【ピアノが上手くなる3つの◯◯】
ピアノが上手くなるためには、がむしゃらに努力するのではなく、上達につながる的確な練習を続けていくことが大切。
頑張っているのに、なかなか上達を感じられないなら、一度立ち止まってピアノとの向き合い方を考えてみるのも効果的。
タイトルの「ピアノが上手くなる3つの◯◯」の◯◯に入る言葉は…
「習慣」
どんな習慣かと言えば、
①上達を長期的にねらう習慣
②基礎練習を取り入れる習慣
③基礎練習をするための練習時間を確保する習慣
の3つの習慣が大切!
【①上達を長期的にねらう習慣】
まず、ピアノの演奏技術の習得には長い年月が必要ということを前提として、練習に臨んでいく姿勢を忘れてはいけない。
短期間でできるようにしたことは、短期間で忘れてしまう。
なので、その繰り返しをしていては、何年ピアノを弾いていても上達を感じられない。
焦らず、じっくりと時間をかけていき、いつでも錆びつくことなく使える技術を身につけていく方向で練習を進めれば、月日と共に上達を感じられるようになる。
では、上達を長期的にねらうためには、何をすれば良いのか?
その答えが、「基礎練習」となる。
【②基礎練習を取り入れる習慣】
「基礎練習」と聞くと、「初心者がやる練習」と思ってしまう方が大半だけど、全くそんなことはない。
「基礎練習」は本当に奥深いもので、どんなにレベルが上がっても、基礎練習から学べることは限りない。
基礎練習はどんな作品を弾く時にも役に立つ土台であるので、基礎練習を通じてピアノを弾くときの感覚を洗練させていけばいくほど、できることは広がり、基礎練習に時間を費やしたリターンは大きくなる。
ピアノは簡単に音が出せる楽器だからこそ、演奏技術を常に見つめ直していかないと、伸び悩んでしまう。
自分ができる演奏技術の中で表現しているだけでは、音楽と演奏に対する深みは変わらないままになってしまうので、どんなレベルになっても基礎練習を続ける習慣を持っていることが大切というわけだ。
基礎練習を取り入れるためには、日々の練習の中に必ず基礎練習をするための時間を上手に確保していくことが欠かせない。
【③基礎練習をするための練習時間を確保する習慣】
弾きたい曲があったり、忙しかったりすると、基礎練習を後回しにしてしまう。
さらに、基礎練習を後回しにしたところで、急激に腕が落ちるわけでもないので、基礎練習をしないことは短期間では何のデメリットも感じず、次の日も、そのまた次の日も、どんどん後回しにしてしまう。
だから怖い。
気づいた時には、何年も基礎練習をしないで過ごし、基礎練習をしない習慣がしっかりと身についた状態でピアノへ向かっており、作品の練習してはいるけど、ほとんど上達を感じられないまま年月が過ぎてしまっている。
そうならないためには、先取り貯金のように、基礎練習をするための時間を確保する習慣を身につけておくことが大切なのだ。
毎日何時間も基礎練習をする必要なんてない。
収入のほとんどを先取り貯金に回したら生活が成り立たないのと同様に、基礎練習ばかりに時間を費やしてはいけない。
基礎練習もバランス良く取り入れていくことが、豊かなピアノライフを築き上げるポイントなので、練習時間のほんの数パーセント費やせば十分なのである。
一般的には日々、5〜15分程度。ピアノ関係の仕事がしたいなら30分程度。(演奏で食べて行きたいならもう少し頑張らないとならない。)
以上3つの習慣を、日々の当然の習慣として取り組めれば、あなたの演奏レベルはどんどん高くなる。
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基礎練習は何をしたら良いのか分からない方には、Piano Spaceの『ピアノ演奏技術の基礎エクササイズ』をオススメします。
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