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祝優勝!亀井くんロンティボーレビュー集

💚亀井聖矢さん、ロンティボー国際コンクール 優勝というタイトルを獲って帰ってきました!
その演奏について、現地フランスから発信されたレビューや記事(亀井くんについて言及している箇所のみ)をまとめました。全て署名記事。上がったら更新を繰り返して行こうと思います。

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・大見出しの下に、媒体のリンクを貼りました。

(バナーは公式演奏動画のスクショです)

Pianiste Fr. および Classica Fr.

・Long-Thibaud Competition Day2(eliminatory round)

続いては、20歳の日本人、亀井聖矢の出番。彼はとても繊細なラモーでスタート。プーランクとラヴェルでも明確なタッチに巧みに合わせたペダリングで魅了した。ショパンを情熱的に演奏することができ、バラキレフのイスラメイ、ヴィルトゥオーゾの極みでフィナーレ。名人芸ではあるが大きなサプライズはない。

・Long-Thibaud Competition Day 4(semi-finals)

日本の20歳、亀井聖矢は、夜のガスパールで妖しい魅力に満ちたフレスコ画を描いた。ゆっくりと燃えるように、徐々に明らかになっていく闇に魅了された世界。彼の演奏は、技術に溺れることなく驚きを与えた。遠くにある絞首台という客観性、圧巻のオンディーヌの最高潮の際立たせ方、そして、妖艶で色彩に溢れたスカルボで自身を完全に解放する。聴衆からは自然に拍手が起こるほど、めくるめく世界。
ショパン/プレリュード16番は、その圧倒的な夜のガスパールの影に隠れたものの、激しさは継続し、続いて、日本人作曲家細川の「俳句」で衝撃を与えた。リスト/ノルマの回想は
完璧。ピアニストによる気高い演奏が、作品の展開をメロドラマから、ダンテ風小説に変えてしまった。すでに、今大会の優勝者のシルエットが見える気がしないか。

・Long-Thibaud Competition, Day 5 (finals)

20歳の日本人亀井聖矢は、その鮮やかなサン=サーンス5番の解釈で、魅了した。彼の存在は衝撃的!彼は作為的なところのない、オーラをまとったピアニストだ。一見、そのヴィルトージティが表層的にも見えかねない作品を前にして、このピアニストの演奏は、驚きの連続だ。洗練された旅の1楽章に、いきいきとした生命力を与えていた。そして、彼がいかに豊かな芸術性をもっているかが、スピリットと大胆さで溢れた2楽章でより明らかになった。異国情緒一色で塗り固めようとせず、色彩が独創的だった。
オーケストラとの親和性が見られたのは、彼ひとりだけ。彼は、コンクールという勝負の場であることを忘れて、ステージの熱をつかみに行った。そして、大胆にオーケストラを圧倒的な最終楽章へと突き動かした。

・Long-Thibaud Competition, Gala

『2人のピアニスト表彰台の頂点へ』
今大会、予選から非常にレベルが高かった。 Pianiste誌のイチ推しだった20歳の亀井聖矢は、いきなり大健闘し、プレス賞と聴衆賞を獲得した。 本誌は今大会を通じて、彼の才能が本物であること、その色彩、その創造力を称賛してきた。 サン=サーンス5番の彼の解釈は、実に細かく素晴らしかった。なので、正当な結果が出たと思う。 韓国のイ・ヒョクと共に、彼は優勝した。熱狂的聴衆の大歓声の中、二人は握手を交わしていた。

Radio France

・Nov.14 アジア人コンテスタントがロンティボーを制覇

亀井聖矢は、サン=サーンス5番の解釈で際立っていた。
優勝者には10数の褒賞公演が用意され、キャリアスタートが支援される。7月14日のパリ祭出演もその一つである。

Le Point

・Nov.14 頂点に立った二人が受賞

ビートルズ風のヘアスタイルの亀井聖矢は、自国日本で勉強中。ヴィルトージティと感性が交差する見事なサン=サーンス5番を披露した。 
(二人の握手、音楽が世界の共通言語であることの象徴と捉えられていました)

ResMusica

・Nov.14 ロンティボー国際優勝者決定

亀井聖矢は、異国情緒あふれるフランスの協奏曲を披露。熱気とまばゆいほど生気溢れる解釈、技術的かつ音楽的な成熟度の高さで際立っていた。