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Alien Mind Cafe #3

連日、Alien Mind Cafeの時間を2人で共有していた
そんな時、大阪に流れてすぐに友人になった日下の兄貴が照明をおとした、怪しい雰囲気のイマジネーションピカスペースにやってきた
「おぉ お前たち相変わらずやってんねー」いつも通りな第一声と共にAlien Mind Cafeの世界をノックした
日下さんは我々の友人たちの中でも「売れっ子」の方だ
いい感じのエスカレーターからひょいと降りてしまったのだが売れっ子は健在である
そこからAlien Mind Cafeの時間を3人で共有しだした
この10年間てよくある事で、この三者三様の漂流物の対話
気仙沼、北海道、大阪、この漂流物達がAlien Mind Cafeの中に流れお約束のように溶け出して行った
去年の年末にいい感じのエスカレーターから降りるタイミングで、日下さんに何かやりたいことはないかと聞いたところ
面白いアイデアを出してきた
それをノリで2人で共有して進めている。
いわゆるピカスペースの変異である
写真集を眺めながらシーシャを吸ってゆっくりすごす場所に変更する方向である。コロナ禍であったが共通事項もある為、合鍵片手に日下さんもピカスペースによく出入りし出してきた。
はんも連日、看板制作などをピカスペースで作業し出した
わたしは新たなピカスペースの為に店舗を改装していた
屋根裏に続く階段の下にAlien Mind Cafe用のブースを制作した
はんには、「ここを自由に使っていいよ」と伝えた
はんは銅板を買ってきて、ハンマーとポンチで点字を銅板に刻んでいった。
何度か失敗を繰り返してようやくAlien Mind Cafeの看板が出来上がった。
わたしは、同時期に別件で淡路島に度々出入りしている。
淡路では無人の餃子屋をやるのだが、その店舗制作でピカスペースを離れていた
その間も、日下さんがピカスペースに来ては、はんにAlien Mind Cafeを注文していた。
確実にAlien Mind Cafeはブラッシュアップされていた。
淡路の合間に進捗具合を確かめたところ
全然進んでいなかった。
構想から既に2ヶ月は経過していた
はんはいつも通りに概念を持ち出してきていた
「はじまったな」わたしはそう思っていた

続く

※Alien Mind Cafe試聴方法
SpotifyのAppをダウンロードしてもらい検索で「Alien Mind Cafe」と入力する
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