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ワクチンの歴史

今から200年以上前の1796年5月14日、イギリスの医師エドワード・ジェンナーが、搾乳婦の手にできた牛痘(またはワクシニアウイルス)の水疱からの膿を少年に注射したのが、後に証明される現代最初の予防接種でした。
これにより少年は天然痘の予防接種を受け、このウイルスの名前から "ワクチン "という言葉が生まれたそうです。

ジェンナーは天然痘ワクチンを導入し、ワクチンを科学的に研究した最初の医師となりました。
ただし、より過酷な病に対する免疫をつけるために、軽い病を自分に与えるという概念は、16世紀の中国や18世紀初頭のインドにはすでに存在していたそうです。

20世紀に入り科学の進歩とともにワクチンの開発は加速しましたが、20世紀後半にはワクチンをめぐる懐疑論や陰謀論も生まれています。

現代最初のワクチンの対象となった天然痘は撲滅に成功しましたが、ポリオや結核はまだ道半ばです。

以下の表が示すように、ワクチン開発における最大のブレークスルーは、ファイザー/ビオンテックがコロナウイルス用に開発した mRNA ワクチンだそうです。わずか3年前の出来事であることを考えると、今後のワクチン開発は多きな進歩が期待されていると言っていいかもしれません。




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