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第16回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール2022

ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール (The 16th Van Cliburn International Piano Competition)について、主に公式サイトよりまとめました。

基本情報

期間:6月2日から18日3/6~12に本大会出場者を選考する予備審査があります)

会場米国テキサス州フォートワース(時差は-15時間、3月中旬からはサマータイムになるので-14時間。東京からの距離は10355キロ、緯度は32°45′(東京は35°41′))
ペプシコ・リサイタルホール at テキサスクリスチャン大学(325人収容、本大会出場者を選考する予備審査)
ヴァン・クライバーンホール at テキサスクリスチャン大学(750人収容、4/7に落成記念式典が行われた新しいホール、本大会予選、準々決勝)
バス・パフォーマンスホール(2056人収容の大ホール、準決勝、決勝)

審査委員長:Marin Alsop

主催:ヴァン・クライバーン財団

大会キャッチフレーズ:The best pianists in the world. The ideal performance environment. Unrivaled international exposure. The launch of careers.  世界の最高のピアニストたち、理想的な演奏環境、比類なき国際舞台への機会、キャリアがはじまる(私の超訳)

エントリー受付から予備予選まで

・10月14日締め切り
・史上最多388名の応募者を、事前審査員が、まず135名に絞る。その135名について、本大会出場者選考会審査員5名が動画審査を行い、3月の選考会で生演奏を聴きたいと思う候補者72名を選抜

本大会出場者選考会(Screening Auditions 予備審査)

・3月6日~12日
・会場は、ペプシコ・リサイタルホール(テキサスで選考会をやるのは今回が初めて)
・1人持ち時間25分のリサイタル形式、選曲は自由
・一般に開放される
・72名が出場し本大会出場者30名が選抜される。結果は3月17日までに本人に通知。本大会出場者30名の公表は3月30日 
・72名の平均年齢は25歳、国籍は22か国、女性15人男性57人

*****

本選出場者30名発表!

💚亀井くんは初日、現地6日 7:30pm、日本時間3月7日10:30amのセッションの、トリで登場し、リストのラ・カンパネラとリスト≡ベッリーニのノルマの回想という亀井くんらしいプログラムで臨みました。90%のチカラが出せたそうです、インタビュー(Fort Worth Report、拙訳あり)をどうぞ

💚亀井くん、見事予備予選突破!
3月30日、ペトルーシュカをBGMに本選出場者30名の顔写真が動画で発表されました。5/30から試弾が始まります💚

・亀井くんのクライバーン公式ページ

クライバーン公式の亀井くんのストーリーに『(W優勝を果たし)これからは、国内最高のコンクールの覇者として演奏していくことになる。常に期待を超えていくというプロの演奏家としての自覚が新たに芽生えた』との彼のコメントが紹介されています。
4/26、全ラウンドのレパートリーが発表されました。各コンテスタントの顔写真クリックでチェックできます。
亀井くんがクライバーンに持っていく演目です

(参考までにヴァンクライバーンさんのチャイコフスキー国際のレパートリーを、その他の箇所に掲載してあります)

・本選出場30名コンクール歴

30名の発表時の導入が素敵です:
『いよいよこの時がやってきました。388名の応募者が30名にまで絞られました。彼らが、6月フォートワースで優勝目指して競い合います。この瞬間のために人生をかけて鍛錬を積み、自分の芸術のためにすべてを捧げてきた若者たち。世界各地から集まる彼らに、自らの情熱を共有し、人生を変えるチャンスが与えられました。この素晴らしい若き芸術家たちと、彼らのストーリーを、ここに紹介します』

