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市の広報をみて思うところ【育休27日目】

市の広報で市の人口の転出超過が示されていた。
特に若年層(おそらく高校卒業後の就学や就職にともなう市外への転居)のグラフが下(転出側)に伸びていた。

そこで思い出したのが昨日の公園での風景だった。
小3長女(友人と話したり走ったり)、小1長男(同級生に誘われ野球)、年中次男(たまたま合流したクラスメイトと駆け回りじゃれ回る)と訪れた。
多くのこども保護者が集まっていた。
さらに中学生も10人弱おり、高学年の男の子たちとサッカーをしていた。
そこそこの強度でやっているので、幼児が駆け回っている脇で危険だという見方もあるだろう。

これだけ多年齢の集団が入り混じっていると、子どもたちは意識・無意識に互いに配慮するので大きな事故がなんとなく避けられている印象がある。
それでも、なぜ中学生がこのコンパクトな公園でサッカーをしているのかというところにフォーカスする必要があるのではないだろうか。

自治体では地域の公園や「こどもの家」をはじめとした小学生向けのスペースはあるが、中高生向けの場所が見当たらない。
ただ公園があればそこを利用するというものでもない年齢だろうが、「中高生向け」を企図した場所がまちに存在しないから、まちで中高生を見かけないのではないかと問いが浮かぶ。彼らはどこにいるのだろうか。
そして、翻せば「まち」の側が中高生を「ないもの」として扱ってしまうと彼らはまちを出ていくしかない。

先の広報では観光に力点を置くことで若年層が事業を興す起点になるという論点が示されていたが、その前段階として「このまちで生きる」と思うことがなければわざわざここで起業する必要がない。
まず、若者たちが「ないもの」として扱われない、高校を卒業したら「出て行ってしまうもの」が基準ではない、そういうマインドにする必要があるのじゃないかなと。
ああまたいつもの調子になってしまった。

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