カナイケンタロウ

中学校理科教諭 | 4児の父 R6.4〜育児休業 |『学び合い』直江津の会 主宰 | …

カナイケンタロウ

中学校理科教諭 | 4児の父 R6.4〜育児休業 |『学び合い』直江津の会 主宰 | R5 ゆめパのじかん上映会 西野博之さん講演会 主催

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まずは自己紹介の記事

毎日発信して記事が雑多になったのでまとめがてら考えていること、やっていることを整理しました。 ※随時追加してまいります。 現在の立場・公立中学校理科教諭(R6年4月から育児休業) 資格など ・教員免許(中専理・技、高専理・工・情) ・日商簿記3級 ・FP3級 ・日本スポーツ協会公認バレーボールコーチ 考えていること地元社会の未来が持続可能なものになるために 地方都市が今後発展していくためには教育環境をはじめとした多様さが必要ではないかと考えています。 特に教育環境の

    • 鰊【育休31日目】

      5月に入ったこの1ヶ月の集大成のような1日だった。 朝市朝市で魚屋さんに聞いて買ったニシンの三五八漬けを焼いた。 「食べ応えあるよ」の言葉通り、脂もよく乗っており身が詰まっていた。 どういうわけか我が家の子どもたちは肉よりも焼き魚の方が進むので、今日も大変ニシンが好評だった。 旬なものを専門の人に聞いて買うのに尽きる。 対話家族会議4回目を行った。 それぞれ話したいことがあるときは「今日家族会議やろう」と切り出してくる。 みんなで話して決める、というスタンスが出来上がりつ

      • 【本】ルポ 森のようちえん SDGs時代の子育てスタイル

        おおたとしまさ著「ルポ森のようちえん」を読みました。 各地にある森のようちえんを訪れ、そのレポートをもとに保育や教育の実際に迫る一冊で、手に取った当初よりも読後感のインパクトがありました。 「森のようちえんって何?」 「森のようちえんに行って小学校に上がってから大丈夫なの?」 「森のようちえんに行けば非認知能力が高まって将来が安泰である」 などの思い浮かぶ問いに色々な人の言葉が応えてくれます。 後段で、著者のおおたさんが「理想の教育があるという幻想を抱くことからボタンの

        • 育休1ヶ月で思うこと【育休30日目】

          今日で育児休業に入って一ヶ月が経った。 ここのところで思うところを記録しておこうと思う。 楽ではないいざ育児休業の身になると、育児や家庭に関わることに専念せねばという気持ちが高まる。 これまでは仕事があるから、とか大学院のことがあるから、とどこかで免罪符を作ってきたことに気づく。 そして、さらに気づいたのはまとまった業務時間や研究の時間がないこと。 自由に動ける時間はあるにはあるが、細切れなので完全に自分だけで使える時間というとあまりまとまっていない。 「ながら」でできるこ

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        • 育休録
          31本
        • 日々
          38本
        • 教育関連施設などを見学した記録
          112本
        • 『学び合い』直江津の会
          22本
        • 教職大学院での学び
          11本
        • こどもや家庭の話
          28本

        記事

          理想のおうち【育休29日目】

          姻戚と集まり、バーベキューコンロを囲む。 その中で、首都圏はココスにスーパーに事欠かないという話題が出て、ふとリンク先の記事を思い出した。 理想を詰め込んだ街とあるが、間違いなく便利ではあるのだろう。 が、便利であるから豊かであるとは限らないし、便利であるから幸せであるとは限らない。 便利さが全てに優先される尺度ではないが、そう妄信してしまうと幹線道路沿いのような代り映えのないまちになる。それはここでやる必要はない。 「隣の人の息遣いが心地よい」という関係が目指すべ

          理想のおうち【育休29日目】

          思い通りにはゆかない【育休28日目】

          新たな環境の4月を経て連休に入り、日々を過ごしていると乳児の末子以外が全く思い通りに行動しない。 最たる例が入浴を引き延ばした挙げ句、眠くなりぐずぐずになる。 その結末は本人が引き受けるほかないのだが、まだ因果が理解できるまで至らない。 そうしているうちに、逆説的に習慣化の強さを感ずることになっている。 日常の全ての行動を意識し、選択し、その責任を自分で受けるというのはあまりに窮屈。 マストなジョブはルーティン化することでウィルパワーをムダにせずにすむし、自動化する

          思い通りにはゆかない【育休28日目】

          市の広報をみて思うところ【育休27日目】

          市の広報で市の人口の転出超過が示されていた。 特に若年層(おそらく高校卒業後の就学や就職にともなう市外への転居)のグラフが下(転出側)に伸びていた。 そこで思い出したのが昨日の公園での風景だった。 小3長女(友人と話したり走ったり)、小1長男(同級生に誘われ野球)、年中次男(たまたま合流したクラスメイトと駆け回りじゃれ回る)と訪れた。 多くのこども保護者が集まっていた。 さらに中学生も10人弱おり、高学年の男の子たちとサッカーをしていた。 そこそこの強度でやっているので、幼

          市の広報をみて思うところ【育休27日目】

          育児「休業」【育休26日目】

          育児休業は制度上「休業」と表現されるから、「ゆっくり休んでください」とか「子どもとじっくり過ごしてくださいね」と声をかけられることが多い。しかし、育児自体は「休業」とは程遠い営みで「休」む時間がないという言説を以前に聞いた。 当時はそんなものかなあと思っていたが、実際にその立場に身を置いてみると「育児休業」の名称と自分の生活の実際とのギャップを感じることになる。 感覚的には働いている(労働している)ときよりも動き続けている。 つまるところ、その立場に身を置いているから体感

