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人の夢を応援し、幸せを喜べる人であるために

疲れてくると「カナダ行きたい・・・」という気持ちが湧いてくることが、時々ある。

カナダがホームプレイス(※1)なのか?と言われると分からないけれど、高校1年生の夏に行ったバンクーバーは、私にとって初めての海外体験だったからか、とても印象が強い。

バンクーバー国際空港に降り立った時に感じた、日本ではない香り。
空港から一歩足を踏み出した時の、空の広さ。

郊外にホームステイしていたから、自然が豊かで、ドライブしているとメープルトゥリーのウッディな甘い香りがした。それが嬉しくて、車に乗る時はいつも、窓から顔を出して風をビュンビュン受けていた。子犬のように。

眩しい太陽の光の中、心がふぁ〜っと広がって、「なんて心地よいんだろう!この先、人生で辛いことがあって、生きるのが苦しくなったら、カナダに来たらいいんだ」と思ったことを、今でもハッキリと覚えている。

当然、夏休みが終わって帰国した私は、通っていた私立高校を辞めてカナダに留学したい、と親に訴えた。
私の熱心な訴えに、「そこまで言うなら」と親の心が動きかけたその時。

当時、W大学に現役合格し、JJファッションで大学生活を目一杯エンジョイしていた姉からの妨害が入った。
姉は、
「Lisaだけ高校留学させるなんてズルい!私だって留学したかった!Lisaのことカナダに留学させたら、お父さんもお母さんも一生恨んでやる!」
と号泣して反対した。

結果、謎の平等主義をモットーとしていた両親によって、私の高校留学の夢は消えた。

「この家に生まれてしまった限り、私は、姉が辿った道しか許されないんだな・・・」と思い、ものすごく暗い気持ちになったことを覚えている。

こうして書いてみて思うのは、世間的に見て「優秀」と言われる大学に入っていようが、自分が本当に満たされて幸せな状態でないと、人は夢を叶えようとする人(その夢が自分が諦めた夢の場合は特に)を強烈に邪魔するのだな、ということ。

私はドリームキラーではなく、ドリームサポーターでありたい。
そのためにも、まずは、自分を幸せに満たし、夢を叶えてあげる必要がある。
それは決して“ワガママ“とか“自己中“とは違うと、私は思う。
むしろそれ(=自分を最高に幸せにしてあげること)は、人生で唯一果たすべき責任だと、最近の私は考えている。

なぜって、みんなが自分を幸せにすることにフォーカスしたら、世の中幸せな人だらけになるから❣️
(そして本当にハッピーな人は、人のハッピーも喜べるし、人の夢を応援できるから💖)

そういう世界を、私は見たい。

そのためにも、自分を愛し、大切にし、最高に幸せにしてあげようと思います😊。

※1ホームプレイスとは、自分が無理せず自分らしくあれる場所。四角大輔さんの著書に出てくる言葉。

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