--ayako
気づいた瞬間はいきなりやってくる。
その瞬間は気づいたときにはすでに弾けていて（赤い実パチン）、それは音ではなく振動で伝わることで認識する。私たち自身の細胞単位で弾けているからそれが周囲の細胞に伝わりながら関係し合いながら、タイムラグを伴って「わたし」が認知する。

ピリはじが面白いなと思うのは、自分の隣の細胞には反応しなかったけど、他者の細胞には実は影響を及ぼしていた。みたいな事実を体感しちゃってることだと思います。

ピリはじに関するキーワードを拾ってみると

・弾ける
・瞬間
・静かなる爆発
・細胞
・問いを内包する

・循環
・ドーナツ
・周りの関係性によって変化する
・周りの関係性によって立ち現れる
・誤読を創造する

問いを内包している言葉だからこそ、弾けた瞬間に新たな生命（問い）が誕生する。

--ayako
キャプさんに「ピリはじはアート活動だね」とおっしゃっていただきましたが、ゆらぎを伴うもの、「完成」という形がなく常に変化されうるもの（変化することを許容するもの）がアートなのかなと思ったときに、アート活動であり生命活動でもあるのかなと思いました。

変化することを許容してるからこそ、生命力のある創造的な誤読が誕生してくる。新たな命の誕生を喜ぶ。とても大きな視野でいうと「祝福」。

--miyabi
ピリはじのはじまりの前のはじまりは、「自分をクリエイトする」という、他者によりわたしらしいあたらしいわたしを発見する活動だったんだけど。じゃあ、「自分をクリエイトする」の始まりは何だったのかってことで。

藤井田さんが、モチベーション、それをする必然性みたいなことを言われていて。自分のこの活動の必然性って、そもそも、、と立ち返ると、ある出来事によって、突然変わってしまった価値観や空虚、虚無感を埋める行為。

でもそれは、マイナスのエネルギーというよりも、生命力にも似たもので。ギリギリのラインからの這い上がる力みたいな。そんなものだと思った。

--miyabi
で、ドーナツってすごくイメージしやすいなって思って。
弾けた瞬間、空気砲みたいにくるくるくるくるドーナツみたいな形になっていたとしたら、それって真ん中の穴を埋めるような行為のような気もしてきて。でも、真ん中はない。それこそ虚構。けれど、止まっていなくて渦輪はゆらめきながら、広がりながら進んでいってるみたいな。

--ayako
真ん中にはないからこそ、虚構の中に何があるんだろうという想像をふくらませて、虚構の世界だからこそ見えることがあるのかもしれないですね。だから、穴を見ようとする行為は、同時に周りのドーナツをぐるぐるさせていくことでもあり、それによって立ち現わそうという、2重構造。

想像によって穴は広がり、周りのぐるぐる活動の力（あ！これが遠心力？）の関係性によって、ゆらめきながら進んでいく。

--miyabi
そして、キャプさんが継続ってキーワードを言ってたと思うんだけど。ピリはじって継続だし、穴を埋める行為、弾けて元の位置に戻る（正確には時間軸が伴うから元の位置ではない）形が渦輪の力の動きに似てる気がするし、リピート再生のぐるぐるマークの集まりがドーナツなような。

--ayako
継続は過去から未来へと時間軸でいうと直線の矢印だと思うから、そう考えるとやっぱり動きとしてはトルネードってことですね！一つひとつのドーナツがそれぞれの周波数をもって回っていて、グラデーションを帯びながらも進んでいく。

--miyabi
あ、一個一個がぐるぐる螺旋を描きながら進んでるのかな？？
渦自体もドーナツって思ったら、ドーナツの集合体で立体のドーナツができてるともとれるね。だから、一つ一つのドーナツがそれぞれの周波数持ってるってイメージできる！

--ayako
はい、惑星みたいにそれぞれの周期で出会ったり出会わなかったり、重なったり重ならなかったりで色が常に変化していて、それらの集合体でまた立ち現れる大きなドーナツがあるイメージ。

グラデーションって、何て訳すのかなと思ってたら「それは多様性だよ」と教えてもらって、しっくりきたんです。全体としては大きなひとつのドーナツなんだけど、多様性を帯びている。

--miyabi
だとしたら、やっぱりピリはじは、ピリはじを探すんじゃなくて、立ち現すものなんだろうね。ピリはじって存在してなくて、行為によって立ち現れるもの。動かないと立ち現れないの。

--ayako
うんうんうんうん！
探すんじゃなくて、立ち現すもの！（リピート笑）

--miyabi
私たちが考えること、動くことで存在させるもの！

--ayako
重なるたびにはっきり現れてくるから、継続的な活動なんだ！

--miyabi
すっごいしっくり！！

--ayako
またひとつ、弾けましたね！

--miyabi
まさに今、気づいた瞬間、世界がはじまった！

--miyabi
パチン

--ayako
パチン