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組み合わせの妙がイノベーションを生む

ジンギスカンと言えば、鉄の鍋の上で
羊の肉を焼く料理。
鍋の真ん中が盛り上がっていて、
まわりの低いところに脂が落ちて来て、
そこで野菜を焼き、一緒に食べる。

ただ、ジンギスカン料理の正確な定義
ついては色々説が分かれる様子。
「ラムバサダー」を名乗る菊池さんの
コラムが興味深かった。

私がオーソドックスと考えていた定義
以外に、特定の味付けを指すという説や、
羊肉料理全般を指すという説もあると
いうことを初めて知った。

冒頭の写真は、先日友人たちと訪れた
「ホルモサ」というお店で食べた定番、
「紙鍋で煮るジンギスカン」である。

独特のタレが紙鍋いっぱいに注がれ、
温まったところで大量のお野菜投入。
その上に羊肉も大量投入し、
途中でしっかり混ぜながら、
ぐつぐつと煮込む。

これがとってもクセになる味で、
創業以来70年近く続いている人気
頷けるところだ。

ジンギスカンと言えば「焼く」もの。
これを、「煮る」ものにしてみたら
この人気料理が出来上がった。

これは、正に典型的なイノベーション
事例
だと言えるのではなかろうか。

ちょっとした組み合わせの変更で、
今までにない新しい価値を生む。
常識から少しズレた組み合わせを
試す
ことで、新しい常識を生む。

昨晩、「DAF33」があと4週間ほどに
迫ったということで、出演者の一人
である大勝弓緒さんが、主催者の
西澤一浩さん
Facebookライブで
インタビュー
するという企画が
行われた。

「DAF」というのは、
Dramatic:人生に素敵な驚きをもたらす
Academy:自身に深い学びをもたらす
Fes:ワイワイと集まって元気を交換する

そんなオフラインのイベントである。

8年ほど続いているこのDAFが
始まったそもそものきっかけ
何だったのか。
大勝さんの投げかけに、
西澤さんが答えてくれた。

私なりに意訳してしまうと、
ごく普通のセミナーやイベントを
やっても面白くないから、
面白くするためにできることを
色々詰め込んでみた
、というような
ニュアンスである。

一人ないし少数の権威が、偉そうに
色々教えてくださる形式では、
ただ眠くなるのがオチ。
集中力も持続しない。
ならば、集中力が保てる短い分数で
くるくると出演者が入れ替わる
お笑いの公演のような形式
が良い。

テーマが単一では、これまた飽きて
しまうし、呼べる客層も限られる
が、出演者をバラエティに富ませ、
色々な業種、業界にまたがって
雑多なネタをぶち込めば、
様々なお客様に訴えかけることが
可能
となる。

そして、「セミナーあるある」で、
終わった後の打ち上げにおいて
みんな酒が入ってリラックスしている
時の方が、ぶっちゃけ話が炸裂し、
本番よりも深い学びが得られた
ことが
多かった。
だったら、最初からお酒を飲んで
進行してしまえばいいじゃないか。

そんなこんなで、
何とも過去の例に収まりきらない、
新しい形のエンタメライブ
として
誕生したのが「DAF」なのだ。

紙鍋ジンギスカンを見ながら、
私の脳裏をかすめたこと。
それは、DAFというのは
「セミナーのイノベーション」
「異業種交流会のイノベーション」

と呼べる存在ではないかということ。

これまでにない組み合わせを
編み出して、新しい価値を創出した

という意味では、間違いなく
イノベーションである。

イノベーションは、最初はなかなか
理解されない。

それはそうだ、誰も見たり聞いたり
したことがないものなのだから。

だからこそ、一度観客として参加し、
体験して欲しい。
DAF33は、
9月3日(日)12時開場、12時半開演。

北区王子の会場で、イノベーションの姿を
是非とも目撃して欲しい。


己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。