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アメリカ、シアトルでの結婚式

2019年10月にアメリカのシアトルで結婚式をしました!いまさらですが、コロナあけで海外挙式を希望している勢への参考になれば&自分の備忘録でnoteまとめます。

どんな式だったの?

2019年10月6日にアメリカシアトル郊外にあるSailish Lodge & Spa(セイリッシュホテル)にて開催。日本からの親兄弟、友人ら21名+ホストブラザーカップルを招待したアットホームな式でした。

▼開催場所のセイリッシュホテルはシアトル郊外の観光名所!滝の上にあるホテル。

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▼式の流れとしてはテラスエリアで人前式したり(日本に靴とスーツのズボン忘れたお茶目なパパン)

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▼結婚証明書(自作)をみんなの前で署名したり

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▼外で写真撮影や談笑したり

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▼走りまわったり

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▼室内戻って美味しいご飯食べながら談笑したり

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▼友達や家族から温かい言葉もらったり

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▼ダンスフロアでみんなで輪になってマイムマイムしたりする会でした(母が踊ってる姿見るのは生涯でこの1度だけだと思う)

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▼ちなみに結婚式後は友人とアフターパーティーして

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▼翌日からは家族でシアトル観光

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▼家族が帰った後はハネムーン兼ねてニューヨークに遊びに行きました(ウェディングドレス持ってたので着て街中あるいた。道ゆく人みんなに祝われたw)

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シアトル挙式を決めた経緯

自分たちの条件がハマった場所がシアトルだった。という感じです。

まず形式的な結婚式するつもりなかった(馴れ初めムービーとかファーストバイトとか両親下座とか自分がやる側になった途端、参加してもらうの申し訳ない気持ちになった。。)のと、やるなら家族への感謝を示せる会出席する全員が楽しめる会にしたかったのでパートナーと、とことん話しました。

正直、結婚式をしない方向で議論は進んでいたのですが、友人の結婚式に参加したのをきっかけに旅行気分で和気あいあいとした会なら良さそうだな。と思い始め、ふとパートナーから「シアトルでやるとかは?」ってアイディアがでて、それだーーーー!って即決しました。

というのも私にとってシアトルは10年弱前に留学した場所で、人生を変えてくれたアナザースカイ的な場所。パートナーや家族、友人に来てもらえる機会が作れるなら最高🙌って思ったのです。それに海外なら日本形式の結婚式しなくていいし、結婚式はきっかけであとはみんな勝手に旅行して楽しんでくれ〜!って気持ちになれたのです。

準備

結婚式は仲介業者など一切頼まず、自分たちで場所選定から会場装飾、スケジュール調整など日本から進めました。ちなみにパートナーはシアトル行ったことなかったので土地勘ない中での結婚式準備の幕開けでした。

■会場選定と予算感確認
進め方としてはまず会場選定と予算感確認。インスタで「#Seattleweddings」と検索して良さそうな会場ピックアップと並行して、ヒルトンホテルとか有名どころに見積もりを出してもらいました。ここで驚き!ヒルトンホテル東京で結婚式した友人は見積もり800万くらいだったそうなのですが、シアトルダウンタウンは約40万だった。というのも日本は会場装飾など全て含んだ金額提示だったけれど、シアトルでは会場代だけ。 スタッフ1名つけると●●ドル的な感じで追加方式だったのです。この事実は予想外に予算抑えられそうで嬉しかったです。ただ、相当自分たちで手を入れないと結婚式風の会場はできないし、わざわざ海外でやるのだからその土地でしか味わえない空気を会場に取り入れたく有名ホテルはやめました。そして、インスタで探しに探していきついたのが滝の横にある自然豊かなセイリッシュホテルでした。(余談ですがセイリッシュに決める前、ワイナリーや倉庫の一部での結婚式を考えたけれど、どちらも国外からの手続きができず断念しました)