Tianxu An, China, age 23 2019チャイコフスキー4位「勇気と自制」特別賞
Yangrui Cai, China, 21 中国国内賞総なめ、シドニー/仙台出場
Albert Cano Smit, Spain/Ne., 25 Naumburg優勝、カーネギーデビュー済
Dmytro Choni, Ukraine, 28 サンタンデール優勝他20のコンクールで入賞
Federico Gad Crema, Italy, 23 ショパンコンクール出場、オルガ・カーン2位
Anna Geniushene, Russia, 31 リーズ、チャイコン、ブゾーニ出場
Francesco Granata, Italy, 23 伊複数受賞歴、モントリオール、ブゾーニ出場
Arseniy Gusev, Russia, 23 作曲もする、クリーブランドVirtualVirtuoso優勝
💚Masaya Kamei, Japan, 20 国内W優勝、直前マリアカナルス(MCB)3位
Uladzislau Khandohi, Belarus, 20 ジーナ・バッカウアーファイナリスト
Honggi Kim, South Korea, 30 2017クライバーンセミファイナリスト
Elizaveta Kliuchereva, Russia, 23 昨年のリーズセミファイナリスト
Shuan Hern Lee, Australia, 19 2019クライバーンジュニア優勝
Andrew Li, United States, 22 クーパー国際他優勝歴
Yunchan Lim, South Korea, 18 クリーヴランドユースで2位
Denis Linnik, Belarus, 26 チッタディカントゥ他入賞
Kate Liu, United States, 28 2015ショパコンクール3位
Ziyu Liu, China, 24 2019にチッタ他3国際コンクール優勝、今年MCB出場
Jonathan Mak, Canada, 25 マンチェスターユース優勝ほか
Georgijs Osokins, Latvia, 27 2015ショパン2019ブゾーニファイナリスト他
Jinhyung Park, South Korea, 26 プラハ春優勝、サンタンデールなども経験
Changyong Shin, South Korea, 28 ジーナバッカウアー優勝、韓国の新星
Ilya Shmukler, Russia, 27 シゲルカワイ優勝
Vitaly Starikov, Russia, 27 2021エリザベート5位 
Clayton Stephenson, United States, 23 2015クライバーンユース審査員賞
Yutong Sun, China, 26 サンタンデール2位、MCB3位、クライバーン出場歴
Marcel Tadokoro, France/Japan, 28 エリザベートセミファイナリスト他
Sergey Tanin, Russia, 26 ゲザ・アンダ優勝
Yuki Yoshimi, Japan, 22 エリザベートセミファイナリスト他
Xiaolu Zang, China, 22 ベローナ優勝他、浜松など多数国際コンクール経験

現地集合と試弾、抽選

5月29日に集合、30日から試弾スタートです。このコンクールでは、クライバーンスタインウェイという特別なピアノが用意されています
💚亀井くんは、ハンブルク・スタインウェイを選んだそうです

💚亀井くんの演奏順はMCBと同じ10番
亀井くん自ら、10番を選んだのですね~

3つの配信サイトから、毎日一回好きなコンテスタントに投票できる!

今回、YouTube、 MediciTV、公式Webcastの3つのチャンネルで配信です。毎日一回、好きなコンテスタントに投票できます。公式から入ると、Voteのバーがあるのでそこをクリックすると、MediciTVの投票サイトに入れます。これによりCarla and Kelly Thompson Audience Award という聴衆賞の受賞者が決まります。投票は授賞式直前まで受付ています!

本選一次予選(Preliminary)

・6月2日~4日(10時、14時半、19時半の3セッション、日本時間で翌日0時、4:30、9:30)
・会場は、ヴァン・クライバーンコンサートホール
30名が、それぞれ40分のリサイタルを行う
選曲は自由だが、6~7分の委嘱作品(Stephen Hough作曲)を含むこと
30名のプログラム(byたけるみ)
18名が準々決勝に進出

💚亀井くんはMCBと同じ10番!本選予選(一次)初日のオオトリです。日本時間6月3日11:15amから!

