ウルトラマラソンへの挑戦
今シーズンラストを飾ったのは初のウルトラマラソンでした。
走るようになって初めて「ウルトラマラソン」というものを知りました。
ウルトラに出ている皆さんがカッコよすぎて、
いつか私もウルトラに挑戦したいと思わせるには十分すぎるほど眩しかった。
いつか・・・できれば3年以内に挑戦してみたい・・
そんな密かな思いを抱いて2024年4月末で走り始めて3年になります。
フルマラソンでは「サブ6」の私が初めてのウルトラマラソンに挑んだ記録です。
お目汚しかもしれませんが、最後までお付き合いいただけますと幸いです。
チャレフジ
①コース
私が走る62㎞はチャレフジの中でも最短コースです。
他に、100km、118km、120kmとあります。
このコース図を見ているだけでは、どれほどのものなのか全く見当がつきませんでした。
②高低差(62km)
最初は下る分、逆にゴール前は登り、今まで出たレースがほとんどアップダウンのないフラットなコースだったので、ここまでアップダウンがあるレースは初めて・・・
ラスト5㎞がすごい坂だよって噂だけは聞いている・・
実感がわかない方が幸せなのかもしれない(笑)
③関門
フルみたいな細々した関門こそないものの、大きな関門でいくと、約34㎞と42㎞地点が鬼門…
このタイムで行けるんだろうか!?
スタート時間こそ早いもののアップダウンを考えると、
完走ヤバくないか!?と不安に駆られる・・・
④持ち物(ザックの中に入れていったもの)
遭難しない荷物多めの私にしては必要最低限!!
◆ザック(NORTHFACEのTRロケット)
◆薄地のタオル1枚
◆スマホの充電池とケーブル
◆薬(カットバン・ロキソニン2回分・ワセリン・メンソレータム)
◆エイド(ジェル4食分)
◆駄菓子屋に売ってる酢昆布
◆ラムネのお菓子
◆ソフトスラスク(サロモンの500ml)
◆スマホ
◆MUSASHIのREPLENISH(1つ)レース前に500mlで1袋摂取済
◆MUSASHIのNII(2本)
◆マイカップ(NORTHFACE)
⑤ウェア
還暦Tシャツ(定番の赤)
NORTHCACEのランパン
シューズはonのmonster
レインウェア兼防寒着→on
ゲイター
今回初めて存在を知ったのが「ゼッケンベルト」
ウルトラぐらい長い距離になると雨が降ったり寒さで上に何か羽織ったりしてもゼッケンを付け替えたりしないで済む優れもの!
CHALLENGE FUJI ULTRA MARATHON 62km
レースプラン
フルはざっくりしたレースプランだけですがさすがに今回は長丁場。
ペース配分などしっかりしないと、完走できなそうな気がしました。
平均してキロ10なら行けると書いてあるんだけど、貯金ゼロのまま行くほど怖いものはないので、最初から少しでも貯金を・・と思っていました。
最初の関門まで2時間半で行ければなんとか行けるかも?と思いましたが、
何度計算しても結構キツイ💦なんで?
計算間違ってるのかと思ってたんだけど、各関門間に余裕を持っていくためのプランで行こうとすると
え?( ゚Д゚)
え?( ゚Д゚)( ゚Д゚)
え?( ゚Д゚)( ゚Д゚)( ゚Д゚)
私のフルよりちょっと遅いぐらいのペース?
フルより少し遅いペースで62㎞走れってこと!?
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
サブ3とかサブ4とかできるランナーにとっては、
キロ8とかも余裕かもだけど、アップダウンありかつサブ6の私の走力ではかなりキツイことがスタート直前に判明(笑)
ウルトラへのドキドキワクワクが、
動悸に変わる瞬間でした!
