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エッセイ | 骨について | 骨密度と英単語と。|語学マニアのための読書案内。



(1) 競輪選手と骨粗鬆症


https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_534.html

https://www.mag2.com/p/news/432572


 いつの頃だったか、たまたま見ていたテレビ番組で、ある競輪選手の話を知った。
 その競輪選手は、選手としてたいへん輝かしい成績をおさめていたが、ある日突然、日常生活が送れなくなるほど動けなくなってしまった。
 その原因を調べてみると、異常に骨密度が低いことが分かった。

 彼は、競輪に必要な運動はムダだと考えて、1日のほとんどを自転車に乗ってトレーニングしていたという。
 競輪に必要な心肺機能は人一倍強かったが、自分の足で歩くことが極端に少なかった。骨というものは、ある程度の衝撃がないと、密度が下がり弱っていく。
 彼の骨密度は、若いにも関わらず、80歳を越える高齢者よりも低かったという。


(2) 祖父の話


 個人的な話になるが、私の祖父は、祖母が亡くなったあとも、自分で自炊したり洗濯したり、何でも一人でこなせる人だった。もう働いてもいないのに、祖母の死後も、ワープロを買ったり、DVDなどの家電を買って楽しんだりと、新しいことに興味を持っていた。
 また、近所にあった碁会所で、囲碁をするのが好きだった。

 しかし、ある時、乗っていた自転車が転倒してしまい、足を骨折してしまった。それ以来、自力で身動きが出来なくなってしまい、1年半後、そのまま亡くなってしまった。

 競輪選手の話を聞いたとき、祖父のことを思い出して、骨って改めて大切だなと思った。


 それ以来、骨を強化しようという意識を持って、気がついたときには、ジャンプしてみたりする。
 カルシウムを特別に多く摂取しようという意識は低いけれども、少し骨に衝撃を与えるという意識は持つようになった。
 動けなくなると、まわりの人もたいへんだが、何より自分自身がいちばんつらい。軽く散歩してみたり、たまに数回ジャンプしてみるだけでも、骨は鍛えられる。


(3) 骨の英単語に興味を持つ


 上に書いたようなことがあった頃、骨って大切だな、と思って、骨の名称(日本語、英語)を覚えてみようと考えたことがある。


骨単(ほねたん) [未購入😄]


 書店の語学コーナーを歩いてみたら、「骨単」(ほねたん)という単語集を見かけた。


 買おうかな、と一瞬迷ったが、ここまでは必要ないかなと思って結局買わなかった。お値段のこともあるし😊。


英語対訳 | 人体の仕組みの謎 [購入]


 その代わりに購入したのが、「英語対訳で読む人体の仕組みの謎」(鹿児島崇[監修]、実業之日本社)という本。中学生の理科で習うくらいの人体の言葉・用語を調べるには十分な構成になっている。お値段もお手頃(私が買ったときは800円+税)。
 関連用語もついでに眺めるのも楽しい。大して頭に残らないけど、たまに眺める😊。


アーロン・エルキンズ、
「葡萄園の骨」(早川文庫) [購入]



 骨に興味のあった頃は、自然と、書店や図書館を歩くと、「骨」が入っているタイトルに目がいく。
 
 アーロン・エルキンズ「葡萄園の骨」は、面白かった。ストーリーはきれいに忘れてしまったが、またいつか再読したい。

 ついでに、この本の英語版も同じ頃に読んだ。
 一生使わなそうな単語も多いが、そういう単語との一期一会(?一語一会?)もいいだろう。


まとめ


骨は大切。

骨から始まる語学もある。

読者をまったく考慮しない、自分のための備忘録。



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