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パイロット就活講座〜面接の質問パターン〜

 今回は、エアライン就活講座面接編です。
面接が得意という方は読む必要ありません。が、苦手な方は結構多いと思います。自分が就職活動をしていたときは苦手でした。

 ですが、面接官になって気付いたのは、どんなに凝った質問をしてきたとしても、質問して把握したいポイントというのは限られている。ということです。

 今回はそのパターンについて解説します。そんなに複雑ではありません、以下の3つに大別されます。

①志望度合いを測る質問
②その会社で働くのに必要な能力を測る質問
③人となりを見る質問

順番に説明します。


#1 志望度合いを測る質問

 これはわかりやすいですね。基本的には志望動機の質問がこれにあたります。特に、自社養成は志望者が多く、多くの志望者が似たような志望動機になってしまうケースが多いので注意が必要です。
 昔から飛行機が好きでとか、家のそばに空港があってとか、小さい頃からよく飛行機を利用していたのでとか、飛行機の中の特別な空間が好きでとか、このあたりの言葉で志望動機を作る人たちは、似たような志望動機が大量にいることを見越して緻密に作る必要があります。


#2 会社に必要な能力を測る質問

 これは自己PRやガクチカで見極めています。
まず会社にとって必要な能力というのは、会社の置かれた状況や職種の特性から、事前に会社内で議論されていることが多く、それをもとに評価基準を決めたり、ESに落とし込むといった作業をしています。
 航空業界だと、いろんな職種との連携が必要なので自ずとチームワークや調和は意識されますが、パイロットに必要な素養はそれだけでなく、命を預かって飛行機を操縦する責任感などもあるかもしれませんね。
 会社ごとに異なるので、どういったことをその会社が重視しているかを想像することが重要になります。


#3 人となりを見る質問

 これは、自己PRやガクチカの中から把握するケースもありますし、それ以外の質問で聞いて確認することもあります。
 突飛で変わった質問がされた場合は、大体この部分を見てきている場合がほとんどです。なぜ人となりを見るかというと、会社のカルチャーにフィットするかどうか、一緒に働きたいと思えるかどうかを見たいからです。
 最近読んだ本で印象的だったものは、とか自分を動物に例えるとか、朝この面接会場に来るまでに気になったことは、とかそういう質問が代表です。
 大事なことは、答えは何でもいい、ということです。面接官はまず、学生が焦らずに自分なりの答えを出してくるかを見ています。次いで、ラリーを通じて一般的な質問では見えてこないその人の雰囲気をつかみ取ろうとしています。
 過去の質問集などで懸命に対策しようとする方もいますが、あまり意味はありません。その年によって面接官は変わりますし、面接官の感性によってだいぶ変わってしまうからです。
 就活生の人たちは得てして、このタイプの質問が一番苦手と言う方が多いのですが、実は慣れの要素が大きいので面接対策で克服しやすいです。


今回は以上にしたいと思います。
記事では紹介できませんでしたが、パイロット志望者がESや面接準備で意識すべき点は多々あります。パイロット就職応援ゼミの面接対策やES対策ではそのあたりも解説しますので、興味があればご連絡ください。

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