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空を見上げているポジティブな自分

どうも台湾在住のPiroです。

最近気づくと空を見上げています。それは無意識なのか、はたまた意識し続けて習慣になったのかはわかりませんが空を見上げることが多くなりました。

今日はそんなお話をしたいと思います。


私は大分県のど田舎で生まれ育ちました。

今でももちろんマクドナルドやファーストフードのお店はありませんし、初めて市内にコンビニができた時は行列ができるほどの田舎です。

そんななにも無いところにも、というか何もないところだからこその良いところもたくさんあります。

静かな環境だったり、人との距離感の近さだったり、実家の農園の野菜の美味しさだったり、挙げればキリがないですが、今でもやはり鮮明に覚えているのは暗い暗い夜空一面に煌く満天の星空。

小学生や中学生だった当時は空を見上げて「この星が落ちてきたらどうしよう」と杞憂をしていたほどでした。

そんな田舎少年も徐々に歳を重ね、念願の東京の大学への進学が決まりました。東京へ進学する前は地元を離れることが信じられない一方、新たな生活に心躍らせてもいました。


東京へ上京すると初めての都会での生活を満喫していました。夜になっても人通りは絶えず、煌々とした街のネオンを横目にいつもベロベロになるまで酒をかっこむという生活を続けていました。

夜は明るいもの。いつの間にかそのような考えに自分自身が支配されていました。

そんな初めての上京から数ヶ月、久しぶりに実家の大分へと帰省しました。

内心では「東京でいけてる俺を見て欲しい」そんな期待を抱きつつ、久しぶりの地元を楽しみししていました。

日中に見た地元は相変わらずの田舎で、本当に何もないところ。テレビも東京と比べ1~2週間前の番組がやっと放送されていて

「この番組もう東京で見た」

そんな一言を偉そうに発するご身分になっていました。

そんな日の夜、ふと外に出て空を眺めた時のことは今でも忘れません。

「星っちこげえ見えるんや...」

それまで人生の全てを過ごし、当たり前に見てきた環境も数ヶ月の都会生活で全てを忘れてしまったかのような衝撃を受けました。

と同時に、自分はいつから空を見上げることを忘れるようになったんやろう。そんなことを考えました。


そんなことを考えてから10年以上の年月が経ちました。

結局今でも都会に住み続け空を見上げるのは気分が落ち込んだ時だけ。普段は空を見ることも忘れ、気付けばいつもスマホの画面を覗き込み地面を見ることが当たり前になっていました。

そんな自分が最近また空を日常的に見上げるようになりました。

冒頭でも言ったように自分でもその理由ははっきりわかりません。

ただ、これまでと違うのは当時の田舎の少年と同じくこれからの人生自分で切り拓いて行こうという前向きな思いがあることかもしれません。

空を見上げるからポジティブになるのか、ポジティブだから空を見上げるのかはわかりません。

一つ確かに言えることは、空を見上げている自分はものすごくポジティブです。

いつもありがとうございます。僕は夢や目標に向かって努力する方をサポートしたいと考えています。皆様からの支援はレベルアップするための学習資金として使わせていただきたいと考えています。是非よろしくお願いいたします!!