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想像力が作る物語 -【観る絵本】『Hello, Mister』最終話

ご挨拶

こんにちは!

僕は自主制作で動画で観る絵本を作っています。

このnoteでは自主制作「観る絵本」の『Hello, Mister』について色々と書かせていただこうと思っています。

お話も考えたいし、絵も描いてみたいし、音楽も作りたい自分が全部やってみようと始めたものです。

伝えたいことの背景や気にした・工夫したポイントなど、思うことをひたすら正直に書こうと思います。よろしくお願いします。

これを作り始めようと思った話を下の記事に書いているのでこの記事がはじめましての方はぜひこちらもご覧いただけると嬉しいです。

今日、4月24日は「Hello, Mister 第4話 夢を紡ぐ場所」を更新しました。

今回はこれについての記事を書いてみようと思います。
まだの方は是非見てみてください!

最終話のテーマ

今回は「夢」です。

今までは「愛」を噛み砕いて「友情」だったり「家族」だったり「惜別」だったりのテーマに落とし込みましたが、最終話は「愛」ではありません。

「夢」というとざっくりなんですけど「次へつなげるお話にしよう」と作ったのが最終話です。

正直自分がお話を書く時、最初に世界観やキャラクターをしっかりと作った後に「その人達だったらこういう時どういう事を言うだろう」「どういう判断をするだろう」と想像しまくってお話を書くんですけど、僕は最終的に主人公のフィズになって考えた時「きっとフィズは未来の子どもたちや町に住む人々を第一に考えるだろう」と思ったわけです。

本当はもっと町全体を取り巻くようなドラマチックなお話にしようと考えたときもあったんですけど、それを読み返してみたら結局このお話で何を伝えたいのかよくわかんなくなっちゃったんですよね。

それで、リドが夢を追う姿でお話を終わらせようとフォカースするポイントを絞ってみました。

想像力で作る物語にしたかった

もしかしたら最終話を見た人は「手紙の中身は!?」って思った方がいらっしゃったかもしれません。

僕の中では手紙の中身は最初から書くつもりはありませんでした。
ここで一番伝えたかったのはフィズが手紙を書くときに言葉にしている気持ちです。

どういう背景で書かれた手紙を託したのかということが一番大切だったので、その上で手紙の内容まで作ってしまうとその部分が埋もれてしまうと思ったんですよね。

「きっと今までのお話と手紙がきっかけでリドに夢を抱かせたんだな」と思わせられれば良いなと思っていました。

上に貼った一番最初に書いた記事でもお伝えしたとおり「観る人の想像力」を使うようなものにしてみたかったので、こういう表現に着地しました。

脚本も音楽も絵も全部やってみて思ったこと

大変でした!笑

当たり前なんですけど、とにかく完成までの工程が多いので、気が遠くなるような作業がたくさんありましたね。

絵を書くにも正直自分は何もかも初心者だったので、それぞれの絵の書き方とか構図とか全部一から勉強していたので、必要な絵を全て書くだけでも正直途方に暮れる作業でしたし、お話もいざ書いてみると色々と辻褄が合わなかったり、そもそもこの話面白いんか!と迷走したりで、絵を書き始めるまででまあまあ時間がかかってしまいました。

でも、シンプルに思うことは、やはりやってよかったなと思います。
自分のやれることの範囲がぐっと広がった感じもしますし、何より他の誰かと何かをするときに考えれる想像力が格段に広がったと思います。いざとなったら自分で作れるというのはかなり大きいと思います。

それに

次のお話はこういうのにしようとか
ここはこういう画角見せようとか
ここの和音はこうしてみようとか

ワクワクするトリガーみたいなものが一気に増えた気がします。

自分は昔からいわゆる器用貧乏というやつでした。

好奇心旺盛な器用貧乏って本当に厄介で、何でも自分で作ろうとするし、何でもチャレンジしてみては挫折して本当に広く浅く、中途半端な人間が生まれるんですよね。

ただ今回のこの制作において「でっきこない」をやめるというルールを課してやった結果、その中途半端な人間が少しだけ成長できたと思えました。

次の作品について

今後も観る絵本作っていく予定です!

あとは、やりたいこととしてHello,Misterの絵にする前の原作をnoteで公開していくのと、次なる作品を制作していくことです。

次なるお話というのは今回の「Hello,Mister」より前に作っていたお話です。

今回はすべて一人でやるのではなく、周りのクリエイターの力を借りて作りたいと思っています。

次のお話の主人公のキャラクターはこちらです。

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ここまで見ていただいた皆様。たまたま覗いたよという方。これから見て下さる方々もこれから是非よろしくおねがいします。

また、読んでくださってありがとうございました。

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