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「FF7R」の舞台=「火星」説?

「所長、例の惑星から傍受した電波を、ようやく解析できました。」
「お、それはよかった。早速状況を報告してくれ。」
「はい、まずこちらの画像データ①をご覧ください。」

上空写真1-1

【画像データ①】

「どれどれ。下半分は一様に覆われた個体物質で、上半分は所々液体成分が多く含まれる気体が覆われているいるようだな。恐らく、その惑星の上空を記録したものではないかな。」
「はい、そう思われます。仰るように平坦な情景ですが、右上空部に飛行物体らしきものが見て取れます。乗り物か、生命体でしょう。」
「もしそうなら、この惑星には、重力が存在するかもしれないということだな。」
「はい、そしてそのすぐ左下には、矩形型の物体が霞んで見えます。もしこの惑星に集団的な生命体が存在するなら、建造物ではないでしょうか。」
「その可能性が高いな。そしてその生命体は、高度な社会性を有してるとも考えられる。」
「そうですね。さらに右下隅には何か象形文字が書いてあります。目下解読中ですが、どうやらこの画像データの所有先を示しているようで、『FF7R』という国との関連性が高いことも分かっています。」
「なるほど。とうことは、生命体間でのコミュニケーション活動が行われているというわけか。」
「はい。どうやら我々の推察通り、この惑星には国家を有する高度な知的生命体が存在する可能性が高いですね。今度は、こちらの画像データ②をご覧ください。」

上空写真1-2

【画像データ②】

「おや、先ほどの写真の土壌と似ているな。」
「はい。こちらの画像はだいぶ以前から取得済でして、どうやら『パーサヴィアランス』なる自動走行車が、『火星』と呼ばれる惑星で撮影した画像のようです。」
「ふむ。さっきの画像データの土壌と形状や色が非常に似ているが、同一惑星の可能性はあるのであろうか?」
「実はその点を裏付ける他の論拠も見つかってまして、次はこちらの画像データ③を見てください。」

上空写真2-1

【画像データ③】

「下に住居の一部のような物体があり、あとは上空を記録してる‥?」
「はい、過去の画像データの傾向からそう思われます。右下には画像データ①と同様の象形文字が記してあります。興味深いのが、この上空の色が『青』を基調として可視光線で構成されてることです。これには、次の画像データ④を見ていただく必要があります。」

上空写真2-2

【画像データ④】

「こちらも上空を記録してるようだが、やはり上空が『青い』?」
「はい。こちらは『キュリオシティ』なる自動走行車が、『火星』と呼ばれる惑星で撮影した画像のようです。先ほどの画像データ②と同様、『火星』の上空と思われます。青い理由ですが、過去の研究結果から、このあたりは惑星系を成しており、巨大なエネルギーを発する恒星を中心に複数の惑星が軌道を描いていて、中央付近の白い円はその恒星と思われます。この恒星が発する可視光線が、当該惑星の大気の影響で、上空が青く見えると考えられます。」
「なるほど、非常に興味深い。この『FF7R』という国家は、『火星』という惑星であることを示唆しているというわけだな。引き続き、調査を進めてくれ。」

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