スタート→第三関門まで18㎞を2.5時間→キロ8
第三関門→第五関門まで15㎞を2時間→キロ8
第五関門→第六関門まで10㎞を2時間→キロ12
第六関門→第七関門まで12㎞を2時間→キロ10
第七関門→ゴールまで8㎞を2.5時間→キロ18'15
(5㎞の激坂含)
たまやんさんに坂は全部歩き倒して
平地をそれなりに走れば大丈夫👍って言われたんだけど、えっと・・・たまやんさんのいうそれなりにって
どれなり?(笑)🤣🤣
Start~10㎞
62㎞は6:50の第一ウェーブと7:00の第二ウェーブに分かれていました。
スタートから少し登って、あとは一気に下ると聞いていましたが、
今までフラットなコースしか知らないので、
アップダウンのあるコースの疲労が全く不明でした。
最初は団子状態でスタート。
個人的にスタートからいきなり登るとか初めてで最初の1㎞で既にかなり脚を消耗しました。
歩道に木の根っこでぼこぼこしてるところがあるから気を付けてと教えてもらえたので、足元に注意しながら走りました。
何気にデカイ松ぼっくりが邪魔でした。
そうこうしてるうちに、一気に下りへ突入。
ホントに一気に下る!!!
下りは脚を使わないように抑え気味に行きたい反面、
少しでもタイムを縮めておきたいという葛藤がせめぎあっていました。
下りは案の定キロ6分半ぐらいでした。
写真は平坦?に見えるけどまぁまぁ下ってる。
ちょうど下りのところで、誰かが私を呼ぶ声がする・・・(もう幻聴?)
スタートから3㎞で幻聴が聞こえたかと思って、
振り返ってキョロキョロすると、
なんとフォロワーのれーこさんが私を見つけてくださったのです❤
スタート前探していたのだけど見つけられないままだったのですごく嬉しかった♪
走りながらお話できない二人だったので少し言葉を交わして頑張りましょうね^^と言って別れました✨
こういうのってすごく元気になるしみんなも頑張ってるんだ!って思えるのが自分への励みにもなるんですよね❤
そうこうしてるうちに下りが終わり、平地へ突入。
正直この下りでかなり足を使った感が大きくて、どこまで行けるか不安しかなくなりました。
下りが終わるとフラットに近い感じで10㎞まで行きます。
チャレフジは道路を走るところもあるけどおおむね歩道を走行。
信号で止まるところもそこそこあります。
最初のエイドで見たこともない数のエイドが並んでいてもうテンション爆上がりでした!
フルーツ🍎🍊・おにぎり🍙・ピッカピカに輝いたNORTHFACEのロゴが書かれた大きなタンクから注がれるドリンク!!
テレビで見たことがあるカッコイイレースのエイドだ!って思いました。
早速一口おにぎり食べたんだけど、歯ノリならぬ
「歯ゴマ」してないか気になってしかたなかったw
11㎞~20㎞
平坦なコースになってからは、とにかく最初の関門まで目標の2時間半で到着することだけを考えて走りました。
まさにその1秒を削り出せ精神!!
タイムを1秒削り出すごとに私のメンタルも削られていく感じw
(ウルトラでこれキツイわー)
河口湖大橋という大きな橋を渡って河口湖を横切ります。
橋があるなんて知らなかったのでいい気分転換になりました。
とっても景色がキレイでした✨
橋を渡り切ってすぐにエイドがありました。
エイドでは塩分補給のために苦手な梅干を・・・・ウ、ウマイ・・・
河口湖沿いの15㎞地点ぐらいで、118㎞のランナーさんに抜かれる時
後ろから、「NICEランでーす👍」と声をかけてくれたランナーさんがいて、
あら気さくな人もいるのね✨なんと持ってふと横を向いたら、
還暦メンバーのおこめさんじゃないか(笑)😳
118㎞のコースもよく分かってなくて、
おこめさんに何キロ走ってきたの?と聞いたら、えーと・・・
55㎞ぐらいですかね(笑)
(あと7㎞走ったらもう私のゴールやんw)
55㎞も走ってきたのにまだまだ元気(笑)
頑張りましょうねー!とエール交換をして颯爽と走り去っていきました(笑)
さすがです!!
このあと、18㎞のエイドでまたおこめさんに遭遇!
