最低な志望校合格マインドと受験へのモチベ。

私は受験勉強っていうのは、黒いものを燃料として行うものだと思う。

嫉妬、妬み、劣等感、焦燥感、そういうもの全部友達相手に向けらんなくて、親にもあたる義理もないし、文句だけ言うのも心底情けないからその黒くて淀んだ感情は全部勉強に向けようとした。

勉強に関係ないこともあることも全部飲み込んで、未来の私のためにっていうより、今の自分の行き所のないエネルギーをぶつけるために勉強していた。

自分には誇るような頭脳も、明るいパーソナリティも、美しい容姿もない。

**私にはなにもない。それが私にとって受験勉強の何よりの燃料になったっていまだから自覚できる。 **


と、受験を終えたばかりの当時の日記にかいてあった。おぉ怖。ネガテイブの塊。今も割と変わってないところもある。たぶん根本はあんまり変えられていないかもしれない。

当時私は、毎日どうも味気なく上手くいかず悶々とし、とてつもなく焦っていた。自分より勉強のできる友人に嫉妬もした。自分が死ぬほど嫌いになりそうだった。定期テストの順位も3桁だったし、親からは「国立でないなら、高卒で働いてくれ。」といわれ震えていた。私には高卒で働けるような度胸も気概も到底あるように思えなかったから。

でもそこまでいわれても頑張れない自分も、あがらないテストの点数も、自分の努力不足もわかってた。でもなんとなく頑張れなかった。

さっきもかいてあったように嫉妬も妬みも焦りも、何一つとして正当な感情じゃないのはわかっていた。だけど、上手くいなきゃムカつくし、焦る。心底訳がわからずイライラしてそれが大切な他者にさえも向けてしまいそうだった。そんな状況を、そんな自分を、どこかで嫌ってしまっていた。

ネガティブな気持ちを持ってはダメ!みたいな自己啓発本とかも読んだことあるし道徳とかで習うけど、それが正しいとわかっていてもどうしても拭えなかった。

しかし、私は抱えた気持ちがあまりに苦しくて、逃げたくて、無くなってほしかった。
そこで私はこの気持ちを燃やして、逆に利用しようと考えるようになった。
多分、限界だったんだと思う。ネガティブの成れの果て、、かな。

きっと、私のネガテイブな気持ちはコントロールできない。だから問題をその気持ちの消化方法で解決しようとした。消化というか、昇華できればいいんじゃないかなって。どんな形であっても。(ショウカにかけて上手いこと言えたって思ってる)

美しい志だけで毎日バカみたいに勉強できるほど私の心は清くなかったし、要領も良くなかった。だからせめて、くっろい気持ちとやる気をごちゃ混ぜにして、私より努力できなかった奴を後悔させるつもりでやってきた。私は苦手なコと志望校が一緒だったから、私だけ受かってそのコだけ落ちろ!と思って勉強した。(文字にすると最低過ぎる。怖い。)

そのかわり、絶対そんなこと口にも態度にも出さなかった。(当然である。)

どれだけ「帰りたい。」と思っても学校や図書館で時間ギリギリまで居残り勉強をしてみたり、寝る前に音読したり。人よりちょっとだけ勉強できるようになった。性格が悪くて志望校落ちた奴になるより、性格の悪い志望校受かった奴になろうと思って頑張った。

こんな奴でも、こんな勉強モチベーションでも点数は伸びたし、志望校にも合格した。

これが、人間として正しい心がけであったとは思っていない。しかし、いっそ嫉妬に狂い全て失うよりは全然マシだったと思っている。後悔はしていない。

頑張って入った大学では、気の合う友達がたくさんできた。この大学入れて本当によかったなあ。って思ってる。これは本当に。

以上。やれるものは全部使って勝つ。受験なんてそんな汚いものでもいいんじゃないかな?って思った話でした。

 

いい気持ちも悪い気持ちも私の扱い方次第ではどうとでもなるので、もし自分の気持ちに苦しんでいる人がいたら、こんな最低な奴でも志望校受かるんだ。よし頑張ろう。と思ってほしい。

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