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ねことおかね - 本当にねこを飼いたい人が読むお金にまつわるnote

こんにちは。ねこだいすき おのです。
我が家には7歳と5歳のもちもちキャット達がいます。
ねこを飼いたいけど、育てるのにどのくらいお金がかかるの?という不安を具体的に紐解いていくべく、昨年1年間ねこ支出記録をつけました。
金額だけでなく、こんなことにお金かかるんだ!と知っていただけたらと思います。

ねこの一生にかかる費用

一昔前は1猫100万と言われていましたが、寿命がのびのび〜になったことで、そんなんじゃ足りない状況になりました。
ねこは15〜20年くらい生きます。最近では目指せ30歳、なんて広告も見るくらい。また、個体差が大きいので全然手がかからないコもいれば、毎週病院に通うコもいます。なんでも食べるコや、高級カリカリしか食べない(食べられない)コもいます。

2022年のねこ支出

ではさっそく、支出の具体的な数字を見ていきましょう。

2022年の支出はおよそ17万円。
グラフにするとこんな感じ

あくまで我が家の一例です。

2猫分の金額です。1猫だと半分とはいかず、3分の2くらいはかかると思います。(個人的にはお留守番が寂しくないように多頭飼いがおすすめ)

1番かかる費用

もちろんというか、食事とトイレにかかる費用がダントツです。

療法食は便秘用
我が家はシステムトイレ

だいたいカリカリは1,000円/kgくらいが相場で、1kgで1ヶ月弱くらいの量です。しかし我が家の長女きなこは体質的に食べられるごはんが限られており、4,000円/kgのカリカリを食べています。高い...。苦肉の策で2,000円/kgのカリカリと混ぜています。次女はなんでも食べます。

なんでも食べる次女

シッター費用

わたしはよく東京に出向くことがあるのでシッター費用がかかっています。ねこは環境の変化をストレスに感じるので、ホテルよりシッターがおすすめ。1-2猫で1回の訪問につき3,000〜4,000円が相場でしょうか。ちなみに長期の旅行は(可哀想なので)ほとんどできません。旅行好きな人はしっかり考えたいところですね。

病院代は波が大きい

2022年は2猫で32,400円と安かったですね。年1のワクチン×2猫で1万円は最低限かかります。また、長女きなこは便秘がちだったり、耳の汚れが溜まりやすかったりでよく病院にかかります。我が家は保険に入っていないので全額自己負担。保険は...老後を見据えてそろそろ入ろうかなと考え中です。
また、フロントラインは先生の指導で辞めました。

よく病院にかかる長女

病院代は地域や病院によって全然違います。爪切り1つでも500円だったり1,000円だったり。引越しするときも動物病院が近くにあるかは大切な基準です。

おもちゃ・特別出費・おやつ

このへんはまぁ安めですね。ねこじゃらしなんかは、高いのより300〜400円くらいのテッパンなやつの方が食いつきがいいです。特別出費は夏/冬の季節グッズです。今年はねここたつ布団を自作したのでその素材代だけ。2021年はねここたつ本体を買ったりひんやりグッズを買ったりで2万円越えていました。
おやつのちゅーるは安いので大した金額にはなりません。

作ったこたつと全く同じ色だった次女

このほかにかかっているお金

ここには出ていませんが、かかるお金はたくさんあります。例えば外出するときはエアコンは付けっぱなしです。一人暮らしですが、値上げ前でも冬場は1万円を越えることも。また、ねこはよく吐くのでティッシュや袋はたくさん消費しますし、大きな布ものの洗濯もよくするので水を使います。
住居も、ねこが飼える家は家賃が高かったり敷金がプラスnヶ月分となったりします。広さも必要ですしね。入居の初期費用だけで60万くらいかかったこともあります。もちろんトイレやキャットタワー 、ケージなど引越しの荷物もなかなか多いです。
『一緒に暮らす』とは、こういうことなんですね。

毎年必ずかかるワクチン代

年に一度、3種混合ワクチンを打ちます。その費用がだいたい1回5,000円。診察と合わせるとうちの病院では2猫で1万6,000円です。
夏シーズンはフィラリア予防の薬(フロントライン等)を月1で打つ方も多いですが、我が家は信頼できる先生に、寿命を縮める可能性があると言われたので辞めました。(室内飼いならば原則不要)

この年以外にかかるお金

2022年でふたりは7歳と5歳。人間で言うと40代と30代くらいでしょうか。
一緒に暮らし始めたころは生後2-3ヶ月。子猫ワクチンを3回くらい打ったり、6ヶ月ごろになると去勢/避妊手術(2〜4万円)も必要です。また、歳をとってきたら毎年の健康診断もやる方が多いです。老後はまだ経験していませんが、多くのねこは腎臓の病気にかかります。また介護にはもっと時間とお金を費やすと思います。なるべく長く一緒にいたいですね。

ねことしあわせに暮らすために

いきなりですが、わたしは某ペットショップのCMがだいきらいです。ペットは無性の愛をくれるわけではありませんし、癒しを提供する係ではありません。
人間の都合で暮らす場所や暮らす人を決められてしまうからこそ、我が家に来たからには幸せに暮らしてほしいと思っています。無性の愛を尽くすのは人間側でなければいけません。引っ掻かれようが、だっこを嫌がられようが、お金や時間がかかろうが、指名したのはこちら側です。
でもね、生きているだけでかわいいのでこちら側も楽しく生きていけるわけで、実際に暮らしていると、ねこには感謝の気持ちしかありません。いつか来るその日も、抱きしめてあげたいと思います。

いかがでしたか?(言ってみたかった)

この記事で、ねこにかかる費用のイメージがついたら幸いです。1猫の場合でも、年に10万くらいは最低限かかると思ってよさそうです。
自分の暮らしのスタイルに合わないのに無理して飼うのはおすすめしませんよ。命ですからね。お金に関しては調整すればどうにでもなる、とも思っています。

こんなにお金がかかるなら とためらうか、自分が我慢すれば と立派な下僕になるか、飼う前にしっかり考えてみてくださいね。

追記
サポートいただいたお金は、ねこのカリカリ購入費用に充てさせていただきます!

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