フルーツとバナナ、コーラ、スポドリ、水をいただいてよし!っと気合を入れるも、この後に待ち受ける激坂の恐怖を私はまだ知らない・・・
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
一瞬で笑顔が消える坂でした(笑)
この坂を上ってるんですよ。もちろん歩いてw
この坂登り終わって、ホッとしていたらさらに登るんです。
トータル3kmくらい登ってたイメージ。
21km〜30km
最初の関門以降小刻みなアップダウンに相当足がやられる・・・
マジで辛かった。
みんな歩いてるし、登りで無理して走っても歩いてるのと変わらないタイムしか出ないだろうから、歩き倒す!と決めていたので、意気揚々と歩きました。
タイムを気にしながら・・・
20㎞を過ぎたころから腸脛靭帯炎が痛み始めました。
20㎞を過ぎてからロキソニン投入。
どこまで持つかなぁ・・・
25㎞手前の登りが結構キツかったけど途中に
噂の「吉田うどん」発見💡
椅子が用意されてたので素直に椅子に座って食べました。
吉田うどんの御出汁が最高においしかったなぁ・・・・❤️
ロングやると胃腸がやられて食べられなくなるけど、ウルトラは食べないと完走できないって聞いてたから、無理矢理気持ち奮い立たせて食べた!
吉田うどんのあとは緩やかな長い登りが続きました。
これだけ長い登りが続けばあとはまた一気に下るのかな・・・と思いながら登ります。
その頃、前からよく見た顔が走ってくるではありませんか(笑)
あれは・・・・
ブレさーん!!!!とこのレース初の顔見知りとのスライド!
(っていうか同じ62㎞組をひたすら追いかけていくと思っていたのでスライドできるとは思っていなくて、テンション爆上がり)
ハイタッチしてエール交換してからは削られたメンタルが埋められました。
その直後ぐらいに、世界女王の仲田光穂さんとスライド!!
東京マラソンなどで応援はしたけどこんなにお互いの顔を認識できる距離でお会いできるのは初めて❤️
ミホさぁーんと名前を呼んでしまいました。
念願の世界女王とのご対面でテンション爆上がり!
テンション上がったけどラップは上がらず(笑)
30㎞地点のエイドに噂の「エクレア」が!!!
でも外側の包装を見たら、ほっかほか!?😐
ちなみに、甘いものは大好きで、生クリームに溺れたいぐらい生クリームもカスタードも大好き❤️
でも走ってるときだけはこのもったりした甘さは受け付けない。
しかし・・このエクレアは名物の一つといわれたものだし、食べないと後悔すると思って頂きました🥰
めちゃくちゃおいしかった!!
31km〜40km
大きな橋みたいな眺めの良い(高所恐怖症の私には怖かった)橋を下って、
無事第五関門(33.9㎞)を通過!!!
今のところ目標通りで推移してきていましたが、足の疲労が想像をはるかに上回っていました。
小刻みなアップダウンがまだまだ続きます。
精進湖を折り返して戻ってきた橋のあたりで、
還暦メンバーの100㎞組とスライドしてもよさそうなんだけど、誰ともスライドできず・・・
ちょっとやさぐれ始めつつ、スライドしていくランナーのTシャツをめちゃくちゃ見て探しました。
Akkyoさんは紺の還暦Tって言ってたから
紺紺紺・・・・・・紺の日本地図・・・と思いながら探していると、橋の上でAkkyoさん発見!!!
もうめちゃくちゃ嬉しくてここでもハイタッチしてた(笑)
Akkyoさぁーーーーん!!
頑張ろうねぇー!!とお互い言葉を交わすだけだけど、そのエールがどれほど大きなエネルギーになるか、ランナーならわかってくれるはず。
先へ進むとちょうどエイドで休んでいる、
還暦メンバーのえちゅこさんと遭遇!!
帽子とランパンが可愛すぎてすぐわかった❤️
チームメイトに次々と会えて、削られまくった私のメンタルもだいぶ元気を取り戻してきた!
