見出し画像

Au pair ワーホリ カナダ生活93日目 「あっという間の3ヶ月が経った」

遊園地をものすごく楽しむ

 子どもたちと一緒に遊園地に行った。最初、チケットは買わずに入場し、子どもたちの楽しそうな様子を眺めているだけだった。
 でも、子どもが少し大人向けのマシーンに乗りたいらしく、「一緒に乗ろうよ」と何回か誘ってくれたのでチケットを購入した。
 35CADでどのアトラクションも1日乗りたい放題なので、そんなに高くはない。

 この遊園地は夏の間、ケベック州を渡り歩くモバイル遊園地らしい。なので大袈裟なアトラクションはないものの、モバイルとは思えない迫力のあるアトラクションばかりだったし、日本の遊園地ではあまり見たことのないアトラクションだった。

壁に沿って∞の記号のように動くアトラクション。
なんとも言えない浮遊感が薄ら怖いけど、その分楽しいと感じた。
よくてれびテレビでは見たことあったけど、乗ったのは初めて。
2回乗ったけど、どういう感覚がくるか分かっている2回目の方が怖かった。
これがとにかく怖かった。死ぬかと思った。
各一つずつのボックスがぐるんぐるん回るのはもちろん、全体も回るもんだから常に無重力。

 他にも、日本より早くて天井のない観覧車に乗ったり、地面をただぐるぐる回るジェットコースターみたいなやつに乗ったりした。このジェットコースターみたいなやつは遠心力がやばすぎて一緒に乗っていた子どもを押し潰しかけてしまい、必死にふんばっていた結果、首の筋肉痛と腕がアザだらけになるということに。
 グランマや叔父、ホストマザーからは「あなたは席をかわるべきだった」と言われた。have toだったので、結構強い感じで言われてたのかなと思うけど、誰も注意なんてしてくれなかったし、そもそもこの乗り物はじめて乗るんだけれど、と少しだけもやもやとした気持ちになった。
 途中で席変われることも知らなかった。日本だったら、アトラクションに乗っている時にそんなことはできない。
 文化の違いと、自分が知っていることは相手も知っていて当然だというすれ違いからくる、もやっとした気分だった。


3ヶ月経った今、ものすごく日本に帰りたい

 私はグルメ漫画を読むのがとても好きだ。
 美味しいものを食べる時、私はホッとするし幸せを感じる。丁寧に食事をしている人を見ると、素敵な生き方をしているんだろうなと思える。きっと、自分を大切にしている人なんだろう。
 だからグルメ漫画と小説が好き。
 見ていると、日本に帰りたくなる。
 ここで過ごした結果、私の心は十分に回復した。傷ついた心はようやく修復し、日本で起きたたくさんの嫌なことから離れられたように思う。
 私はあのまま日本にいるのではなく、海外に来る必要があったのは確かなことだけれど、心が回復した今、日本と同じような生活をしていて、海外にいる意味は特にないなと感じている。
 少しの暮らしづらさも感じているので、ストレスを抱えてまでここにいる必要はないのではないかと思った。
 違うファミリーのところに行くべきか、ここに留まるべきか、日本に帰るべきか。すごく悩んでいる。
 日本に帰国したら、フリーランス活動を本格的に始めていかなければならない。企業で働きたいかと自分に問うた時、「働きたくないなぁ」と初めて思ったからだ。もう、会社では働きたくないし、私に会社勤めは向いていないんだと、8社経験して感じた。

 ここのファミリーは嫌いではない。子どもはほんとうに可愛いし、他のオペアさんのようにたくさんのルールがあるわけではない。
 今のファミリーは間違いなく、大当たりに違いないのだ。はっきりとそう言えるくらい、今のファミリーは素晴らしい。
 でも、無性に孤独を感じる時がある。
 毎日のように飛び交うフランス語をずっと聞いていると、ポツンとした気持ちになる。英語なら勉強になるしと思うこともできただろうけれど、フランス語を覚えることは私の中で優先事項ではないから、気持ちの切り替え方も難しい。これについては自分が考えなしだったところもあるので、次から気をつけるしかない。

 このままここにいてもお金を貯めることはできるし、日本に帰国したらその分はやくフリーランスに挑戦できるし次に行くデンマークのことを考える時間が増える。違うファミリーを経験すれば、その分カナダへの知見は深まるし、私は色々と感じて考える良い機会になるだろう。
 たぶん、どの選択肢を選んでもなんとかなるんだと思うし、次のステップに対して良いことに繋がると思う。

 私にとって、一番最良なのはなんだろう。
 私はとっても、欲深い。自分にとって、一番良いことを絶対に選びたい。
 お金のことを考えると、思考が停止しかけるから、それがネックだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?