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ベーステ2024年3月号💿付録(ジャケ写/端書き✍️)

4月から、ベーステの放送曜日が金曜にお引越しになりました。心機一転、楽しく聴いて頂きながら、発見もあるような時間を作っていきたいと思います。
さて、ここでは、放送でおかけした音源のジャケットデザインを、幾つかご紹介したいと思います。アーティストの"作品"としての魅力に、それも含まれると考えるからです。
中には、
"このジャケットは見た事あるけど、そう言えば聴いた事は無いな"
そんな場合もあるでしょう。
ジャケットが気に入ったっていいと思います。
音楽という文化を、多面的に愛して頂けたらと思います。

Parklife(1994)/Blur

Parklifeは、イギリスのロックバンドBlurの3rdアルバム。ロンドンなど都市部の若者を中心に発生したブリットポップ・ムーブメントの火付け役となった名盤です。お尻を噛まれてから犬さんが苦手な僕ですが、少し気怠げな日常にマッチしてよく聴きます。

Insignificance(2001)/Jim O'Rourke

ジム・オルークの存在を知ったのは、くるりのアルバム"図鑑"にプロデューサーとしてクレジットされていたから。その数ヶ月後、散歩中に見つけた中古CD店に入るとサイン色紙が飾ってあり、思わず店主に尋ねると「オルークさんは京都に住んでるから。来たときにサイン貰った」と教えられた。たまたま棚にはこの"インシグニフィカンス"があり、友沢ミミヨさんの絵も可愛く(友人だそうです)、帰って聴いたら素晴らしかった・・という、そんな良き日を思い出します。

POP POP(1991)/Rickie Lee Jones

アメリカのシンガーソングライター、リッキー・リー・ジョーンズが映画主題歌からジミヘンまで多岐に亘るチョイスで歌ったカバーアルバム。ダンサブルで可愛いジャケットだけど、内容はベテランJAZZミュージシャンによる精緻な演奏が指使いまで聴こえる高音質で収められ、それをバックに自由でアクセントの効いた歌声が朗々と響く。暑い日には冷まし、寒い日には温めてくれる、そんな印象を受ける一枚です。

The Mix(1991)/Kraftwerk

Computer loveはクラフト・ワークのアルバム"Computer world(1981)"収録のオリジナルではなく"The Mix(1991)"の新しいアレンジのものを放送しました。FUJI ROCK FESTIVAL2024への出演も決定してるけど、仕事を放り出してまで観に行く元気はないなぁ。ちなみに『伊集院光 深夜の馬鹿力』エンディングでよくかかっていたのは「The Man Machine」。

Success hasn't spoiled me yet(1982)/Rick Springfield

まさかの犬さんジャケット2枚目(笑)この子たちは可愛いね。安心します。
そう、あの日僕らはスタンド・バイ・ミーの様な旅をしていた。誰かがちょっかいをかけて、犬さんが怒ったのだろう。みんな身軽で、金網を驚くべきスピードで登ったんだ。そう、僕以外はね。でも今の僕にはクルマがある。ここからは、ドライブしながら聴きたい曲を2つ選びました。夏がいいな。すぐそこだ。

The Nightfly(1982)/Donald Fagen

すごく有名なジャケデザインで、色んな人がパロディしています。中身ももちろん良い。RockBarにいる50代のおじさんを口説きたいときは是非話題の切り口にしてほしい。来日公演があれば、仕事を早上がりして、観に行きたいミュージシャンです。

Something,Anything(1972)/Todd Rundgren

初めて入手して聴いたときは「え?一回の作品に、良い曲入れすぎじゃない?」と、脳がバグった。しかも二枚組で、もちろん一枚はカラオケ盤とかじゃ無いんだよ?(当たり前)
今回は、前の曲からの流れで"Hello It's Me"にしましたが、どの曲も好きです。

"CHEF"Soundtrack
"漢たちの挽歌"Soundtrack

好きな映画から二曲、選びました。
"CHEF"は、映画"アイアンマン"の監督ジョン・ファヴロー氏が監督、脚本、製作、主演を務めたコメディドラマです。人情味とギャグに満ちた愛すべき作品なのですが、特筆すべきは料理が実に美味そうに映像に載せてあることです。「どんだけ良いカメラ使とんねん!」とヨダレを拭いながら思う事でしょう。もちろん音楽もシーンに適した運用がなされ、本作を生き生きとさせる重要な役割を担っています。
"挽歌"は、後に"フェイス/オフ"や"ミッション:インポッシブル2"などのハリウッド作品でも監督を務めるジョン・ウー氏の出世作で、当時コメディやカンフーが主流だった香港映画界に「香港ノワール」と呼ばれる新しい流れを作った記念碑的な作品です。激しいガンアクションも本作の魅力ですが、ストーリー、登場人物のキャラクターや、それらが紡ぎ出す友情や愛憎は、清々しく、気高く、花火の様な美しさと儚さをもち、圧倒的に・・尊い・・のです。メインテーマは頭から離れません。是非観て下さいね。

New Boots and Panties!!(1977)/Ian Dury

こういうジャケも「美味しそ〜」って思わずヨダレ垂れるヤツです。これでいい音楽が入って無かったらヒドイです!!もちろん本作は最高ですよ。気付けの一杯になります。YouTubeに動画が上がっていたりしますから、一緒に一杯やりましょう。

Dub Dem Silly(1993)"/Janet Kay,Dennis Bovell

さあ、エンディング何にしようって、やはり夢見るように微睡むように終わっていきたいなぁって思いました。レゲエはジャマイカ(及び周辺)で生まれましたが、その後イギリスで独自の進化を遂げたUKレゲエ、UKダブも僕は大好きです。ジャマイカのレゲエらしさ、がしっかり残りつつ、モダンなんです。今夜はこれでおやすみなさい。

'74 JAILBREAK(1984)/AC⚡️DC

と、すやすやした所をガツーンとギターで叩き起こすのがアンコールです!時間が余ったからですね。これはいいジャケです。AC/DCを知らないヤングもティーンもジャケ買いでしょう。EPなので5曲入りですが、いい音してます。見つけたらレジに連れて行ってあげてください(救出)。

ADちゃいかのベーステ『お部屋BGM🪑』では、僕のお部屋にあるコレクションを気ままに流しています。なので折角フィジカルがあるのだから、こうして共有していきたいと思います。コーヒーや紅茶を用意して、また遊びに来て下さいね。3月号でしたー。

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