そして、亀井くんのクライバーン初舞台が無事終了しました!最後は聴衆総立ち、拍手喝采!舞台裏で水をがぶ飲みする亀井くんの後ろ姿に、拍手しました😭💚
今日スタジオに解説に来ていたPeter Duganさん(ピアニスト)の言葉をここに載せます:
『(リサイタル前に超難度の高い10-2の話で、DuganさんとホストのBrayさんは盛り上がっていました。弱い345の指で半音階を弾くことの難しさ、もつれやすいと。それを受けて)
なんというパフォーマンスだろう!ショパンのエチュードは美しくて完璧な演奏だった。その中で、彼が素晴らしいものをもっていることが十分示されたと思う。
でも、それ以上に、今日のパフォーマンスで、彼には物語を伝える素晴らしいチカラがあること、作品のペース作りが素晴らしいことがわかったと思う。
ベルクという選曲がまた素晴らしかった。奥深い親密さで、信じられないほどポエティックだった。だから彼には、次のリストで爆発的に全てをぶつける振れ幅ができたと思う。
そして、最後は聴衆も、同じように(爆発的に)応えていた。』
素晴らしい批評ではないでしょうか!
本当に嬉しいです💚ノルマの回想の第一音目で、場の空気が変わりました。彼のリストの音です。きっと音量も彼にしか出せないような、素晴らしいものだったのだと思います、そこまでは配信で再現できていないはず。私にはわかります💚

そして!亀井くん準々決勝進出です💚
先程、マリン・オルソップ審査委員長から、準々決勝進出者18名が発表されました!番号順ではなくランダムで、いきなり2番目にMasaya Kameiのコール!
演奏直後のインタビューで、「変な緊張もせず、思うままに弾けた、今は結果はどうなってもいいと言う気持ち」「自分のやりたい音楽を伝えたいという気持ちで弾けた」とのコメントを読み、もうそれだけで十分すぎるくらい満足で嬉しかった!でも、やっぱり結果がついてきてくれて、本当に幸せですよ、亀井くん💚
準々決勝の演奏順は4人目、リサイタル2のトップバッターに決まりました!
拍手喝采、スタオベ、カーテンコール!

準々決勝 (Quarterfinal)

・6月5日と6日(予選と同じく3セッション)
・会場は、ヴァン・クライバーンコンサートホール
18名が、それぞれ40分のリサイタルを行う
予選で弾いた曲以外、選曲は自由
18名のうち12名が準決勝に進出

💚亀井くんの出番は、準々決勝1日目のリサイタル2のトップ、日本時間6月6日4:30amから
発表後15時間くらいで二次の演奏です。
演目は:
バッハ/半音階的幻想曲とフーガ
リスト/マゼッパ
ラフマニノフ/ソナタ2番(1931年)
最近の亀井くん、弾くたびにうまくなっていく!きっと素晴らしい演奏してくれるはずです!気負わず、持っているものを出し切ってください!
そして、
亀井くんの準々決勝、ぶれない彼の音楽がホールにあふれ、世界に配信されました!一次のノルマの回想で亀井くんはこの大会に強く印象を残し、皆がMr. Normaの演奏を楽しみにしていた様子!私は終始泣いていました。この大舞台に響く彼の音楽と、そして彼が全て出し切っている姿があまりに心に響いたんです。私の感想なんかより、OnstageNTXに掲載された批評の訳を載せておきます:
Cliburn Competition  6/5 Quarter Final 2 by Wayne Lee Gay
『見事なバッハ/半音階的幻想曲とフーガのパッセージワーク。21歳(🤭)の 亀井聖矢 が日曜午後の準々決勝セッショントップで登場。亀井は、18世紀のハープシコードためのバッハの作品を、現代のグランドピアノ用の滑らかなロマン派の傑作として、21世紀に息づかせた。非常に軽い熟達したペダルで、オープニングパッセージを光のオーラで包む。その後も全般的に繊細な技術を見せていたが、フーガは少しだけペダルが多かったか、それが無ければ威厳がさらに出た。
亀井が次に選んだのは、現在の状況と偶然符合した、もちろん意図されてものではないが、リストのマゼッパ。中世の宇国の英雄を題材としたユーゴーの詩が元になっており、運動を起こして露支配を倒した人物。リストがそこに詰め込んだ3つの脅威:幅広い跳躍、長くて速いオクターブパッセージ、速いアルペジオ。亀井はその全てを見事に弾き切った。
(バッハへのアプローチから)本質的にオールロマンのプログラム最後は、ラフマニノフ/ソナタⅡ1931年版。壮大な複数楽章のこの作品には、感情面での成熟と構造に対する大局観が求められるが、亀井はこの挑戦に応えていた。』

