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トップガン・マーヴェリックがヒットする理由

「トップガン・マーヴェリック」2回目を見ました。
大ヒット記念シールをもらいました。

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この映画のヒットの理由はいろいろありますが
続編であるということも言えるのですが、単なる続編の
二番煎じではないということです。

日本語版予告編特別訓練編


戦闘機のアクションを見せるだけでなく、そこには
友情や師弟愛や上下関係、そして恋愛といった人間関係をうまく組み合わせて
マーヴェリックの強さだけでない、人間的な弱さを恋人に
ぶつけ、そこに我々は共感するからではないかと思います。

しかも脚本の素晴らしさこそが
この映画の続編完成までに時間を要したといえる理由だと思えます。

さらに現代文明への批判も入っています。
ドローンなどのロボットでなく人間が操作することの
重要性。

上司の「パイロットは絶滅する」という言葉に
「それは今日ではない。」と答えるマーヴェリック。

まさにデジタルでなく実写というアナログにこだわる
トム・クルーズの姿勢がそのまま脚本に生かされています。

教えることの葛藤。

「ただの仕事じゃない。どうやって教えるんだ。
俺のいきざまだ。」というまさに教育の原点であるのです。

戦闘機のシーンはスターウォーズのデススター攻撃と
似ているけれど、さすがに実写の素晴らしいところ。
F18戦闘機に乗って俳優自らがカメラを操作して演技しているので
素晴らしい迫力なのですが、戦闘機に乗って吐かなかったのは
トムとモニカの二人だけだったと言います。
操縦はもちろん違う人だしCGも爆撃シーンでは入っています。
しかし「こだわり」というものがひしひしと伝わってきます。

「その顔は好きじゃない」というセリフが
度々登場しますがその度にマーヴェリックは
「これが俺の顔だ」と言います。
俺は俺自身だ、あくまで俺を突き通すんだと
いうリフレイン。


「俺にできるのか、どうすればいい?」と
嘆くマーヴェリック。
彼女ペニーは言います。
「道は見つけられる、あなたなら」と助言します。

そして前回は閉じたドアを
今回はドアを開け放ち受け入れる演出。

にくいねえ。
たまらないシーンです。

準備できているか、あなたにその準備がと
常に帰路に立って自分に問われている映画です。
人間ドラマだからヒットしているんです。

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