現在に集中する力

おはようございます。
心理カウンセラー 池田廉です。

この記事では、ドイツの児童文学作家 エンデの教えをもとに、
「現在に集中する力」について紹介します。

私たち人間は、今という瞬間しか生きることはできません。
しかし、今という概念は抽象的であり、過去でもあり未来であるともいえます。

過ぎ去った過去を思い返し、「あの頃は良かったな、、、」と嘆くばかりの人、
未来を不安視しすぎるあまり、「どうせ未来もつまらない」と愚痴をこぼす人、

さまざまいるものですが、誰しもできること、変化を起こせるのは、今だけ。

そこで、特に大事になってくるポイントをエンデは教えてくれています。

・人の話をしっかりと聞きなさい
 相手の言葉の一言一句を逃さず聞き取ろうと努めましょう

・大事なのは、ただ注意深く聞くのみである

・次の一歩、一息だけを考えよ
 そうすると、自然と楽しくなってくるから

・仕事のスピードもゆっくりでいい
 着実に進めることで、充足感が感じられるようになるから

このようにエンデは教えてくれています。

人は一人では生きられず、誰かと関わりながら生きているものです。
人と関わる際に、注意したいことはただ一つ、

しっかりと相手の言葉を聞くこと。
そこに、相手の評価や、その後どうするかなど気にする必要はありません。

ただじっくりと、目の前の人の言葉を真剣に聞くのです。
意外にも、それだけを徹底することで、良質な交友関係が築けるものです。

しっかり自分の話を聞いてくれる人に、悪い印象は抱きませんよね。
そして、今を生きるという視点においても、真剣に傾聴することは合理的です。

目の前にある、人やものをしっかりと受け入れ、そこにあなたの生を集中させる。
ここに、集中力が生じるのです。

また、どんなことにおいても同様ですが、一歩一歩着実に進めることで、
いつしかゴールに到達していたり、楽しくなってきて、時間がすぐに過ぎて、

という経験がある人は少なくないと思います。
楽しいことをしていれば時間は早く感じることと同じで、集中こそ楽しさの源。

これは、多くの人が楽しむことが難しいと考える仕事でさえも同じことです。
あなたのペースでゆっくりとやれば、充足感が生まれ、楽しくなります。

そこに、関係者があなたに様々な要求をしてくることもあるでしょう。
しかし、あなたにで切る最善を提供できていればそれでいいのです。

効率やスピードをいくら求めても、失敗や不完全な仕事は、
結局修正や改善に時間を要することになるのですから。

現在に集中する力は、これらの視点から獲得していくことが可能です。
ぜひ、取り入れてみていただけますと幸いです。

あなたのペースでゆっくりと、着実に、今に集中して、充足感と共に生きましょう

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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