💚亀井くんはこの日もカーテンコールがありました。最初の挨拶で、場内ほぼ総立ちの大歓声。亀井くん笑顔で応えていました。笑顔と言えば、登場後ピアノベンチに座った亀井くん、左の上方を見て笑みを浮かべていました。それに後で気づいて、なんとなく嬉しかったです。

そして、
💚亀井くん準決勝進出決まりました!12/388まできました!また順不同で名前が呼ばれ、8人目、オルソップ委員長の視線が上手方向に行ったので、あ、これは呼ばれる!って思ったら、Masaya Kameiのコール!田所さんとお互いを応援し合うリラックス動画も上がって、普段のままの亀井くんも観ることができホッとしています!
亀井くんのリサイタルの出番は、初日、日本時間で6月9日10:50amから、コンチェルトは、6月11日9:30amの回の2番目です!
行きます、観ていて下さい、と微笑む亀井くん
(あくまで妄想) 公式YouTube
いきなり総立ちの聴衆に笑顔で応える亀井くん
公式YouTube
同じく準決勝進出を決めた田所さんと亀井くん、嬉しそうです!


準決勝(Semifinal)

・6月8日(19時半の1セッション)6月9日~12日(14時半と19時半の2セッション)
・会場はバス・パフォーマンスホール
12名がそれぞれ、60分のリサイタルと、オケとモーツァルトコンチェルト(9,15,19,20,21,22,23,24,25,27のいずれか)を弾くという2部構成
オケはフォートワース・シンフォニー・オーケストラ、指揮はNicholas McGegan
12名のうち6名が決勝進出

12名のセミファイナリスト
💚亀井くんのリサイタル、圧巻でした。渡米前ずっと傍で聴いてきて、聴くたびに二乗でうまくなる亀井くんの演奏に圧倒されました。あの時の演奏のさらに何乗もの凄み!泣けました… 拍手と喝采の渦の中、笑顔で挨拶する亀井くん、おめでとう、亀井くんの音楽が本当に世界デビューしました!
私の感想なんかより、GramophoneUKに載ったレビューをここに貼っておきます。

Gramophone UK, Jed Distler's Cliburn Blog No.8:
ベートーヴェン/ワルトシュタイン・ソナタ、リスト/ラ・カンパネラ、ラヴェル/夜のガスパール、バラキレフ/イスラメイをプログラムに並べるのは、音楽的にも構成的にも、そこにあまり意味はない。しかし、この作品はどれも傑作で、亀井聖矢は、何が何でも審査員をあっと言わせようとした、ということは明らかだ。私は、亀井のワルトシュタインに驚かされた。1・3楽章ではテクスチャーを注意深く重ね、タッチをグラデーションさせてベートーヴェンが作った和声の動きを描き出したところがとても良い。コーダのオクターブ下行スケールを右手グリッサンドで弾かず、両手で弾いたので、このピアニスト、フォートワースのグリッサンドポリスからきっと後で呼び出されるだろう(ジョーク)。
それはともかくとして、亀井は「ラ・カンパネラ」では気を許したか、時折ペダルを踏みすぎて端正な切れが濁ることがあった。しかし、彼はすぐに落ち着きを取り戻し、遊び心に溢れ、極悪非道で大胆な「夜のガスパール」を弾いた。数日前のタドコロはアポロン的アプローチだったが、それよりも表面的には刺激的だったと思う。他のピアニストだったら、このような作品と演奏の後に、犯罪ほど難しいイスラメイを
弾くなんてどうかしてる、と思うだろう。しかしここでもまた、亀井の見事なテクニックと無限の色彩に圧倒されてしまった。亀井は審査員を驚かせるつもりだったのだろうが、最後は喜びを分かち合っていた。

