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とれいんとれいん

制服
という理性が働いている。
教科書を開くと
肘が当たる。
細い骨が
コツンと鳴った気がする。
気づいてないのか、
僕に預けた骨の質量が
愛おしくて
君のか細い腕を
食べてしまいたくなる。
気づいてる?
電車の揺れに紛れて
君の軽い体重を
いつでも僕は受け止めたい。

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