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クラシック初心者はバッハよりヘンデルが聴きやすいかも

「Apple Music Classical」ついに日本でも始まりましたね!!

「Apple Music Classical」は、Appleが2021年に買収したクラシック音楽ストリーミングサービス「Primephonic」のデータベースが元となっており、500万曲以上のクラシック音楽をスマホで楽しむことができます。

iOSだけでなく、Andoroidでも同時スタートだったのは嬉しいですね。


というわけで、今日も前回に引き続きクラシック音楽の話。

僕はもともと小さいころにクラシックピアノを習っていて、大学でもオーケストラサークルに所属していたので、そこそこクラシックは知っているつもりでしたが、なぜかヘンデルは敬遠していました。

なんとなく古いクラシックというイメージがあったのですが、いま聞くとフレッシュというか、聴いていてすごく面白いんです。


まず、ヘンデルといえば「ハーレルヤ!ハーレルヤ!」の合唱(オラトリオ「メサイア」第2部最終曲)!

オラトリオとは、宗教的なテーマで、歌詞のある声楽とオーケストラによって演奏される、大規模な叙事的楽曲のこと。

ヘンデルが活躍した時代(=バロック時代)を代表する音楽形式で、特にヘンデルはオラトリオの名手でした。


同じバロック時代の作曲家に、ヨハン・セバスティアン・バッハ(大バッハ)がいますが、彼はオラトリオはあんまり書いておらず、どちらかというと、オルガン曲やチェンバロ曲をたくさん書きました。

作曲スタイルも対照的で、ヘンデルが、主旋律と伴奏のように、メインとなるメロディーのキャッチーさを押し出す「ホモフォニー」を多用したのに対し、J.S.バッハは、複数の声部が異なる動きをする「ポリフォニー」を多用しました。

つまり、J-POPのように、メインのメロディーや歌詞がきっちりあるのは、ヘンデルの影響なんです。

逆に、バッハは対位法やフーガで曲を書いているので、聴いたときに良さがパッとは分かりづらいかもしれません。


続いて、僕がヘンデルで一番好きな「シバの女王の入城」(オラトリオ「ソロモン」第三幕より)。

一般的なオーケストラ編成も良いのですが、個人的にこの動画が好きです。

リコーダーを吹きたくなります!


この曲はマジで名曲なので、いろんなアレンジがあるのですが、ハープの女王「カトリン・フィンチ」とウェールズ出身の作曲家「カール・ジェンキンス」のコラボバージョンも面白いです。


あとは「水上の音楽」も有名でしょうか。

組曲のような形になっていて、その中の「Hornpipe」は聴いたことがある人も多いはず!


僕もヘンデルの良さに気づいたのは最近なので、おすすめの曲があればコメントで教えてくださいね!

最後までお読みいただきありがとうございました。



2日前に新曲リリースしました。

ポエトリー・リーディング作品で、僕がピアノを弾いて、シンガーソングライターのサトウトモミさんに、声を入れていただきました。

是非聞いていただけると嬉しいです。


サトウトモミ & PIANO FLAVA『ヒョン』

作詞、声:サトウトモミ
作曲、ピアノ:PIANO FLAVA

Streaming & Download
https://linkco.re/Uaz3fBXR


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