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君は言葉になる

忘れもしない3月31日
確かにあの日、わたしの人生はもう一度始まった

ヨルシカ「月光 再演」
これまでどれだけ応募しても当たらなかったヨルシカのライブ
当選を知った時は、2022年の運を1年分、いや、10年分くらいの運を使い果たしたな、と思った

最初の曲、「夕凪、某、花惑い」
ステージが真っ赤に照らされて、その瞬間自分の心に雷に打たれたような衝撃が走った
どれだけ最近の生活を思い返しても、あんな閃光に目を細めたのはあの日しかなかった
1サビラストの「君は言葉になる」というフレーズがずっとずっと忘れられなくて、ライブの後も何回も何回も聴いた

このライブは「だから僕は音楽を辞めた」と「エルマ」の2つのアルバムの収録曲からなっている
このアルバムが発売された2019年春、わたしは就活真っ只中、電車でふらふらになりながら何度「心に穴が空いた」を聴いただろう
wowakaさんの訃報が同じタイミングくらいに流れてきて、もうダメかもしれんな、、、なんて思った

それでも時は流れて、2022年になってもわたしは生きている
生きていたからこうしてヨルシカに会えた

わたしがヨルシカで1番好きな曲「パレード」を聴けたのも本当に嬉しかった
パレードが好き、と友達に言うと、◯◯らしいね、と言ってもらえることがいつも嬉しかった

ずっと前から思ってたけど
君の指先の中にはたぶん神様が住んでいる
今日、昨日よりずっと前から、
ずっとその昔の昔から。
わかるんだ

ここが本当に大好きで、時を止めたかった
終盤の方だったので、終わらないで、ずっとこの瞬間を繰り返していたいよ、と思った
パレード良かったなあ、きっとこれからもずっと大好きな曲なんだろうな

最後の曲「だから僕は音楽を辞めた」
ラストのsuisさんの叫び、鳥肌が立って涙が出そうになった
怒り悲しみ悔しさ絶望希望、あんなに全ての感情が内包された叫びはきっとsuisさんにしか出せないのだと思う

常に何かを諦めて、仕方ないや、って思って燻っていた人生に雷が落ちて、また忙しなく動き始めたような気がした
このガソリンでどこまで走れるのだろう、それはまだわからないけれど、人生はそんなことの繰り返しなんだと思う

本当はすぐに感想を書きたかったのだけど、書き始めると感情がワーってなってしまって全然書けなくて、2ヶ月も暖めてしまった、、、

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