亀井くんがブレずにひたむきに、明日を信じて積み重ねたもの、しっかりと評価されて、本当にうれしいです💚驚かせようとして組んだプログラムではないけど、亀井くんはこれが世界デビューだから、そう言われても仕方ない😂
この2年近く、ほぼ全ての公演を生で聴いて沢山の幸せを亀井くんからもらいましたが、それら全てが、今本当に貴いです!
まいた!スリリングなイスラメイ!


💚亀井くんの愛らしい、幸せなモーツァル協奏曲19番も無事終演!現地からの情報では初め合わせに苦労したとか。その跡は見て取れませんでした。私がいつも聴くルプーの音源と比べ、テンポが遅い気がしたので、亀井くんがカラダで覚えたものを頭で合わせる苦労があったのかな?

DallasMorningNewsは、亀井は場を支配するのではなく、私たちを音楽的に密やかにいざなった。亀井は自らの控えめな表現で、エレガントに形を作り、フレージングしていた、と。

OnstageNTXは、最初のピアノの入りは、楽章全体を通じて感じられたオーケストラとの穏やかなコントラストを象徴していた。緩徐楽章でも、再び亀井は、オーケストラのイントロを生かし、囁くようなソロの入りでコントラストを創っていた、と講評をあげていました💚
解説のお二人が、「亀井くん笑顔だったね
とても幸せそうだったから、私もハッピーになった。どの楽章もキラキラしていて」と語っていたのが印象に残りました😊
マエストロと亀井くんの左手がシンクロして終止!
亀井くんの今回の挑戦の結果は、セミファイナリスでした。

亀井くん『今やるべことはやった、また前を向いて挑戦して行く、あー!!!』とツイートしていました。
セミファイナリストの結果を残し、今やるべきことはやった、素直におめでとうって言いたいです💚
亀井くんの音楽は確実に世界に居場所を見つけたもの!

Gramophone UKに亀井くんが残した爪痕はホンモノだと確信させてくれるてコメントが出ので、貼っておきます:
個人的には、私だったらファイナリストには入れないピアニスト2名(名前は出さない!)よりも、はるかに興味深いアーティスト #田所マルセル を猛烈にプッシュしただろう。更に言うと、#亀井聖矢 の予選とセミファイナルの見事なリサイタルは私の永久コレクションに保存しようと思う。

亀井くんの音楽が世界に船出しました。これから世界を1人歩きして、いつか大きなうねりになりますように💚

決勝(Final)

・6月14日、15日、17日(19時半の1セッション)18日(15時の1セッション)
・会場は、バス・パフォーマンスホール
・オケはフォートワース・シンフォニー・オーケストラ、指揮は審査委員長Marin Alsop
6名がそれぞれ、協奏曲2曲を演奏。第一群と第二群の中からそれぞれ一曲ずつ選ぶ

1群:ベートーヴェンの1, 2,3,4,5; ショパンの1,2; ガーシュウィンのラプソディインブルー, Fmajor; グリークの a minor; リストの1,2; メンデルスゾーンの1; ラヴェルの G major, 左手Dmajor; サンサーンスの2,5; シューマン →→→ この中のいずれか1曲

2群:バルトークの2,3; ブラームスの1,2; プロコフィエフの2,3; ラフマニノフの2,3,パガ狂; チャイコフスキー1 →→→この中のいずれか1曲

ファイナリストです⬇️

授賞式

・6月18日 19時~ 
・会場は、バス・パフォーマンスホール

優勝がYunchan Lim, 2位がDmytro Choni, 3位Anna Geniushene
田所マルセルさんが審査委員長賞
LiとShinが審査員賞
Schulerがモーツァルト協奏曲賞
Limは聴衆賞と新作賞も受賞
しました

皆さん、おめでとうございます!

