就活アウトロー 企業セッション

2日間続けて企業セッションがありました。この企業セッションを通じて我々参加者は主催者納富の狙いを見せつけられました。

私達、参加者は2日間で合計14社とマッチングさせられた訳ですがこの内大半がITベンチャーでした。企業規模は様々です。博士課程出身者を中心に採用するITベンチャー、下流工程を中心にプログラマーを求めるウェブ制作会社、ただのプログラミング集団。企業セッションに来てくださった企業は本当に様々です。ただ1つITベンチャーばかりという点を除けば。本当にITベンチャーばかりが優秀だがコミュ力に問題がある理系人材を求めて求人に来たと言った感じです。

このブログの読者は就活アウトローに来るような奴なんて社会の中で負け組だろと思っているかもしれませんがそんな事はありません。正直、就活アウトローに参加している人間の多くはメチャクチャ優秀です。学歴で言えばMARCH以上、TOEIC900点以上を取得している人間も全然珍しくありません。むしろそれくらい普通です。(正直この文章の書き手の私もそうです)そういった人材。中でも理系の院卒者を中心に(安い賃金で)雇おうと思った企業が集まったのが今回の就活アウトローの企業セッションでした。他の回に参加したことがないので他の回にどんな企業が現れたのかはしりません。ただし、今回の企業セッションに限って言えばスキルがある理系人材(理数科や工学部出身者)をピンポイントで求めているような企業が多かったように思います。そして、恐らく毎回就活アウトローに一定数参加しているであろう優秀な理系人材とITベンチャーをマッチングさせることが主催者納富の狙いだったんだと思います。何故なら主催者、納富は企業とアウトロー参加者をマッチングさせることで金がもらえるからです。人間、働く以上金はほしい。その為には一番確率が高いであろう高学歴理系人材と企業とのマッチングを設定する。主催者納富の汚い一面を垣間見た瞬間でした。

そして、今回の就活アウトローを通じて私は感じたことがあります。人間の人生は一瞬で変わるということです。就活アウトローに参加している多くの参加者を見て私はかつての自分を見ているように感じました。私は、桐野夏生の「グロテスク」や見城徹の「読書という荒野」を読んで人生が変わりました。それまで理解できなかった自己分析や他人への熱狂の伝え方が読書を通じて理解できました。ただし、そういう人間は就活アウトローにはほとんどいません。就活アウトローの参加者にこの話をしてもウザがられるだけでした。主催者納富でさえもそうです。私が「CAに入社しようか考えている、AbemaTVを作ろうと思う」と伝えた所、主催者納富にはCAの新卒社員の待遇を聞かれた後に「テレ朝の社員はその3倍くらい給料もらってるけどな」と言われました。その発言を聞いたときにコイツ全然わかってねーな。と私は思いました。少なくともCAに入社すれば裁量権は持てる。時間給は低いし激務かもしれない。ただし、自分の企画を形にできる。その時点で制作会社の社員とは全く違います。正直、自分の企画が形になる時点で私は最高です。制作会社の労働環境である裁量権なし、薄給、激務に私は耐えることはできません。そうではない時点でCAは私にとっては素晴らしい職場です。勿論、ここまでの記述も私という人間を通してみた社会であったり就活アウトローという場への感想です。当然、私というバイアスを通じて読者の皆さんは就活アウトローという場を知ることになっています。だから、この記述を通じて就活アウトローメチャクチャだなと感じた人もいるかも知れません。ただし、それなりの企業を受けて最終面接までは残るような人間からみた就活アウトローの実態は今まで私が書いたとおりです。この文章を読んで参加したいと思うかどうかは皆さん次第です。正直、私は有意義な時間になったかと聞かれると疑問符が付きます。ただし、友達が出来たのは良かったです。そして、一つ言いたいのは就活アウトローには多くの高学歴者が参加しています。だから、「俺は違う」と思わずに参加しようか迷っている人は参加すればいいと思います。きっと何かは得られます。以上です。敬礼、ディスミース。

カップル情報が気になっている人に向けて発信すれば、カップルの仲やセフレ関係者の仲を引き裂こうとするものが会には現れました。そして私は目の前でそれを見せつけられ辛かったです。そんなことをして自分の人生が変わるわけでもないのに悪意を他人にぶつけている人間を見て私は胸が苦しくなりました。恐らく彼女なりの自己防衛なのでしょうがそれをやっている本人が人生の泥沼にハマっていることに気がついていない所がまさに就活アウトローでした。参加する方はその辺を心得た上で参加してください。応援しています。頑張れ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?