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Fleabagというドラマ - 最近何をしたか 10/14 - 10/21

Fleabagというテレビドラマが大好きだ。BBC制作の短めの海外ドラマでタイトルは主人公の名前。人にも勧めたりするけどとても評判が悪い。下品で下品で下品で、訳が分からないとか、そんな感じみたい。でも下品で無茶苦茶で何もうまくいかない主人公だけど、愛すべき破天荒さや淋しさやもの悲しさがある。取り巻く人間もそれぞれ荒唐無稽だけど、とても個性的で深い肯定感があるように思える。自分の回りにはそんなことはないけれど、キャラクターの突き抜けた自分というのは自分におびえているような気すらする自分には眩しい。そう、そんなことを考える時はFleabagのテーマ曲で震えて飛び上がって進もう。


流れ星

筒美京平さんが亡くなられた。筒美さんの膨大な、長年にわたるヒット曲。それらを、自分が知っている曲だけでも聞いていると、なぜかその歌手のスターという面が際立つように思う。筒美京平という人の曲は同じだけど、どの曲も違い、どの曲も歌手そのものの曲、そんな感じだ。例えるとスターの光をより光らせる原子や素粒子のような。しかしそれはとても大きな存在。宇宙そのものというようなものかもしれない。その曲も歌も永遠に残るだろう。それはスターだけではなく、それをとりまくダークマターのような個々人の心を、ずっとずっと満たしてくれる存在。

記憶と存在

そこにはそれがあった。そして記憶に残っている。いろいろな面でいろいろな見え方をしてそこに、ああそうだ、今もそこにある。少しずつ変わっていて何も変わらない。しかしいつかは失うだろう。そこに残るものは?そこに残る赤い証は結局どす黒く変わらない。何かを気づかせる役割でそのものを指す指針。だからここにいて。


暗い部屋には激しい鼓動を

そして近藤等則さん、赤い公園の津野米咲さんが相次いで亡くなられた。その時、近藤等則さんに出会い、ジャズでもフュージョンでもない凄いトランペット、すごい曲、すごい人で、ハマってた。ヘビロテで聞いていたのは一時期といえば一時期だけど、自分を作る一つの要素であるのを自認している。赤い公園の津野米咲さんはとても印象的な歌詞、クレイジーな雰囲気もありギターがギュンギュンしてる。赤い公園の曲のほとんどは彼女で、それが牽引してバンドを作っているのかなとも思った。お二人の曲もバンドも歌もまた永遠に残る。聞き続けるよ。


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