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出産予定日前日、ベビー誕生!

バースプランに書いていた出産のイメージ。
「命がけ」
この言葉の重みを、身をもって知りました。

出産予定日前日の朝7時。
お腹が少し痛み、便秘かな?と思いながらトイレへ。
そこで、粘液のある血の混じったおりものを目にしました。
ついに、“おしるし”が来た!!!

約1時間ものあいだ、10分おきに訪れる1分間続く痛み。
耐えられるけど、痛い。下腹部がずしんと重い。
規則的に痛みが続いているので、産院に連絡。
助産師さんから、間隔が6〜7分になったら、もう一度連絡をするように告げられました。
すぐに産院に行けないことに絶望。笑
ベビーは元気に動いている。しゃっくりもしてる。

深呼吸をして、痛みを逃しながら、陣痛の間隔が短くなるのを待つ。
これ・・・・いつまで続く!?

12時半。陣痛の合間におにぎりを流し込む。
ほおばっているときに、痛みに襲われ、吐きそうになる。お腹痛い!!!涙

13時頃。間隔が7分くらいになってきたので、産院に再び連絡。
陣痛タクシーで、産院に向かうことに。

14時頃、陣痛室に入室。
さらに陣痛の間隔を短くしていくために、湯船に浸かったり、スクワットしたり、バランスボールに乗りながら過ごす。
痛みを呼ぶために、自らに苦行を課すという新しい世界を体験する。

18時。陣痛は5分間隔になってきた。
5分痛い、5分大丈夫、が繰り返される。
その大丈夫な5分のあいだに、夕飯をいただく。
が、痛みの到来とともに、豪快にゲロをぶちまける。
あんなにお腹が空いていたのに、完全に食欲が失せる。
その後、痛みの訪れとともに、全て吐き切る。

仕事を終えた旦那さんが陣痛室に合流。
助産師さんのアドバイスのもと、いきみ逃しのため、お尻を押してしてもらう。しかし、押し方が優しいので、ベビーが出てくるのではないかとヒヤヒヤした。
いきみ逃しとは、子宮口が全開大(10センチ)に開くまで、いきまないようにすること。子宮口が開ききる前にいきむと、産道が傷つく原因になるそうです。

21時頃。子宮口が全開大に!!!
助産師さんから、いきみOKの合図をいただき、全力でいきむ。
が、ベビーは出てこれず。
6回くらいいきんだあと、お股を切ることを告げられる。
この頃、もう痛すぎて、何でも良くなっていた。

陣痛室に入ってから、約7時間。
お願いだから出てきてくれ!!と最後の力を振り絞って、全身全霊のいきみ。
ようやく出てきかけているベビーを、助産師さんが全力で引っ張り出す。

ベビー、外の世界に出てきて数秒後。
ものすごいボリュームで、オギャーーーーーー!!と泣き始めました。
激しい!!!

陣痛室のベッドの上で、生まれたてのベビーと記念撮影。
強烈な仕上がりだった。笑
その角度から写真を撮ってはいけない・・・。笑
とはいえ、すべてを物語っている最高の思い出をおさめてもらいました。

それから産科医さんは私のお股を縫ったり、子宮内を確認したりと、さまざまな処置をおこなってくれました。出血が多く、陣痛室のベッドでしばらく安静に過ごすことに。
それでも出血がおさまらず、再度診てもらったところ、別の部分が傷になっていることが判明。
再び縫ったり、クダでおしっこを取ってもらったり、出産が終わった後も、痛かった。

約2時間後。無事に出血もおさまり、看護師さんが入院の部屋まで車椅子で連れて行ってくれました。
深夜0時。穏やかだな〜、とベッドの上でひと段落していたのも束の間、新生児科の先生が部屋にやってきました。そこでベビーは呼吸が安定しないため、NICUに入ることを知らされ、震えました・・・。
NICUに入ると、しばらく抱っこできないからと、保育器からベビーを出して抱っこさせてくれました。ひとつひとつの動作が小さくて、一生懸命で、とても可愛かった。

結果的に、先生の迅速な処置と看護師さんたちのサポートのおかげで、ベビーの症状は順調に回復し、私が退院した翌日には退院することができました。

予想外のことが色々起こったけど、ベビーが無事で心の底から感謝!!!
元気いっぱいで表情豊かなベビー。
何よりも大切で愛おしくて、命に変えても守りたい存在です。

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