見出し画像

Alien Mind Cafe #2

はんはそこから連日、わたしの店イマジネーションピカスペースにスピーカーを持ちこんで『Alien Mind Cafe』の営業をかけてきた
聞けば聞く程、素晴らしい選曲だった。
Spotifyと言う音楽配信サービスをはんは使用していた
わたしはそれをしていない為、あまりよくわからないがどうやらお互いにプレイリストを共有し合えるらしい
どれ位の人間とこの素晴らしいプレイリスト『Alien Mind Cafe』を共有してるか聞いてみたらたったの3人だった
Spotifyと言うサービス、ここにはんは膨大な時間を割いてきた
Alien Mind Cafeに該当しないがいい曲は、他のプレイリスの『Cafe』や『Goust』などに振り分けられていった
わたしはもっとこのAlien Mind Cafeのプレイリストを広げるべきだと思った。
Alien Mind Cafeとはいったいなんなのか?
連日、時間を共有しだして行きながら構想の話を聞いていた
まずはこの15万円のスピーカーを使用して空間をつくる
そこに軽めのインスタレーションと音源にあわせた酒類などを提供するとの事だった。
店舗では無く仮想の店舗と言う事らしい
あなたが望めばAlien Mind CafeはOPEN致しますみたいな
わたしはこれを聞いて行くうちに、出張料理人の様にすればいいと考えていった。
オファーがあればどこにでもかけつけて上質な空間と音をサービスする
そこにきちんとした値段設定をつければ、ビジネスとして成立できると考えて行った。
まずはAlien Mind Cafeのロゴだろうとそこにお互いの意見があった
ロゴが決まれば看板やSNSに使える
Alien Mind Cafeのロゴは点字の派生系にしたいとの事だった
なぜ点字なのか?はんが言うにはホスピタリティを重要視するとの事だった
目が見えない人達にも伝わるとはんは言った
腹がたつ
ロゴさえ決まればもう1つやりたい事が浮かんだ
意外と服飾にうるさいはんにロゴをそのままTシャツにしてしまおうと言う考えを示した
はんは、毎日同じ格好なのに素材やブランド、形状などにこだわっていた
1枚1万円以上するTシャツなどを着ていた
アウトドア系や今流行りのSDGsに配慮された高単価な服などを身につけていた
毎日、同じ服を身につけているのだが、意外と高単価な服を選んで着ていたのだ
腹がたつ
わたしはファッションに対しても熱く語るはんの話を聞きながら昔の事を思い出していた
今では当たり前に認知されていて模造品も多く出回っているクロックスのサンダル
わたしが20歳位の時に発売されたサンダルだが実は同じ時期に違うブランド、ウォルディーズからも似たようなサンダルが販売されていた
わたしはウォルディーズの真っ赤なサンダルを履いていたのだが、当時は珍しく仙台市内の街中でも履いている人と出会うのも稀だった
ユニクロのフリースと同様に同じデザインで何種類ものカラ―があった
ハイセンスなアーリーアダプター達がカラフルなクロックスを履きだした途端に、
あれよあれよとクロックスは日本全土に広がり、専門店まで作られて行った
同じようなデザインのウォルディーズはクロックスの様に伸びずに淘汰されてしまった
現在、サンダルの中では群を抜いて認知されているデザインではないだろうか
これをAlien Mind CafeのTシャツで出来ないだろうかと考えていた。
友人達の中のインフルエンサーを活用して、いっきにアーリーアダプターの中で台頭して行く
Alien Mind Cafeの具体的な道筋が決まりだしていった
はんは何時も通りにノッタ

続く

※Alien Mind Cafe試聴方法
SpotifyのAppをダウンロードしてもらい検索で「Alien Mind Cafe」と入力する
Alien Mind Cafeのプレイリストにはいってください
ようこそAlien Mind Cafeへ
至極の時間を提供致します
「いいね」してもらうと励みになります

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?