、日々辛くなる。

このような悪循環に陥っている人は少なくないと思います。

そこで、ヒルティの視点を知ることで、
少しでも不眠に対しての受け止め方が変わることがあれば幸いです。

では、早速ですが、ヒルティの教えを紹介していきます。

・眠られぬ夜、それは耐えがたい禍である
それならば、長い夜を有効に使ってみよう

・不眠は完全な悪なのだろうか、眠られぬ夜を過度に恐れてはいないだろうか

・不眠の際には、自分と対話をせず、神や自分を愛する人と対話しよう

不眠の日々が続くと、健康に害するのではないか?

このまま不眠が続いて、死に至るのではないだろうか?

悩みや問題を抱えているのは、全て自分のせいではないだろうか?

このように眠れない夜には考えてしまうことがあるのではないでしょうか。

そうしたネガティブな思考を一旦止めるようにヒルティは説きます。

まずは、過度に恐れることはやめましょう。
そして、自分に意識を向けるのではなく、愛されている事柄に意識を向けること。

言葉にするのは容易ですが、実際に深夜に思考を転換させるのは容易では
ないことも承知の上です。

私自身も不眠で悩んだ時期がありますし、深夜に考え事をして、
良い方向へ進んだ試しがありません。

寝ようとしても眠れないのですから、
少なくともそれ以上しんどくならないようにするためには、

自分がいかに恵まれているか、愛されているかに意識を向けて、
気分を下げないようにすることが肝要でしょう。

時に、そのようなポジティブな思考ができないこともあると思います。
悩みや問題を抱えて不眠に陥っているなら尚更のこと。

そこで、心落ち着く著書を見つけることを推奨します。

心落ち着く、安心できる本を枕元に置いておくのです。
そして、眠れない夜には、読書に耽るのです。

そうすると、良質な思想を取り込むことができて、
夜の休息にも入りやすくなることでしょう。

・不眠の際には、自分の人生の大切な時間として、有効活用せよ

・心を穏やかな状態にして、休息に入ること

これらがヒルティが教えてくれている、不眠の際の心構えです。

不眠をネガティブな事象として捉えるのではなく、
どうせ眠れないなら、有効活用しよう。

眠れない時間さえも、あなたの大切な人生の一部なのですから。

睡眠の研究者でもなければ、医師でもありませんから、
あくまでも心理的な面にフォーカスした、心の整え方の一つです。

少しでも、不眠に対する意識が変わり、
眠れない時には、こんなことをしてみようと前向きになれますと幸いです。

最後まで、お読みくださり、ありがとうございました。


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