Good Enough
何かに押されるようにこの世に生まれ出でた日と同じように、これからもわたしは、進む道をずっと探しながら、一筋の光明を求めてもがき生きるだろう。
時に何かを成したような気持ちになりつつも実は自分の手が何もつかんでいないことにがっかりしたり、同世代で多くの人に認められ力を発揮する人と引き比べ自分が何者でもなくちっぽけで取るに足りない存在として世にあることに焦燥感を抱いたりしながら、それでも、いつかは終わる生を、与えられた時間の限り生きるんだろう。
何もうまくいかなかった、何ひとつ結果と呼べるものが出せなかった、そんな風に思う人生の終わりだとしても、もがきながらもちゃんと生きたこと、自分なりにがんばってきたこと、それを忘れずに思い返せる自分でありたい。
いつかここから去る時に、自分の背中に「Good Enough.」(これでいいんだ。)そう言える自分でありたい。
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