▼当時のインスタで保存していた画像軍。緑の塩梅いい自然豊かな感じがシアトルぽくてこういう結婚式いいなと方向性が定まっていった

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■ホテルとのやりとり
まずはセイリッシュホテルへ開催希望時期を伝え見積もりをとりました。この際、セイリッシュからは場所代とオプションの料金表(フード&ドリンク、機器材、カラトリーやテントなど)が届きました。地産地消でフルオーガニック、ビオワインやクラフトビールなど料理への並々ならぬ愛情とこだわりが伝わってきて、そしてなにより文面からも気さくさが伝わってきてここが運命の場所だ!と開催場所を決定しました。ただ、興奮して早く予約を取りたいと気持ちは高まるものの、仮押さえの前金が国外クレジットカードでは払えず苦戦しました。結果として、みずほ銀行で小切手を発行してもらい郵送するという強硬手段に。このあたりの苦労はパートナーのブログに書かれているのでご覧あれ。

あと、びっくりしたのは仮押さえしてから何もホテル側から連絡がないことw 聞くと答えてくれるので疑問が上がるごとに毎回メール連絡しました。文化的にそれが当たり前らしい。

もう一つびっくりしたのは、手配は全て自分で!ということ。例えば、会場の装飾はどうすればいいか相談したら「ホテルの近くのプリティーな花屋紹介するわ」とか、神父さんいるの?髪の毛どうすりゃいいん?って聞いても「私たちの最高な隣人を紹介するわ」ってインスタグラムのURLが送られてくるw あれ?自分で手配するの?というか。ホテルってこんな気さくだっけ。って逆に不安になりました。

■家族の旅程作成とホテル・飛行機手配
会場とのやりとりと並行して、結婚式前後の自分たちと家族のタイムスケジュール作成も行いました。正直これが一番大変だった。特に家族は、結婚式後に一緒に観光もしたかったので1週間ほどのお休みをとって欲しいと依頼したものの、両家ともに海外旅行に慣れているわけではないので全ての宿泊先や飛行機、送迎を手配する必要がありました。あと友人も遠路はるばるきてくれるのだから前日と当日の宿泊場所は私たちが手配したい!とおもったのだけど、どこまで私たちが用意すべきかの判断が難しかったです

そして、パートナーともプチトラブル。責任感が強くしっかりもののパートナーは、この時点ではまだシアトルに行ったことがなく、どこにホテルを取ればいいのかとか、どんな観光を案内すればいいのかなど手探り状態で不安でした。なのに、住んでいたことのある私の記憶が曖昧で頼りにならず手配関連をパートナーに丸投げしていたのです。当然、不安爆発。お互いのギャップを埋めるためにも、挙式前に2人で下見旅行にいくことにしました。

■下見旅行
下見は5月(挙式の5ヶ月前)にいきました。その際、セイリッシュと装飾を依頼した花屋、カメラマンを依頼したホストブラザーにあうこと、家族と回る可能性がある観光スポットをめぐることをしました。この下見旅行で一気に結婚式の解像度があがったし、支払い関連を現地で進められたのがだいぶ工数削減につながりました。

▼会場下見。当日はここにテントを張って人前式できる仕様に。あと夜はダンスフロアにもなった

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▼会場はそもそもが雰囲気でてたので、花を自分たちで手配しただけ

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■友人へのアナウンス
5月以降は友人とのやりとりも開始しました。遠路はるばるきてくれる愛すべき友人たち。一人一人抜け漏れないやりとりできる気がしなかったので、Facebookグループを作り参加できるメンバーへの全体アナウンス経路を作っておきました。ちなみに招待状は送らず、ご祝儀はなく、お車代(飛行機代)はご自身負担にして通常の結婚式っぽいものは割愛しました。