そして、次回は2025年、今年が一年延期での開催なので、3年後に17回が開催されます。

規定など

一次予選の演奏順は抽選で決定。同じ演奏順で準々決勝も行われます

準決勝と決勝の演奏順は、リハーサルのスケジュールやプログラムの内容によって決定されます

コンクールはすべて生放送され、その後アーカイブが残る予定。CDやブルーレイ、配信等、商業目的で使用される予定。出場者には事前に了承してもらうとあります

・委嘱作品は4月1日までに出場者に送付

・大会中、出場者はホームステイ

・上位入賞者には、メディア対応など必要と考える会合などに出席してもらうため、コンクール終了後最長7日目までの滞在延長をお願いする、とあります

褒賞、向こう3年間の上位入賞者のマネジメントについて

優勝者には金メダルと賞金10万ドル、2位 銀メダルと5万ドル、3位 銅メダルと2.5万万ドルが、それぞれ与えられます

・予選、クォーターファイナリスト、セミファイナリスト&セミファイナリスト各賞、ファイナリストに、それぞれ賞金が用意されています(1,000〜10,000$)

聴衆賞、ベスト新作賞、ベストモーツァルト協奏曲賞、審査員特別賞(1つは、審査委員長賞)3つがあります

3位までの上位入賞者には、公演の企画、キャリアサポート、メディア対応トレーニング(SNSも含む)、移動の手配、レコーディング、販売、宣伝など、包括的で各自に合ったマネジメントが3年間提供されます

優勝者には世界的なキャリアマネジメントが提供されます。欧州と豪はKeynote Artist Management社、アジアはLIU KOTOW社(日本を除く、日本はコンサートイマジン社)がサポートします

3位までの上位入賞者の向こう三年間の公演を、現在クライバーンの方で調整中だそうです。その公演スケジュールの一部は、本大会のプログラムに記載されるそうです。
9月28, 29日に優勝者の凱旋公演が予定されています(Kimbell Art Museum Piano Pavilion in フォートワース)

・クライバーンが3位までの上位入賞者の公演スケジュールを組む際には、彼らが既に契約している公演の予定を考慮するものの、上位入賞者はクライバーンが組んだ公演に出演する義務を負う、とあります。なお、クライバーンがマネジメントする3年間については、3位までの上位入賞者は事前のクライバーンへの相談なしに、公演依頼を受けられない、また、クライバーンの要請があった場合、最大3回まで、無償で公演に出演する義務を負う、ともありました

その他

・本大会出場者選考会(予備審査)のAngela Cheng審査委員長はルービンシュタインの覇者です。また、第12回ヴァンクライバーン国際の覇者コブリン氏も5名の審査員に名を連ねています

・本大会の審査員は、選考会とは異なる面々となります。Marin Alsop審査委員長は指揮者で、レナード・バーンスタインに師事。この方が決勝でタクトを振ります

・委嘱作品を手掛けるStephen Hough氏は英国の著名なピアニストであり音楽家です

・過去の入賞者ですが、亀井聖矢さんが現在師事する桐朋学園大学教授の岡本美智子先生は第3回大会の入賞者でいらっしゃいます。藤田真央さんが師事する東京音大学長野島稔先生(モスクワ音楽院留学されオボーリンに師事)は、1969年第3回大会で2位になられています。2009年第13回大会では辻井伸行さんが覇者となられ、その後輝かしいキャリアを歩んでおられます。阪田知樹さんは2013年第14回に最年少で入賞、2016年にフランツリスト国際ピアノコンクールで優勝し、昨年はエリザベート王妃国際音楽コンクールピアノ部門4位入賞を果たしておられます

