アウトドアのきっかけ② 【京都・大文字山編】

話は前後するが、友人から屋久島縄文杉トレッキングに誘ってもらった時の話。

持ち前の好奇心だけで「行く行く!」と二つ返事したものの、「本当に自分のような運動オンチが、屋久島トレッキングに参加しても大丈夫なのか…?」と不安になった。

そこで、足慣らしに低山登山を計画。

場所は、自宅から車で20分ほどの距離にあった、大文字山。
かの「五山の送り火」で有名な、あの大文字山(如意ヶ嶽)である。

哲学の道の先にある登山口から30分程度で登れるはずだったが、
「山頂でおにぎりと味噌汁を堪能する」というテーマで登山を企画し、重たい保温ボトル(お湯1ℓ入り)を持参したばかりに、1時間ほど所要してしまった。

↑京都御所や二条城を眼下に、お湯を注いで味噌汁調理中。座っているのは、「大」の字の一部(火床)。

↑足を引っ張ったにもかかわらず、温かく付き合ってくれた仲間たち

↑冬の大文字山は、空気が澄んで見晴らしもよく、木々の緑で溢れていた。

下山ルートのゴールは、法然院。
野生のサルが出没して驚くも、そのまま白川沿いを北に歩き、銀閣寺にも立ち寄った。

↑登山と寺社仏閣を組み合わせて楽しめるのも、京都の山ならではの醍醐味。

このように大文字山→屋久島縄文杉トレッキングを経て、その後、年一回ペースで低山登山をゆるやかに継続していくようになった。

そして女性向けの登山本からアウトドアの知識を吸収し、ウェア&グッズの購入、そしてまた登山…とトライ&エラーを繰り返して数年。

登山経験を重ねることによって縮めたアウトドアへの距離は、その後、キャンプという第二の扉へと繋がっていくのである…。


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