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フランス、オリンピックを前にデング熱患者が過去最多を記録

2024年パリ・オリンピック開幕を3ヵ月後に控え、フランスは過去最多のデング熱輸入患者を記録したと、保健当局が発表しました。

今年に入ってからフランス全土で1,700件の感染者が出ており、間近に迫ったオリンピックを前に心配の種となっているそうです。

保健局長は「2024年1月1日以来、デング熱の症例がフランス首都圏で1,679件確認されている(前年は131件)。これらの症例は、フランス領アンティル諸島など、ウイルスがイエネコ属の蚊によって媒介される地域に渡航者である。
これは、アンティル諸島、さらに広くラテンアメリカとカリブ海地域で起こっていることの反映であり、そこでは今年の初めからデング熱が前例のないレベルで流行している」と述べました。

この結果、オリンピック開催前にもかかわらず、フランスは首都圏における輸入デング熱患者の記録(2,019人)を更新しました。

欧州疾病予防管理センターによると、これらの症例の大半は良好が続いているグアドループとマルティニークから発生しています。さらに、フランス領ギアナでは、2024年に入ってから7,000人のデング熱患者が確認されています。

保健当局は、「警戒を怠らず、蚊の増殖を抑えるための適切な行動をとる」よう人々に呼びかけています。例えば、淀んだ水を排除し、刺されないようにすることなどです。
ラテンアメリカとカリブ海諸国では、今年これまでに350万人のデング熱患者が発生しており、気候変動による「最悪のデング熱シーズン」を経験することになるだろうと、汎米保健機構(PAHO)は3月末に警告していました。

オリンピックのたびに感染症の問題が報じられます。
東京オリンピック直前に発生したコロナウイルスはもちろん、リオオリンピックでもジカ熱が問題となりました。
今回も、基本は亜熱帯への良好者がフランスに帰国後発症しているケースがほとんどのようですので、オリンピック開催にはあまり問題ないものと思われますが、どうでしょうか。




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