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犠牲電極と防錆剤でも解決できなかったクライスツ・カレッジの赤錆問題をNMRパイプテクター®-NMRPT-は解決!

今回はケンブリッジ大学クライスツ・カレッジの設置事例を紹介
配管内赤錆防止装置NMRパイプテクター®は、国内はもちろん海外でも様々な建物で配管内の赤錆問題を解決してきました。今回は英国のケンブリッジ大学のカレッジの一つである、クライスツ・カレッジの赤錆問題を解決したNMRパイプテクター®設置事例を紹介いたします。

長い歴史を持つクライスツ・カレッジ


クライスツ・カレッジの歴史は長く、その始まりは1437年に設立されたゴッズ・ハウス(神の家)と呼ばれた神学校でした。その後、ゴッズ・ハウスの拡張が行われた事で、1505年にゴッズ・ハウスはクライスツ・カレッジとして新たなスタートをしています。その後も生徒の数は増え続けた事で、クライスツ・カレッジは新たに拡張を繰返し今日に至ります。名門大学として知られるクライスツ・カレッジの卒業生には、ノーベル化学賞の受賞者のアレクサンダー・トッドやノーベル生理学・医学賞を受賞者のマーティン・エヴァンズといった人物がいる事でも有名です。

犠牲電極と防錆剤を用いた赤錆対策に失敗

ケンブリッジ大学クライスツ・カレッジのトッド棟では空調温水配管に、耐用年数が20年程といわれる亜鉛めっき鋼管が使われていましたが、耐用年数過ぎており赤錆問題が起こっていました。その為に、NMRパイプテクター®の設置される以前にトッド棟では赤錆対策を実施していました。その1つが2008年実施した、犠牲電極を用いた赤錆対策です。これはアルミニウム、亜鉛、マグネシウムなどで構成された犠牲電極が、配管の主な素材である鉄の代わりに溶け出す事で電子を放出し、鉄の酸化を防止するものです。しかし、トッド棟では赤錆腐食の進行を止める効果を得られず失敗に終わっています。さらに防錆剤の投与による赤錆対策も実施しましたが、それでも赤錆腐食を止める事は出来ませんでした。

赤錆問題の解決策としてNMRパイプテクター®-NMRPT-を採用


犠牲電極と防錆剤での赤錆対策に失敗していたトッド棟では、他の対策を検討していました。その中でNMRパイプテクター®は2007年にバッキンガム宮殿の赤錆問題を解決するなど重要施設での防錆実績が多数あり、防錆効果について高い信頼を得ていた事により、赤錆対策として2013年にNMRパイプテクター®は設置されました。

他工法で改善出来なかった赤錆問題をNMRパイプテクター®-NMRPT-は解決


NMRパイプテクター®設置前の採水検査では、配管内の赤錆の溶出による循環水に含まれる鉄分値は43.8mg/ℓと、赤錆腐食が大変進んでいる事が分かりました。防錆効果の確認の為に行った、NMRパイプテクター®設置3週間後の採水検査では、鉄分値は18.0mg/ℓと半分以下にまで減少していました。この段階でも赤錆腐食の大幅な改善が確認されていますが、元の鉄分値が43.8mg/ℓと非常に高く、まだ改善の余地のある水質であった為に、さらに設置から約1年後に採水検査を実施しました。その結果、鉄分値は0.5mg/ℓまで減少している事が確認され、全く赤錆腐食の進行の無い配管内状態である事が立証されました。日本の定める空調温水配管の水質基準値は、鉄分値1.0mg/ℓである事からも、今回の0.5mg/ℓという鉄分値は全く問題ない水質まで改善した事が分かります。

深刻な赤錆問題でも諦めずにNMRパイプテクター®-NMRPT-についてお問合せください


NMRパイプテクター®の防錆効果は、赤錆を高い防錆力を持つ事で知られる黒錆に還元する事で起こります。水に溶け易い不安定な赤錆と異なり、黒錆は水に不溶性の安定した硬い不動態となり、既存の赤錆表面を黒錆被膜が多い赤錆から守ります。赤錆による配管内閉塞に対しては、黒錆の体積は赤錆の1/10程と小さい事で、閉塞が縮小改善されていきます。この様な黒錆の性質によってNMRパイプテクター®は、ケンブリッジ大学クライスツ・カレッジの深刻な赤錆問題を解決しました。今回のクライスツ・カレッジの様に、NMRパイプテクター®以外の他工法で配管内の赤錆問題が解決出来なかった場合でも、NMRパイプテクター®独自の防錆技術によって解決が可能になります。赤錆問題でお困りの方は是非お問い合わせください。

関連リンク

英国の名門大学クライスツ・カレッジ(ケンブリッジ大学)での導入事例
NMRパイプテクター®-NMRPT-|日本システム企画株式会社

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