見出し画像

2022/08/11 ココロウゴカセ

活用しきれていないものの、スケジュール管理はいまだに冊子型の手帳を愛用している。長年1月始まりのものを使っていたが、学校勤務で1年の区切りが3月4月にあるので、3月始まり版に2年前に変えてみた。なかなかに快適で、1月始まりに(大した理由もなく)固執していた以前の自分に教えてやりたくなる。

基本的に規則的な時間で働いているし、今年教科(授業)以外の職掌が大きく変わったので、細かく仕事の予定を書き込まずともやっていける。だから、仕事の予定を見ながら、ライブや芝居の予定、忘れてはいけない本や雑誌の発売日などを書き込むのが基本の手帳の使いかた。それはとても楽しいのだけれど、今年の前半は時間的に手が回らず、書き漏らしたことがいくつかあった(歯噛み案件)。
2022年度後半はそういうミスはくれぐれも避け、充実を図りたい。

さて、世の手帳術なるものを覗いていると、いろいろな活用方法が紹介されている。Instagramのタグをいくつか辿れば、それはもう凝った装飾やレタリング、コラージュの様子を見ることができる。その手のセンスは持ち合わせていないし、先に書いたように大事な予定を書き漏らすていたらくなので、とてもわたしにはできそうもない。(記録しておきたいものを日記や手帳に貼ることはあるけれど。)

とはいえ、実際に自分の手帳で試してよかったと思うものがふたつある。ひとつは「Wish List 100」、もうひとつは「Life Vision」である。
前者はその名のとおり、したいことをひたすら100個書き出すもの。達成したら印をつけられるチェックボックスを付してある。実現可能かどうかは気にせず、とにかくしたいことを書き出すのだ。
後者は、一時期流行った「逆算手帳」のフォーマットを借りたものだ。本来なら「Life Vision」に付随する色々の価値観のワード選定などが必要だったり、手順があるようなのだけれど、わたしはそれぞれの項目に関して自分がどうありたいかを書くに留めている。

こういうものは手帳の使い始め、年度はじめに書くのがいいのだけれど、3月から色々落ち着かないまま仕事をしたり、遊んだりしていたので、落ち着いて自分自身と向き合うことができていなかった。それでようやく描けたのが今なのだ。

いざ書き始めて驚いたのが、「Life Vision」は割と単純ですらすら書けたのに対し、「Wish List 100」がなかなか埋まらなかったことだ。自分は欲張りな人間だと思っていたのに、些細なことでさえ100個の「したいこと」を挙げられない。
これは、心が凝り固まっているからではないかとおもう。鈍った身体と同じように、軽快さも柔軟さも失われて、動かない。

埋まらないリストを見ながら、なんだかぞっとしてしまった。こんな鈍って澱んだ心では、大事なことも見逃してしまうのではないか。もっと軽快に、もっとしなやかに。そんなふうに心を動かしていきたい。

この記事が参加している募集

やってみた

投げ銭用のかごのつもりでサポートエリアを開けております。よろしければお願いいたします。いただいたサポートは本の購入に充てようと思います。(あ、でもプリンを食べてしまうかも。)