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新卒の会社を8ヶ月で辞めた私が、どうしても新社会人に伝えたいこと

こんにちは、ぴろろです。

今日は4月1日。

本日が入社式の皆さん、入社誠におめでとうございます。

新しい門出に期待や不安が入り混じる時期だと思います。

今月から無職になってしまった偉そうな立場ではあるのですが、

今回は「新社会人に伝えたいこと」というハッシュタグをつけてこの記事をお送りします。

新社会人の皆さんもね、きっと一般的な「挨拶をしろ」だとか「報連相をしろ」だの、そんな当たり前かつ説教じみたものは見飽きてうんざりしていることでしょう。

今日は、うだつが上がらない社会人の先輩たちが、唯一上からご高説垂れることができる日なのです。

一応、彼らの言うことにも一理あります。

イラッとすることもあると思いますが、利用できるところは利用して、そうでもない部分は生温かい目でスルーしてあげてください。

最初に言っておくと、私自身は新卒で入った会社を8ヶ月で辞め、その後も短期離職を繰り返し現・無職なので偉そうなことを言える立場ではありません。

なので、休職して退職した後に、発達障害や精神疾患が発覚した立場から、お伝えしたいと思います。

それでは、本題に参ります。

(※本記事においては、クローズ就労で就職したけれど病状や障害特性もあって不安かもしれない、

もしくは、これまで体調不安や精神的に生きづらいと自覚しているけど、社会生活を送れるだろうか……と不安になっている、そんな立場の方向けに発信しています。

心身共に一度壊れると、前のように二度と元に戻りません。

そうならないように、なってしまった時にどうすべきか、できることを発信しようと思います。)



①寝るべき時間に眠れなくなったら、「やばいかも」と思おう

あなたは最近眠れていますか?

どうしても寝てはいけない時に、無理やりエナジードリンクなどでブーストをかけていたりしませんか?

もし、現時点で眠れていなければ間違いなくパフォーマンスが低下しているはずです。

社会人は最低でも1日6時間は眠るべきで、理想は7時間半〜8時間です。
私自身は新卒の頃、仕事のストレスや緊張で、1日3時間ほどしか眠れず、朝の4時までずっと目が覚めっぱなしなんて日もありました。

そのため日中に眠気が来ないようにエナジードリンクをがぶ飲みしていたら、ある日通勤途中の踏切で動悸が止まらなくなり、道路脇に座り込んだ経験があります。

もし、不眠や睡眠障害の傾向があるなら心療内科に相談してみましょう。

もしも、いきなり心療内科はハードルが高いという方は、内科でも睡眠薬を出してくれます。一度相談してみてください。

睡眠の負債は仕事のパフォーマンス低下だけではなく、将来の負債につながります。
社会人になると、睡眠は健康の基盤であり、資本です。
よく眠れることは本当に大事です。

②食欲が無くなった、もしくは過食するようになったら「やばい」のサイン

仕事に限らず何らかのストレスで精神的に疲弊すると食欲が減ったり、逆に過食に陥ることもあります。

特に新生活や仕事での新しい人間関係に触れると環境に馴染めてないのではないかという不安から仕事も日常も手につかない……なんて状態に陥ることがあります。

そんな時は、ウィダーインゼリーや温かいスープや雑炊を流し込むだけでも違います。

最悪お菓子でもいいです。

私はどうしても食欲がない時、ポッキーを忍ばせて味のしない中、少しずつ食べてました。

それが最適解ではないのは分かっていますが、とにかく言えることは栄養を絶やさないようにすることです。

私が愛する漫画・銀河鉄道999のメーテルも、こんな風に言っています。

「たとえふるえながらでも食べる人は食べない人より生き残る可能性がうんとたくさんあるわ」

『銀河鉄道999』より

彼女の言う通りで、食欲がないからと言って食べないと脳に糖分が行き渡らず、仕事のパフォーマンスも低下します。
最悪、栄養失調になって点滴を打つ……なんてことになりたくないですよね。