折り返してからのエイドにあった、はちみつカステラ
思ったよりモサモサしてなくて、しっとりしてておいしかった^^
そのあとはたくさんのランナーとスライドしていきました。
スライドするランナーさんの中には、NICEランです👍と声をかけてくれるランナーさんがいたり、言葉ではなく👍イイネで鼓舞してくれるランナーさんもいたりして、私も👍イイネを返しながら進みました。
こういうエール交換がめちゃくちゃ励みになります。
その後はだんだん疲れてきて、何か他の事考えないとやっていけなくなってきたので、スライドしてくるランナーの中から
「好みのイケメンを探せ大会を開催!!」
改めてこうやってみると、結構イケメンランナーの多いこと多いこと❤️
だからなんだ(笑)って感じだけど、もう脳みそが少しでも他のことに気を囚われる時間が必要だったのです。
最終的に、疲れ切った私のハートを鷲掴み❤したのは沿道で応援している
中村トオルをさらに爽やかにしたような長身イケメンでした❤️
エイドどうぞーとかやってたけど好み過ぎて近づけなかったので
ありがとうございまーすと笑顔で通過w
41km〜50km
2回目の吉田うどんもしっかりいただきました!!
40㎞を超えてからは、まずフルの距離に到達することだけを考えました。
やっとフルの距離に到達!!!
そして念願のあと〇㎞ツイート!!!!
これがやってみたかった❤️
でもアップダウンがここまできついコースは初めてだったから、前腿と膝の後ろがガッチガチで動かない。
20㎞で飲んだロキソニンも切れて、にっちもさっちも行かない・・・
フルに到達したとき膝裏と腸脛靭帯炎の痛みがMAX
フル走って、さらに20㎞(笑)
バカじゃないの(笑)とセルフツッコミ入れながら私設エイドでジュースもらい、残り20㎞を一歩ずつ進みました。
この後、持参したトップスピードのジェルを一つ回復の補助にと投入!!
距離は若干曖昧なんだけど、このあと走っていくと
反対車線に車が止まって人が下りてきた。
地元の住人かしら?とチラリと横目で眺めて通過しようとしたら、
なんか声がする・・・なんか喋ってる?
と思ってたんだけど、よく見たら還暦メンバーで、
スタートが10分しか違わないのに、
私が2つ目の関門でアップアップしてる頃に華麗なゴールを決めて
62㎞をサブ5という猛者たまやんさんだった🤣
2度見したよね(笑)なんでここにいるのん?(笑)
ゴールして着替えてから応援に来てくれて、めちゃくちゃ嬉しかった!!
凄すぎて過ぎてビビったのはここだけの話(笑)
フル以上が初めての私にとってはメンタル的にも体力的にも結構なダメージで、コースが先の方まで見渡せて、あーあそこまで行かないといけないのか・・
とか、心が折れ始めました。
あそこまで何キロあるんだろ…とタマリバーのあの湾曲した部分を思い出すコースでした。
47㎞ぐらいから下りの多いコースになってきて
脚への負担がかなりのものに・・・
51km〜63km
次の関門の54kmまで予定通りのタイムで行ければ、
ラスト8㎞はある程度余裕ができる!!
そのことだけを考えてとりえず関門までの残り3㎞を必死で歩きました!!
(走れw)
51㎞以降は右足が靴擦れを起こしていて痛痒い・・・
両膝裏ガッチガチ
膝が上がらない・・・
両前太ももガッチガチ・・
足の付け根から足もげそう・・・
足が全然前に進んでくれない・・
腸脛靭帯炎激痛⚡️
足が棒のようだ!ってまさにこのことだ・・
でもあと13㎞‼️
ここまできたら何が何でも完走したい‼️と強く思った。
来年またリベンジで同じ大会なんて出たくないし、
今日完走して完走メダルもらって帰るんだ!!!と自分を鼓舞して一歩一歩前に進みます。
スタート後まだ元気だった時間帯に見かけた、ほうとうで有名な小作の店舗が見えたり、下りを一気に駆け下りてきたあたりの景色に見覚えがあって、やっとここまで戻ってこれたんだ・・という安心感でした。
最後から2つ前のエイドの手前の信号で唯一スライドできなかった還暦メンバーのひろぽんさんに会えた!!
