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ビジネスマンの僕が日曜日に無給で台湾の魚屋で働く理由

どうも!台湾在住のPiroです。

僕は現在台湾で現地採用として働いています。

出勤日は月曜日から金曜日まで。所謂カレンダー通りっていうやつです。

出勤時間はフレックスなのですが、僕は大体朝6時過ぎから仕事を始めて夕方の17時、18時くらいまで働いています。

これだけ聞くと働く時間がとても長く感じますが、今はほぼリモートで働いていて、途中でジョギングに行ったり、昼寝をしたり、料理をしたりしてるので実際の労働時間自体はそんなに長くありません。

もちろん残業をしてしまうこともありますが。

台湾ではリモートでしかもフレックスで働ける会社はそんなに聞いたことがないので、このような自由な労働環境は本当に嬉しいです。

そんな僕ですが、普段は日本語教師の仕事もしています。

日本では副業禁止の会社も多いですが、台湾では法律で副業禁止が禁止されている、つまり誰でも副業をしていいので会社は副業を認めざるを得ません。

実際自分が働いている会社でも本社は副業禁止らしいですが、台湾ではもちろん禁止ではありません。

僕自身いつも会社で日本語教師の仕事について話しているのでみんな知っていますし、それに対して嫌味を言われることも全くありません。

ちなみに日本語教師の仕事は週に4日、時間にして10時間程度働いています。

もちろん会社の労働許可証とは別で、日本語教師の労働許可証も別ですが取得しています。

外国人にとってビザは本当に大切なので、そこは本当に気を遣っています。もし違法労働がバレたら罰金を取られて台湾から強制退去になってしまいますし、、

前置きが長くなりましたが、このように僕は普段2つの仕事をこなしながら台湾で生活しています。

そして(ほぼ)毎週の日曜は彼女の親戚の魚屋さんを手伝っています。

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お魚屋さんでのお仕事

魚屋さんは朝の仕事です。

時間としては朝の7時くらいに家を出て8時くらいからお手伝いを始め、お昼の13時過ぎに終わる感じです。

もちろん僕はお手伝いだけなので仕事の開始の時間も遅いですし時間も短いですが、親戚のおじさんは日付が超えた0時から支度を始め市場へ買付けに行き、5時過ぎには市場で魚を売り始めるそうです。

そんなお魚屋さんですが僕は無給で働いています。というのも特に何も責任を負ってませんし、自分が好きで行ってることなのでお金をもらう必要はないとの判断です。

ちなみに給料の代わりとしてお魚はもらってます。

それでどうして自分が無給でわざわざ休みの時間を使って手伝いに行くのかと言うと、1つは自分が魚について学びたかったということ、もう1つはやはり人との繋がりを持っていたいというのが主な理由です。

普段会社で働いていて、しかもリモートで同僚とも合わない環境で仕事をしているとどうしても誰のために働いているか分からなくなる時があります。

日本語の授業でも生徒はお客さんですし、自由に自分の授業を受けることができますが、ほとんど生徒は固定されていますし、直接文句を言われることもありません。

確かにこのような環境はストレスが少ないですし、働いていて楽しいのですが、少し物足りない感じします。

しかし魚屋さんは完全に対面での店員とお客さんの関係。

忙しくて追いつかないこともあるし、もちろん文句を言われることもあります。

それでも人と人が関わりながら仕事をするのは本当に楽しいですし、僕は日本で飲食店の経験が長かったので、まさに働いているという感覚が味わえるのも事実。

中国語の練習になったり、台湾のリアルな生活の様子を垣間見れたりするのもまた学び。そんな台湾の生きた姿がそこにはあり、自分がその一部に溶け込む心地よさがなんとも言えない喜びなのです。

また、魚屋さんで働きながらボーッとしている間に新たな仕事のアイディアが浮かんだりしたり、普段と違う環境に身を置くことで普段では思いつかないアイディアが思いついたりと、自身の幅を広げてくれる役割もになっています。

まあ、色々カッコつけて言いましたが、結論を言うとやっぱり自分の仕事で誰かが笑ってくれる姿、喜んでくれる姿を見られると言うのは何事にも変えがたい喜びなのです。

お客さんとの会話や一言の「謝謝」が自分に活力を与え、自分に働いている、生きていると言う感覚を与えてくれます。

ちょっと飲みすぎたので大袈裟かもしれませんが、でも嬉しいと言う気持ちに紛いもありません。

日本を離れ外国で生活をする中でどうしても人との関わりが限定されたり、次第に少なくなっていく中で魚屋さんという機会を通してたくさんの感情を得られることは給料をもらって働くことに匹敵する、いや、それ以上に人生にとって大切な時間なのかもしれません。


これからありたい自分

僕はこれからも魚屋さんでのお手伝いを続けたいと思います。

もちろん条件は変わらず給料はもらいませんが、それでもやりたいと思います。

なんでやろ、と自分で考えた時にそこには現在の日本では忘れられたというか、大分の田舎で経験した人との繋がりや温かさ、そこにある喜びをずっと感じていたいし、そこにあるものを伝えられたらと思います。

これから世の中にはどんどん新しいビジネスが生まれ、どんどん便利な世の中になっていくと思います。しかし、そこには誰かを笑顔にするという視点は絶対に欠かせませんし、それこそがビジネスの本質だとも思います。

そんな基本に立ち返らせてくれつつも、まだまだたくさんのことを学ばせてくれる場所。それが僕が愛する魚屋さんにはあるのだと思います。







いつもありがとうございます。僕は夢や目標に向かって努力する方をサポートしたいと考えています。皆様からの支援はレベルアップするための学習資金として使わせていただきたいと考えています。是非よろしくお願いいたします!!