一人暮らしの人などは、特に注意してください。

新天地で生活する人は、人間関係も一新するために孤立しがちです。

今はインターネット上で人間関係を作る人も増えていて、「自分は孤独じゃないよ!」って人も沢山いるかもしれません。

でも、万が一の時のために、自分の身に何かあった時に近くに駆けつけてくれる人や、相談できる人を作っておきましょう。

③普段から健康不安がある時は、信頼できる上司や人事部に相談しよう

これから話す内容は、クローズ就労だと厳しい面もありますが、一般的な会社であればある程度は配慮してもらえます。

面接や入社の際に必ず聞かれたことだとは思いますが、健康についての懸念点や配慮事項などがある人は、その旨を伝えられたでしょうか。

あるとすれば、配慮を受けられているか改めて確認しましょう。

障害者雇用であれば履歴書や面接の際に口頭で伝えている事項ではありますが、クローズの場合は基本的には生きづらい何かがあることを隠しながら就労することになります。

それを完全に隠し通しながら勤務できる人は良いですが、私を含めてそうもいかない人も沢山います。

障害者雇用ではなくても、信頼できる上司など一部の人にオープンにしている人もいます。

発達障害や精神疾患に確かなグラデーションがないように、働く際に障害や精神疾患を明かす度合いもグラデーションなのです。

私自身も、前職は直属の上司に直接的な健康不安ではないものの「新卒まもなくして病気をしたために、数年単位の無職期間がありました」と言う話をしていました。

なので、1、2ヶ月に1回かねてより患っている不眠の症状が出て会社に行けなかった日などは、配慮をして頂くことができました。

自分の病状の程度に応じて、言い方を考えながら配慮を求めるというのが大切になってくると思います。

言うまでもないことですが、話す相手は見極めて。

前提として、体調管理はそもそも社会人として当然のことですが、体調面で真に気遣えるのは自分自身しかいません

そのことを、よく覚えておいて下さい。

④職場で突然涙が出るようになったり、吐くようになったら、「休め」のサイン。今すぐ休め!

これはちょっと性急なアドバイスかもしれませんが、人間本当にストレスが溜まると、まずは体調面に現れます。

心は「大丈夫」と嘘をついても、身体は正直なのです。

私自身は仕事内容が覚えられず、それに伴い周りからの信頼も失ってきていると感じた時、ついに限界を迎え、職場で頓服薬を飲みながら1時間もトイレと睨めっこしていました。

その会社は休職→退職、その数ヶ月後に発達障害と二次障害でうつ病と診断され、障害者手帳や障害年金を受け取る決断をすることになりました。

とにかく、人前に出られるような状況ではないと感じた時は、すぐに心療内科に行き、診断書を書いてもらいましょう。

心療内科は基本的に予約が必要で、都市部を中心に数ヶ月待ちなんてこともザラにあります。

また、これは経験談なのですが、藁にも縋りたい気持ちの時は、どの心療内科が良いかショッピングしている状況ではないのが現状です。

なるべく自宅から通いやすい通院先を2、3カ所に絞り、予約しておきましょう。

通院に1時間以上かかる病院は、心療内科に限っては、専門医がいるとか、腕の良い医者がいるとかでもない限りは悪手です。

会社にもよりますが、数ヶ月〜1年休職が必要になります。その間は傷病手当を貰いながら生きることになります。

もしも今後、休職が必要という状況に追い込まれたら、まずは体を休めましょう。
そして天気の良い日は太陽を浴びて、ちょっと近くを散歩して。

申し訳ないとか、そういう気持ちは一切抱えなくていい。

今後のことは考えられるようになってから考えれば良いです。

⑤1週間のうち、最低1日は身体を休める日にしよう

あなたは身体と心を休む日を設けてますか?

完全週休2日制の仕事であれば、1週間のうち2日は必ず休みです。

新卒で就職後、およそ3ヶ月〜半年間くらいは休日はあまりアクティブに動かない方が良いかもしれません。

大抵の会社は入社6ヶ月は有給を貰えない所が多いですし、海外旅行とか気の乗らない親族との集まりなど、あまり身体や心に無理がかかるような予定は入れない方が無難ではあります。

避けられる予定は可能な限り避けましょう。

ジムやランニングなど、身体を動かすのが趣味という方も多いと思います。
それでも必ず休息の機会は設けるようにして下さい。

家でゴロゴロしたり、映画を観たり、読書をしたり。
昼まで寝たっていいじゃありませんか。
だって休日ですよ?

そういう体力がない時にインドアでも楽しめる趣味を見つけておくと、リフレッシュしやすいです。



以上になります。

多くの人にとって、労働は大変なものであり、厳しいことや辛いことの方が圧倒的に多いです。
決して脅すわけではなく、事実です。

社会に出ると本当にいろいろなことが起こり、これまで出会ってこなかったような人種とも関わることになります。

特に女性は、若いうちは容姿のこととか結婚だとか、社内外の人からそういうことを言われることもあります。

中高年男性を中心に、旧態依然とした接し方をする人がまだ生きてます。

そんな奴らに決して屈してはいけません。

エスカレートするようなら、然るべき所に相談し、とにかく自分の身を守れるようにして下さい。

何かあった時に相談できる相手を見つけ、リフレッシュできる休息日を設ける。

自分の心を守れる行動を取れるようにしましょう。
吐き出すことは弱いことではありません。

心が本格的に壊れる前に、医療や福祉を検討に入れる。
今、精神疾患などを自覚していない健康な方も、明日は我が身です。

心が本格的に折れる前に取れる行動を、新社会人のうちに心の片隅に置いておくと、未来の自分が救われるかもしれない。

そういうふうに思います。


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