会えたっていうか、もうボロボロになってるところを後ろから捕獲されたw
ひろぽんさんはもう何も食べられないからエイド取らずに先へ行きますね!といって先を急がれました。
まさかの味噌汁発見!!胃が落ち着く・・・
ラスト5㎞の登り坂はランナーの8割歩いていますが、ここを走って登っていくのはゼッケンの色が違う健脚の猛者118㎞組ぐらいです。
1歩1歩確実に歩いていると、少し先に沿道で応援してくれてる人が見えました。
いやーどう見てもたまやんさんに似てるんですよ
ものすごくたまやんさんに似てる。
もはやたまやんさんにしか見えない。
あの後、他の還暦メンバーを応援するのに私の後方へ行ったみたいだからここへいるはずないんだよな・・・
でも近くで見たらやっぱりたまやんさんだったので
仕方なくたまやんさんだと認めることにしました(笑)
吐きそうだし意識朦朧だし幻覚見えた?かと思った。
声をかけてもらって、
気持ち悪くて吐きそうですって言ったのと、
Akkyoさんが坂で追い付くかもというのと、
あとは歩き倒しても完走できるって言われた気がするのだけ覚えてる!!
このレースで一番キツいところでチームのメンバーからの応援は📣何よりも力になりました🥰
穴が空くほどGARMINを見てキロ15にならないように必死だった。
こんなにGARMINを見たのは初フルの時の練習の初30㎞走以来です。あのときは進めども進めどもGARMINが動いてない気がして、もう無理‼️って何度も思ってた。
あれから3年後、その倍の距離に挑戦するなんて想像できなかった‼️
ラストの登り始めから胃腸がやられてめちゃくちゃ気持ち悪い・・・
音楽聞いて自分をアゲてたんだけど、その音楽すら気持ち悪い・・・
気を抜いたらいつでも吐けそう🤮
何度か意識が遠のきそうになるぐらい気持ち悪くフラフラ
ちょっとでも足を止めたら二度と歩けない気がして怖くて止まることができなかった。とにかく歩き続けることだけを考えた。
ラスト1.5㎞のところに最後のエイドがあり、コーラを飲み干しました。
あとちょっと・・・・あとちょっと・・
意識を失わないように自分を保つのが必死な状態。
さすがにここまで追い込まれたの初めてだった。
そうだ!!初メダル楽しみにしてます!って言われたんだった!!
初メダル持って帰らなきゃ!!
私の初メダル!!
と完走メダルぐらいしか自分を鼓舞する材料がなかった。
わずかに残る足はゴール前の直線のために取っておくことにして歩き倒した。
ウルトラのGOAL
富士北麓公園の敷地内まで来ると、通過した選手をコールをする声が聞こえてきた。
ゴールが近いんだ!!
それだけが自分の足を進める原動力だった。
競技場が見える距離で自分の名前がコールされたのだけはしっかり聞こえていて、ゴールできる!!と確信した。
雨が降り始めて、競技場には照明がついていていました。私にはその照明がスポットライトにさえ見えた。
まさか自分がここに戻ってこれるなんて思ってなかったからそれだけで泣きそうだった。
ウルトラでよく見るフィニッシュゲートが見えたとき、死ぬほどしんどかったし、私のへっぽこな走力で62㎞も走れたことが信じられなかった。
これが3年間ずっと憧れていたウルトラマラソンのゴールなんだ!と思ったら涙が止まらなくなった。
ウルトラのゴールテープは一人一人切らせてくれると聞いていたので、
どんなポーズでゴールしようか考えてたけど、
そんなのすっかり忘れて、
目の前のゴールテープを思い切り両手で跳ね上げた!
今までで一番気持ちイイ瞬間だった!!
ゴールテープを切った後、係の方がおめでとうございますといってメダルを首からかけてくれた。
初の完走メダル!それがウルトラマラソンのメダル!
