【5e】今から勝手に期待するKickstarterプロジェクト「Setting Guide to Retia - A D&D 5th Edition Handbook」
最初に：この記事は、個人的に気になっているキックスターターを勝手に応援するだけの記事です。特にスポンサードとかは受けてないのですが一応最初に描いておいた方が誤解を招かないと思って記録。
正直な告白をします。この記事が面白かったと思ったり役立ったと思ったりした方は、「ハート」のマークをクリックしていただけると嬉しいです。承認欲求を満たしたい。
注意：本記事は全編無料です。応援いただけると軽率に買ったサプリメントの翻訳や利用、感想とか捗るので、ちょっと試験的に販売ボタンをつけてみます。
注意2：このページのアマゾンへのリンクは確かアフィリエイトが設定されてると思います。思いますってのは、若い頃に設定したっきり忘れてるからです。10年かけて最近500円ほど帰って来ました。素人でも時間をかけるとお金が返ってくることあるんですね、アマゾンのアフィリエイト。
僕は昔「創世記エルジェネシス」ってゲームが好きだったんですよね。
どうも、mashです。中年のおじさんなので昔語りからです。
20世紀も末の頃、所謂「日本TRPG冬の時代」などと言う人も居た時代のことです。有る1つのゲームが当時の新興TRPGメーカーから発売されました。
「創世記エルジェネシス」これは当時FF7を筆頭にJRPG的な…ポップでキャッチーでアニメチックなファンタジーに対して徹底的に寄せた、なんていうか「古典的ヒロイックファンタジーをもてはやす派閥」めいたモノに対して打ち込まれたカウンターのような作品でして。
どういう作風なのかというと、表紙を見たら一言でわかってもらえると思うんですが、「90's日本におけるファンタジーの最大公約数」がそのまま表紙になっている感じで。
いや、昔はそれこそ一部のゲーマーの間で「アニメ風の表紙のTRPGは買うな」みたいなことを言う人が割といたんですよ。まぁ、これ海外翻訳RPGが減ってきた時期のいろんな鬱憤とかまとめて出てきた時期でもあったので、これら発言の背景はめんどくさい留保をいくつかつけたくはなるのですが…まぁそんな時期にこういうのが出たら、若かった自分は色々嬉しくなるわけです。Nifty Serve のFRPGに軽く紹介記事とか書いたりする程度には。
で、時は流れてだいたい四半世紀。思えば遠くへきたものですが、日本のTRPG冬の時代ってのは過ぎ去り、ある程度コアなファンを獲得してはいるものの、今度は「こういうポップな感じのファンタジー」が若干懐かしくなりましてね自分は…
いやまぁ、アリアンロッドとかカオスフレアとかやればいいといわれるとそれまでなのですが、最近D&Dを遊びまくっているのでそっちでも色々出来ないだろうか…というときに、海外でアニメ的なキャンペーンを展開している配信サークルを見つけましてね…
キッカケはKitsune
以前「海外ではKitsuneが大人気」って話題をnoteに投稿しました。本当にKitsuneというシェイプシフター種族はアメリカの方で人気があるようで、Pathfinderではサプリメントにて公式で用意されるくらい。
で、いろんな縁で購入してこの記事で紹介したサプリメント、"Somnus Domina: Luxus' Guide to Kits'adria" がまた凄いんですよ。Kitsuneベースの新種族「キッツアドリア(Kits'adria)」の由来、亜種族、新サブクラス、デザイナーからのFAQ、そういった情報が纏まっているわけですね。
キツネのような生き物として生まれ、自分の信じる美しい姿のヒューマノイドに化けるという新種族、東洋の化け狐を取り入れつつも東洋の雰囲気によりすぎていないバランスの取れたデザインは割と気に入りました。機会があれば取り入れたい異種族です。
で、このキッツアドリアの原型はアメリカの配信サークルNat19さんが実施しているD&Dプレイングのストリーム番組”Vestige of Ophiuchus”に出てくる種族の1つなのですね。で、このVestige of Ophiuchusと言う番組、もう3年ほど毎週1回放送していてもう170回以上(!)のエピソードが重なっているわけです。
170回以上続くってことは当然に人気もあり、様々なグッズを売ったり、Patreonで支援者を募っていたりして、これで幅広い展開を実施しているわけです。
また、このストリーミング発のオリジナルクラスやオリジナルサブクラス、オリジナル背景とかに様々なアートをつけた小冊子を販売しているのです。一番安くて10ページほどが2.99$、ファングッズとしては妥当といったとこですかね。
で、このサプリメントで断片的に語られている"Somnus Domina"ですが、今まで纏まったワールドブックがなかったのです。世界観の詳細を知りたいとしても、すでに170本近いストリーム番組と大量のPDFから読み取らないといけない。興味を持ったのですが結構途方に暮れてしまいましてね…。
でも、この自分の欲求を解消してくれる本が今後出てくれることが判りました。
Setting Guide to Retia - A D&D 5th Edition Handbook キックスターター 12/1 開始！
今まで様々な小冊子にまとめた世界設定、産業、文化、新モンスターなどに加え、種族やクラスやサブクラス、アートや背景、マジックアイテムのデータを取り入れたうえ、「SOMUNS DOMINA」設定を使わない人向けのガイドも付記し、さらに大量の新種族の情報と種族データのモジュール化により様々なハイブリッド種族を構築する新ルールまで用意する、とあって結構期待が高まってきます。
いや、海外のキックスターターで販売されるセッティング、基本的にダークファンタジーが多くてちょっと辟易しているのもあり、こういう陽性のアニメ的な要素が強いセッティングとかあってもいいと思うのよね。自分は結構好みのアートスタイルだしこれは一冊持っておくと自分のキャンペーン展開にも役立ちそうかな、って。
個人的には、こういうスタイルのD&D設定情報は沢山出て欲しいし、今後も色々展開が進んでほしいと願っているので、勝手に応援しています。
というわけで、現在自分が勝手に期待しているキックスターターの情報でした。12/1から出資者募集開始だそうで。気になる人は今から通知設定してみるとどうかな？自分は通知設定してデジタル版の購入をするつもりです。
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