ajikeのブランドクリエイティブをリニューアルした話

2019年1月15日 18:10

初めまして。ajikeのリードUIデザイナーでマネージャーで長女のふじとです。よろしくお願いします。

昨年、自社のブランドクリエイティブをリニューアルしました。
リニューアルの背景にはブランドステートメントを定義し、今までのクリエイティブと合わなくなったことと、これから社内にも社外にもajikeがどういった会社なのかを伝えていくためのツールとして新しくしていこうということでリニューアルに至りました。。ここでは、リニューアルした道のりを少し振り返っていきたいと思います。

1.リニューアルに至った経緯

2017年、ブランドステートメント【move people.】が新しく生まれました。ブランド・ステートメントとは、一言で言うと「企業（ブランド）が社会や顧客に対して約束すること」です。

詳しくはこちらから→ブランド・ステートメント「move people.」を定めてから、UXデザインの領域が広がった話。 | ajike switch - https://goo.gl/B7HeCa

今までなかったブランドステートメントができたことにより、わたしたちは社会に対してどんな姿勢であるべきか、どんな想いで行なっていくべきかが言葉になりました。
その想いを社内にも社外にも伝わるように、形にしなければという事からクリエイティブを一新することとなりました。

2.変わっていくこと。ajikeの目指すべき方向性

あらためて、クリエイティブを新しくするにあたって「ajikeってどんな会社なんだろうか？」「どんな会社になって行きたいんだろうか？」ということを整理して行きました。

ブランドステートメントができたからといって、今までと何かが180度変わることはありません。
ですがこれまでの知見を活かして、わたしたちのデザイン領域を広げて行きたいと考えています。
今まではアプリやWebサービスなどオンラインを基本にした体験設計をしてきましたが、これからはオンラインに限らず、オフラインを含めた体験のデザインにまで領域を広げています。

3.いろんな言葉からajikeというブランドをイメージしていく

他社からどうみられたいか、ajikeをどう見せたいかなどを具現化していくため、デザインコンセプトを決めイメージに落としていきます。
ブランドステートメントの他にミッションステートメント、創業者が社名に込めた想いなどを参考に下記をデザインコンセプトとキーワードに決めました。

このコンセプトとキーワードを元にイメージを決めていきます。
デザインを構成する要素として下記が主にあります。
・カラー
・タイポグラフィー
・写真
・装飾
・スペース
・質感
・形状　　などなど、、、
主に太字の部分を中心にイメージを固めていきます。

では、試行錯誤した工程を少しお見せします。
カラーリング/タイポグラフィ/写真などを組み合わせて、何通りもののイメージを作成していきました。
黒ベースにするか、白ベースにするか、ajikeの元々のグリーンを生かしつつ、上記のキーワードに当たる色合いなどを決めていきました。

このビジュアルを考えていた時は、行動力や情熱を表現しようとし、ajikeが一歩前に出て引っ張っていく力強いイメージをつけたくて表現しました。
第一印象は、想いは間違ってない気がするけどもっと【クリエイティビティ】感を強くしたい、もっと何かを生み出せそうなイメージにしたいというFBをもらいました。

クリエイティビティとは、どういうことなのかを再度考え直してみました。

クリエイティビティとは
→創造的なこと，創造性，独創力.
創造性とは
→創造的であること。何かの真似ではない、独自の有用な案を生み出すこと。また、その度合い。オリジナリティ。「創造性を育む教育」などのように用いられる。

創造すること、新しく何かを生み出すことは、簡単なイメージではなく、どちらかというと悶々と懇々とした事が積み重なり、何度も振り返り考え続ける中で出てくるものだと思います。
【悶々とした】や【懇々とした】などのキーワードから、グラデーションの表現はイメージにあっているのではというところからと、【move people.】の「人を動かす」「感動させる」を連想して、さらにイメージに落とし込んでみました。