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必要とする人に与えられる必要な場

オンラインでおしゃべりの場をやっている。
適当に声をかけて集まった人たちで適当にしゃべる。みんな私のお友達だが、お互い同士は知らない人もいる。そんなところで話すことあるのかなーと腰がひけてしまいそうだし、開催した私自身もうまくいくのか全く自信がなかったのだけど、やってみるとなかなか良い場になった。

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1回目 参加者は四人。

初めに自己紹介をして、その後は流れに任せて自由なおしゃべりにしたのだが、20代の若者が今の仕事や今後についてのぼんやりした悩みを打ち明けると、他の参加者がそれぞれの立場からたくさんのメッセージを伝えるとともに、自分自身の境遇や生きづらかった経験なども語ってくれた。初対面とは思えない暖かい場となった。

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2回目 参加者は8人。

途中参加も耳だけもOKとしたので、後からの参加者もいたにもかかわらずやはり必要な人が集められた場となった。

参加者の一人が精神保健や認知症についての活動をしているというところから、福祉活動やご自身の心や体の痛み、そこからの解放などについてとても自然に語られていった。偶然に集まった人たちなのに、この話題について語るために必要な人たちばかりが集められていて、不思議な力を感じずにはいられなかった。

必要としている人とそれに対して与えることができる人が自然にこの場に集まっていた。


たった2回だから、たまたま、偶然といえばそうなのかもしれない。が、この場を作ることが誰かの役に立つのだと思うことができた。私はいつも人に助けられている。

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授業でも私が与えるより、クラスの中で生徒たちによってお互いが高められることがほとんどで、私もそんな授業を作るのが好きだし得意だ。特に小論文の授業では、一般的には個別指導が良いように思われているが、私は集団が好きだ。受講しているメンバー同士が意見を交わしたり、調べたことをシェアすることでみんなの知識と考えが深まっていく。

同じように、このおしゃべりの場も参加者の経験や知識、そして暖かい人柄によって、お互いの思いが絡み合う素敵な時間になる。

この場の名前は、「まま書く」presents「書かない」

「まま書く」は、移住した沖縄県久米島で何かやってみたいと始めた「書く」ことを楽しむサークル。書くことによって前向きになれると一部女性たちに好評だった。沖縄本島に転居して、オンラインでやってみたのだが、なかなかうまくいかず、試しに書かずにしゃべるだけにしてみたとうわけなのだけど、これからも不定期に続けていこう。誰かの役に立てそうだから。

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