■挙式協力依頼
パートナーとわたしは当日は動けないので、司会進行や家族のフォローは友人2名にお願いしました。

▼この2人の協力がなければ結婚式できなかった。タイムラインを一緒に作るところから、当日の司会も機材PAも会場誘導もマルチに活躍してくれてほんと感謝感激でした

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▼余談ですがアメリカでは細かいタイムスケジュール引かないようでホテルに相談しても「なにをいってるの?」という感じで全然話通じなかったです。故にホテルスタッフに司会進行依頼は難しいと判断。また、タイムスケジュールなしって結婚式でなにしてるの?って聞いたら「ダンス」と一言。そういう文化か〜ってことで私たちも染まるべくダンスフロアをオプションでつけて踊りましたw

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■荷造り
下見に行った際、現地で用意してもらえるものは大体わかったので不足するものを日本から持っていきました。といってもドレスなど衣装類、全員の胸へつけるコサージュ(母手作りの造花)、結婚証明書、ウェルカムボード(義姉手作り)、テーブルに置く名前カード、使い捨てカメラくらい。なので約3週間分の自分たちの荷物含めてもスーツケース2つで足りました。

他にも装飾品づくりとか細かなことは色々あったけれど概ねの準備は以上です。

ざっくり費用感

ざっくりざっくりですが会場と装飾、食事、あと友人の1泊分と家族の4泊5日分ホテル、あとは私たちの滞在諸経費で300万くらい。仲介業者使わなかった(というかいいサービス見つからなかった)分、お得に。あと宿泊はAirbnbVrboを利用してみんなでわいわい一軒家に滞在してもらえるようにして1部屋ごとの予約工数を削減したのが結果、費用も抑えられたのかもと。

▼友人宿泊用の家はVrboで予約。外国人が結婚式後に泊まる=騒がれるって思われて数件予約NGになってハラハラしたけど無事素敵な場所で決まった

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▼観光の日は両家を一軒家で滞在させるという荒技。1Fをパートナー一家、地下フロアを我が家で水回りが分かれている物件をチョイス。観光スケジュールとか当日柔軟に相談できたし、両家での交流は今まで顔合わせくらいしかなかったので、結婚式を機に距離が近づいてよかった

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結婚式を経て思うこと

結論、我々はやってよかった!

■家族が楽しんでくれた
日頃離れて暮らしている両家両親兄弟は、結婚式でパートナーや友人と楽しく暮らしている様子がわかって安心したといってくれました。また何十年ぶりかの家族旅行はいい思い出になったようで帰省するごとに「あの結婚式は楽しかった。」と声かけてくれてます。姪っ子は初飛行機&海外旅行でしたが、現地でうさぎを「ラビット」といえたことが嬉しかったそうで保育園で友だちとシアトルごっこ(日本語と英語を言い合う遊びらしい)をしていたそうです。

■友達同士が仲良くなってくれた
実現できたのは友のおかげです。参列者同士は全員顔見知りではなかったにもかかわらず、式の間やアフターパーティー、果ては結婚式後の各自の旅行中も交流をしてくれていたようで友だち同士の輪が広がってよかったです。(心残りはシアトル遠くて来れなかった親友もいたので、オンライン接続とかすればよかったな〜って今更ながらちょっと思っています。今後開催する人はご参考に)

■夫婦の成功体験になった!
私は留学に10年前に一度行った程度、パートナーは留学経験すらないレベルでしたが、海外挙式を1から自分たちで実現することができた。検索や現地やりとりはもちろん英語だったけれど都度単語調べたり、わからないことは担当者に聞いたりして進めた。やったことないことでも2人で協力しながら実現できたというかけがいのない成功体験は、夢物語だった海外移住もできるかもという自信につながっていまの人生設計の基軸になっている。「自分たちなら乗り越えれる」という相棒感が高まった。

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以上。結婚式はしなくてもいいし、慣習に囚われず自分たちらしくやるのもいい。備忘録的にnote公開しますが、準備や費用感、やるやらないで情報収集している人がいれば参考になればと思います〜!

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