          育児「休業」【育休26日目】

          授業参観【育休25日目】

          小学生二人の授業参観。 ちょっと早めに学校に行き、授業前の子どもたちの様子を見る。 小三長女も小一長男もそれぞれ新しい環境で仲間とも大人とも出逢いに恵まれ、和やかな滑り出しを迎えたように感じられた。 それにしても小一男子はみんな汗だくで汗だくで頬が紅潮して午後の授業に臨むのだな。 今日は小一長男の教室中心に参観したが、保護者仲間に小学校来の友人がおり、子どもを眺めながらしばらく話した。 これが参観に来る親同士が話す心理なのだなと理解する。 そして建具屋を営む友人に

          授業参観【育休25日目】

          子ども大会【育休24日目】

          近隣のお寺で花まつりの「子ども大会」が催された。 何やらコロナ前以来の5年ぶりということで、主催側もどのように開催すべきか思案したらしい。 そんな心配が杞憂に終わるくらい多くの子どもが訪れていた。 小学生18名、中学生2名。 お釈迦さまの誕生の紙芝居 短い紙芝居で王子の誕生を聞いた。 若い僧侶が「初めて」「緊張している」「ちゃんと聞いてる?」などの言葉を交えて進める。 小学生の扱いに慣れた教員なら、もっとスムースに進めるのだろうなと思う節はある。 ただ、その隙間に「ほら聞

          子ども大会【育休24日目】

          味噌作り体験

          正善寺工房の味噌作り体験に参加した。 ずうっと味噌作りをやってみたくて、でもタイミングが合わず、ようやく参加したのが何とシーズン最終日で、これまた巡り合わせだなあと感じた。 行動があと一瞬遅れたら出来ずじまいだった。 大量に茹でた大豆を前に、初めましての人生の先輩の方々とおもむろに作業を始める。 名前の交換もせずに共同作業をしながら関係が少しづつできてゆく。 目的が共有されているからそれでよいのだ。 糀、塩、大豆を混ぜて捏ねる作業は手仕事で、温度や手触りを味わうことができ

          多様化【育休23日目】

          スーパーに買い物にゆくと画像のようなポスターが掲示されていた。 この方針によって店員さんたちの風貌がどのように変わってくるのかわからない。 が、学校現場で「社会では通用しないから」と指導できる幅がどんどん狭くなっていくのだろう。 だって社会で通用しているのだもの。 さて、個人的には顔を知っている人から、その人が商品をセレクトした理由を聞きながら、お得に買う、という購買行動にさいきんは趣向が移っている。 それゆえに個人商店や朝市などに足を運んでいるのだが、オールインワ

          多様化【育休23日目】

          家族会議2【育休22日目】

          夕飯を用意していると、小三長女が「今日も家族会議やろう!」 しばらくすると息子も「今日も会議するの?」 どうやら注目されて自分の話をするという機会が興味深かったようだ。 昨日に続いて夕食時に「家族会議」を行う。 1 コンプリメントの交換各人が今日の心が動いた出来事を話し、分かち合う。 ・気になっていた人に連絡が取れて嬉しかった。 ・給食の中華丼が美味しかった。 ・何回もサッカーができたこと、かけっこしたことが楽しかった。 ・連れて行った子どもが周囲に可愛がられていて嬉しかっ

          家族会議2【育休22日目】

          家族会議【育休21日目】

          家族で対話を、と考え、夕食の折に家族会議を始めた。 あえて構成的に会議の場面を設定したらどうなるだろうかと思い試みてみる。 家族の人数も増えてきたので、場を設けることで全員と話ができることもあるので。 1 ルールの確認 話者の話に集中する パスも可 2 コンプリメントの交換 今日の出来事や感じたことについて話したいことや、楽しかったことなどについて話す。 ・業務スーパーに買い物に行って色々探して楽しめた。 ・キャッチボールをしたのが楽しかった。 ・こどもセンターの

          家族会議【育休21日目】

          貯金【育休20日目】

          かつての同僚の先輩の家に一家でお邪魔する。 合計で子どもが9人の大会になった。 そこかしこでさまざまなやりとりがあるのが面白い。 こうした会をより負担感少なくやれることが肝要だと感じる。 そうしている中で、共通の知人に電話してしばし話す。 それぞれがそれなりの深さで関わってきた人だから話に花が咲く。 こういった関係が心地よい。 なんとか勤めていることによって「時折連絡を取ると話せる関係」が醸成される。 これはある意味で「貯金」であるとも思う。 こうした人的「貯金」を運用す

          貯金【育休20日目】

          対話の文化が必要だ【育休19日目】

          徐々に全員が新年度生活に馴染みつつある。 最近は上のこども3人が帰宅後に「こどもの家」に遊びに行くことが多い。 そこまではよいのだが、帰着後に困難が生じる。 すぐにテレビをつけて動かなくなるのだ。 我が家は洗濯機を夕方に回しているので、干す時間を考えると食前に入浴を済ませてしまいたい。 入浴が遅くなった分だけ就寝が遅くなる。 そんなあれこれを考えていると憤りがこみあげてくる。 しかしこちらの都合はこちらの課題、彼らの課題ではない。 とはわかっていても煮え切らないものがある。

          対話の文化が必要だ【育休19日目】