メダルをもらうことでレースが終わったことを実感して、
長かった…苦しかった、辛かった、痛かった、しんどかった…でも最後まで諦めないで頑張れた‼️‼️
ことが嬉しくて、ますます涙が止まらなくなった。
ひとしきり泣いた後、ランナー同士でお写真を撮り合いして、
後から来るであろう還暦メンバーのゴールを待ちました。
還暦メンバー全員が無事ゴール。
ゴールして号泣するえちゅたんを見てもらい泣き😭
みんなのゴールを見届けられたのもものすごく嬉しかったのとみんなで味わう達成感がすごかった。
過去一の距離・過去一の辛さ・過去一の苦しさ・・・なのにめちゃくちゃ楽しかった‼️
という言葉しか出てこない。
沿道、SNSでまたゴールでも、
このすべての感情を共感できる仲間がいることが何よりも嬉しかった。
完走メダル
3年走って初めて手にした首からかけられるメダル。
キラキラに輝いていて、ものすごく嬉しい😆✨
豚汁
レースの後、温かいスープや豚汁が用意されていた。
寒いと感じることはなかったけど身体は結構冷えていたみたいで、豚汁が五臓六腑に染み渡るおいしさ。
4人で温かいね、おいしいねといって豚汁をすすりながら坂がきつかったね、しんどかったねとお互いを称え合って食べる豚汁が生涯5本の指に入る
過去一ウマい豚汁だった🥰
全員ゴールで来て本当によかったね!と言い合った。
もちろん私が一番危うかったからこそ必死だった。
一人だけゴールできなかったとか嫌だったから、みんなで喜びを分かち合いたかった。
【番外編】
レース前のエール交換
①同じ62㎞を走った、還暦メンバー屈指の猛者たまやんさん!
②同じく62㎞出走、スタミナが気になる心の友ブレさん
③朝ラン仲間のとるらみさん(キレイなお姉さんでした)
④フォロワーさんのドラランさんにも遭遇😆
スタート前にみんなとそれぞれお話して、アドバイスもらったり頑張ろうね!と言葉を交わせただけで走る活力になる。
レース前にありがとうございました🥰
まさかの心霊体験!?
今回宿泊したのは一応ホテル。
山中湖の方だったのですが、周囲は桜がきれいに咲いていてとってもいいところ。
チェックインして荷物を部屋に置いてから晩御飯や朝ごはんを買いに出かけようと思っていました。
フロントで説明を受けた後係りのオバサンが部屋まで案内してくれる模様。
エレベーターを降りて一番奥の角部屋の部屋でした。
鍵穴は時計回りと反対に回して開けてくださいと実演して見せてくれました。
そしてお布団はこちらに!とかこちらがお風呂です。とかいろいろ部屋の中を説明してくれました。
まぁまぁ広い。
オバサンが部屋を出ていってから、
とりあえず荷物を置いて買い物へ行くか!と思い、
オバサンが部屋を出てから20秒もしないうちに
コンコン!!と(ちょい強め)
ドアをノックする音がする。
ん?さっきのオバサン何か伝え忘れたのかな?と思い、はーいとドアを開けたところ、
誰もいないの・・・・(マジで)
いやいやちょい待って。
エレベーターから私の部屋までは直線でまっすぐで結構長い廊下だったので、もしノックしてからすぐ立ち去ったとしても後姿は見えるハズなんだよね。でも誰もいないのよ。
え?ピンポンダッシュならぬコンコンダッシュ?
乗り出して廊下の先の方まで見渡したけど影も形もないの!!!
心霊映像大好きけど、怖いの(笑)
観たらトイレもお風呂もダメなタイプ。
過去に何回か心霊体験したことはあるけど、大体家だったし家族いたし
外は初めて!!しかも一人!!!!
