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インドネシア料理店で女性が微笑んでくれた話

どうも台湾在住のPiroです。

普段は日系企業で働いたり、日本語教師をしたりしています。
Youtubeで台湾移住チャンネルとかもやってますのでよかったらご覧いただけると嬉しいです。

という宣伝はここまでにして、今日のお昼に桃園駅の南口にあるインドネシア街に行ってきました。

台北市(新北市)の隣の都市の桃園は工業地帯で、工場などがたくさんあります。その工場などでベトナムやタイ、インドネシアから来た人がたくさん働いていたりします。また、台湾ではお年寄りの介護としてインドネシアやフィリピンの方が住み込みで働いていたりとかもあります。

そのような理由で桃園にはたくさんの外国人の方々が住んでいて自分たちのコミュニティーを作ったりしています。

タイトルでは「インドネシア街」という表現をしましたが、実際にはベトナム、タイ、インドネシアの方々のお店が1つの場所にごっちゃに入り混じっている感じです。

皆さんもあるあるだと思いますが、今日は突然インドネシア料理が食べたくなったのでその外国人でごった返している街に行って来ました。

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コミュニティーに所属する安心

そこは桃園駅の南口を出てすぐの場所なのですが、今日が日曜日と言うこともありかなり人が多かったです。ベトナム人やインドネシア人など同じ国の人同士で集まりおしゃべりをしたりご飯を食べたりと賑やかにしていました。

自分も前日に台湾に住む日本人の方々と食事に行ったばかりで、異国の地で同じ国の人に会う喜びや安らぎというのはどこの国の人でも同じなんだと感じたり。

そういうコミュニティーに所属することで自分の居場所があると感じられる安心感というか、自分の存在が認められるような場所が特に外国に住んでいる人は求めていたりするのでしょうか。

自分も深く考えたことはなかったですが、潜在的に自分の居場所を探しているのかもしれません。

もちろん同じ背景で育った人と自分の国の言葉でコミュニケーションを取れるという単純な楽しさも大きいですが、「繋がりがある安心感」というのがキーワードになるのかなと街を散策しながら思いました。


料理が繋いだコミュニケーション

目的のお店に到着。店内はインドネシアのローカルの人しかいない様子。

自分が注文の仕方を聞くと、何人?辛いけど食べられる?と店員さんから聞かれました。ご飯を買うのに何人か聞かれるのは普通に考えて面白いですよね。

そこのレストランは自分で好きなものを選んで最後に店員さんが金額を計算してくれるシステムなのですが、インドネシア料理なので何が何かさっぱりわかりませんでした。

すると、あるインドネシア人の女性がこれは牛肉だよ!これが美味しいよ!と料理を1つ1つ優しく説明してくれました。

料理を選んで1人で食べようとしていた自分にその女性が「一緒に食べよう!」と声をかけてくれて一緒にご飯を食べることになりました。

この時ふと自分の中である種の懐かしさというか、忘れていたものを思い出すような感覚が脳裏を過ぎりました。

自分はこれまで30ヵ国以上バックパッカーとして旅をして現地の人と交流していろんな経験を得ることができましたし、台湾に来たばかりの時は中国語の練習も兼ねて自分から積極的に会話をしたりして知らない人ともたくさん交流してきました。

しかし、最近は旅に行くこともなければ、台湾に住んでいても知らない人と会話をする機会もほぼなくて、会話をするのはいつも知っている方ばかり。

生活に慣れてきた事で何か大切なものを忘れているのではと気付かされました。

ご飯を食べながらお互いのことを話したり、台湾での生活について話したりしました。特に踏み込んだ話をするわけでもなかったのですが、お互い笑顔で会話をして自分の中で純粋に楽しいというか気持ちが満たされていくのを感じました。

いつの間に自分はそんなに周りと会話しなくなったんだろう。

そんな人生を変える出会いなんてなくてもいい。ただその時その時目の前にいる人と一言二言交わす。その喜びを重ねることで自分の人生は楽しかったと胸を張って言えるようになるんだろうな、と。

いつの間にか纏っていた鎧。

そんなもの脱ぎ捨てて、目の前の人との一言の二言の会話を楽しめる自分でありたいし、そういることが自分の幸せだと強く思った。

今日のインドネシア料理はいつも以上に美味しく感じた。

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