・前回2017年第15回ヴァン・クライバーン国際で2位に入賞したブローバーグさんは、2019年チャイコフスキー国際コンクールで3位入賞を果たしました

・Alexei Sultanovさんもヴァン・クライバーン国際の覇者です(1989年第8回)。また、Radu Lupuさんが優勝したのに(1966年第2回)褒賞公演を断り帰国し、その後リーズ国際で優勝したという話があります(Maestro Radu Lupu, R.I.P. クライバーンが優勝発表直後に弾いたショパンバラード1と共にツイートしていました。 4/19)

・ヴァン・クライバーンさんのチャイコフスキー国際コンクールのプログラム:
Bach. E Minor Partita
Mozart. Sonata in C Major, K 330
Beethoven. "Les Adieux" Sonata
Ravel. Toccata and "Jeux d'Eau"
Hindemith. 3rd Sonata
Prokofiev. 6th Sonata
Chopin. F Minor Fantasie and B Major Nocturne Op.62
Liszt. 12th Hungarian Rhapsody
Mozart. D Minor Piano Concerto, K. 466
Brahms. B-flat Piano Concerto No.2
Tchaikovsky. Piano Concerto No. 1 in B-flat Minor

ホストファミリーとTCU

TCU360 (2021年12月8日付)の記事より)

・大会期間中、コンテスタントはホームステイですが、会場までの送迎や食事、休日のリラックスなど、ホストファミリーとソーシャルホストが大変大きな役割を果たします。会場でも演奏を見守り、3週間一緒に過ごすことで、まるで本当の家族のような絆ができるそう。ホストファミリーの家にはスタインウェイ社よりグランドピアノが練習用に貸し出されます。
また、TCUテキサスクリスチャン大学の学生ボランティアが、会場の案内、買い物のヘルプ、空港の送迎などに力を貸し、市民も、コンテスタントにフォートワースの文化を知ってもらうなどの活動に参加するそうです

・クライバーン財団広報のMaggie Estesさんの弁:
「このコンクールが他と違うところは、何と言っても、Fort Worth! この世界を初めて見る人にとっては、まあ驚きだと思うんです。Fort Worthの聴衆はとても温かいですよ!よくそう言ってもらっています」
そして、コンクールは、地元にとって『文化の祭典』、ピアニストの方々は『超人』と語っています

(なお、この記事には、岡本先生のコンテスタント時代のお写真が掲載されています)

終わりに

本日6/22、亀井くん無事帰国💚
余程アメリカに気に入られたか?フォートワースに愛されたか?なんと一度出発してシアトルで放り出され🥲フォートワースのホストファミリー宅に戻って出直すというハプニングがありました。
ようやく無事に帰って来てくれて良かった💚

優勝したユンチャンくんとにこやかにツーショットをツイートしてくれた亀井くん。そこには大尊敬の文字!似ていてよく間違えられたとも🤭そんな彼の人となりも私は大好きです💚

このnoteもMCBと同様、規定と基本情報のみだけどスタートしました。あと2ステージでしたが、亀井くんはセミファイナリスト!活躍のおかげで、noteも亀井色に染めることができました!

Gramophone Cliburn Blog No.18最終回の最後の部分(拙訳)を載せて終わりします:

金メダルは当然のことながら、リム。銀はゲニューシネ、3位はチョニ。リムの聴衆賞も私は驚かなかった。
私のお気に入りピアニストがファイナルに残れなかったのは残念。2位3位がなぜYではなくXだったのかと、閉幕後あちこちで議論されるのだろう。
今回私は、言わば聴いたままの事実を伝え、読者を素晴らしい音楽創造の世界へと導こうと努めてきたつもり。
ピアニストたちは生演奏の世界に戻っていくが、そこで彼らが得る歓びは、それは素晴らしいものなのだろう。

💚Fin.
©︎マークが公式写真につきましたので、スクショ以外を削除しています。6/8