仕方ないので、気を取り直して
山中湖を散策してデッカイ白鳥の船とか見て気を紛らわして買い物して部屋に戻った。
恐いので、17時頃大浴場でお風呂入った。
夕方には結構車止まってたからそれなりに泊まってる人いたと思うけど誰にも会わなかった。
大浴場1時間ぐらい入ってたけど貸し切り状態だったし。
お風呂あがって部屋戻って、翌日の準備を始めた。
セルフお布団だったので自分で布団引いて、懐かしすぎる一反木綿みたいなシーツ引いて準備OK
19時半には就寝したんだけど、真っ暗じゃないと眠れない人なので
入口・床の間の電気を消して最後に大きな部屋の電気消したら、
真っ暗!!!マジで真っ暗!!!!!
(ひぃぃぃぃぃー)
暗すぎだろってぐらい真っ暗。
だんだん怖くなってきて、金縛りにあって眠れなかったらどうしよう・・・とかいろいろ考えて、モゾモゾしてたらあっという間に20時だし。
でもあれホント誰だったんだろう。
ちなみに、チェックイン私が一番乗りだったみたいから、向かいの部屋とかには誰もいなかったと思われる。
外で体験した初の心霊体験?でした。
レースの前の日は辞めてほしかったな(笑)
障子の向こうにはテーブルと椅子がある床の間があり、パカっと開く感じで貞子とか出てきそうな鏡が・・・
【応援してくださった皆様へ】
いつもTwitterでのランツイにイイネやコメントありがとうございます。
フルマラソンはまだまだサブ6の私ですが、いつも皆様の温かい言葉に助けられています。
フォロワーさんやチームのメンバーがいなければ、ウルトラマラソン走ろうなんて思わなかったと思うし、
いつも皆さんの挑戦が素晴らしくて、走力の違いはあれどカッコいいなぁ私もいつか・・って気持ちにいつもさせられました。
走力はまだまだ皆さんに及びませんが、皆様の応援や優しい声かけによって走ることを続けられていると思っています。
応援ありがとうございましたm(__)m
【ボランティアの皆さま・大会運営の皆様へ】
初めてのウルトラマラソン
大会自体のスタートは一般的なフルより5時間以上早い。
駐車場からスタート地点までシャトルバスで移動。
駐車場はスタートよりもかなり前から交通整理の誘導のボランティアの方がいらっしゃってくださったと思う。
シャトルバスの運転手さんも早朝から大変だと思ったし、朝会場に着いた時点でエイドが会場にもドリンクなどが用意されている。
更衣室も手荷物預けにはブルーシートが敷かれていて、とても過ごしやすい空間になっていました。
どこへ行けば分からなくてボランティアさんに声をかけると、優しく教えてくださって階段を上ると近道ですよと。
そして最後には必ずみなさん、頑張ってくださいね―!!と声をかけてくださるんです。
コースも各湖をぐるりと回るコース、5㎞ごととは言え5㎞ごとにエイドを配置して、そこへ飲食物を運んで提供してくれる。
フルーツをカットして並べてくれたり、補充してくれたり。
今回はドリンクが入っている大きなタンクはNORTHFACEと書いてあり、その中にコーラやポカリ、お水を何度も何度も入れるシーンを目の当たりにしました。
車で運んできて大きな容器から注ぎ入れるのも大変そうでした。
道を間違わないように交差点で旗を振って、
62㎞はこっちですよー!!118㎞はこっちです!!と声を出して誘導。
こんな広範囲なコースは初めて。
割り当てられたエイドのところへ行くだけで大変だったと思う。
早朝から遅くまで動いてくださったボランティアの皆さんには感謝しかありません。
ゴール後にとても暖かい豚汁を頂いたんです。
きっとゴールに合わせて準備してくださったんだろうなと思うと、
嬉しくて涙で豚汁がますますしょっぱくなりそうでした。
各エイドでボランティアの皆さんから、頑張ってくださいねーとかあと少しですよ!と声をかけてもらえることが、どれほど励みになり、どれほど嬉しかったか!
素晴らしい大会運営本当にありがとうございました。
この大会に携わってくださったすべての皆さんの感謝の意をここに表明させていただきます。
ーENDー
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