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今はただ 君に感謝を

ドラマ『いちばんすきな花』

フジテレビで好評放送中のドラマ『いちばんすきな花』にドハマリしている私でございます。

ただハマっているレベルとはちょっと違うので、「こんな楽しみ方もあるのか」というひとつの例として紹介させてください。

上に大量にリンクを貼ってますが、順番に説明していきますのでそのあとにでも順番に見てもらう感じで大丈夫です。

それでは順番に行きますね。

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二人組になれなかったすべての人へ

まず、このコピーが凄くないですか?

男女の関係がなかなかうまくやれない4人の赤の他人が出会うところから物語は始まります。(第一話)

このドラマはクアトロ主演という形式で、なんと4人の主人公が存在するんです。

4人の主人公はそれぞれ性別世代がちょっとずつ違いますが、基本的には赤の他人なんです。

そして、いわゆる男女間の関係性を(それぞれ事情は異なりますが)みんなうまくやれない人たちなんです。

まさに“ちゃんと二人組になれなかった人たち”ということなんですが、そこに着目してそれをメッセージとして発信することが本当に凄いと思います。

テーマとしては『男女の間に友情は成立するのか?』というものを掲げてはいるものの、私から見るとこれも嘘で実態は『友情も恋愛も全部描く』という内容になっています。

実にキャッチーなコピーを採用することで、議論させることが目的なんだということを理解しました。

そして肝心なドラマの内容ですが、実に面白いです。めちゃくちゃ面白い。

私の言い方になってしまいますが、「漫画で例えるとネーム(セリフ)が秀逸で上手すぎる」という表現になってしまいます。

このへんはぜひ直接観て感じ取ってほしいのですが、毎回が名セリフ&名シーン満載になっていて本当に心に刺さるし、これが今の時代の多くに人々にとってしっかりと伝わりやすい表現になっているんだなぁ、と思いつつ毎週ちょっとずつ悔しい思いをしながら私は観ています。

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『無限まやかし』とセットで観る

上に貼ってある二つ目の動画リンクは『無限まやかし』というフジテレビ公式とはまた違う解説YouTubeなんです。

いわゆる音声のみのラジオ形式で、毎週『いちばんすきな花』が放送された直後にその感想を語り合っている動画なんです。

ただその解説を行っている二人というのが『王様戦隊キングオージャー』の脚本家である高野水登さんと、芸人の大島育宙さんなんです。

まぁ不思議なほどこの二人の解説が的確で喋りが上手くて夢中になって聞くことが出来るんです。

この二人による各話解説を見る(聞く)ところまでがワンセット。

『いちばんすきな花』というドラマを観た後で、この『無限まやかし』で語られる二人の解説を聞くことで答え合わせをするところまでがワンセットという楽しみ方なんです。

しかも(リンクを観てもらえればわかりますが)ドラマ1話分に対して、『無限まやかし』は数回にわけて動画を投稿することで細かく解説をされています。

そしてこの解説が実に心地よいのです。

だからここまでがワンセット。

「あー、わかる、俺もそこは同じ意味の演出だと思った!」とか「うわ、そういうことだったの!?」と気づかされる点も多いので、私はドラマ本編を観て自分で感じ取った素敵部分をしっかりと答え合わせをするように、この『無限まやかし』を視聴しています。

ある意味で、漫画やアニメや映画・ゲームなどの演出を担当する方はこういう学び方を心掛けたほうが絶対にいいし、勉強になります。

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TVerで総集編から入ってもいい

ドラマ『いちばんすきな花』は毎週木曜日に放送されていますが、TVerで観れるのは常に最新話でしかも1週間限定なんです。

次の最新話が放送されたら前話は観れなくなってしまいます。

が、第一話から第三話までは常にTVerで観れる状態になっていることと、最新話までのダイジェスト配信もやっていますので、いつでも(今からでも)追いつくことが可能なんです。

いいですか、今からでもこの『いちばんすきな花』を楽しむことが出来るんですよ。

ぜひ観てください。

なんなら『無限まやかし』とセットで。

まるで友達と一緒に好きなドラマを観た後に飲みながら雑談している感覚になれますので、これが一番正しい楽しみ方なんじゃないかと私は思っていますよ。(だからオススメしています)

ぜひ一緒にドラマ『いちばんすきな花』を観て(『無限まやかし』も観て)これからのクライマックスを楽しみましょう。

いやー、本当に面白いですよ。

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人と作品について語り合う学び

本来、(全てのコンテンツに共通して言えることでもあるのですが)こーやってみんなで作品について話し合ったり、それぞれの視点での演出意図や脚本構成などを分析することって、楽しいんですよ。

特に現在はネットで誰とでも繋がれますし、多くの人の意見なんかも色々と飛び交っていますのでそういったものを見ながら分析することで多くの学びを得ることが出来るはずなんです。

さて、長い前置きはこれくらいにしておいて。

普段私がサイバーコネクトツーのスタッフとご飯を食べながら雑談をしているノリで、とあるゲームソフトについて語っていきたいと思います。

あ、ゲームソフトと言っても正確にはゲームアプリです。

仕事としてはウチは家庭用ゲームソフトしか開発していませんが、普通にゲームアプリも遊んでるんですよ。

ゲームアプリも同じゲーム業界ですからね。

どういったタイトルが今現在遊ばれていて、どこが評価されているのか?(もしくはその逆も)という部分を触って知って学ぶことも大切なのです。

では、早速……いってみましょうか。

『呪術廻戦 ファントムパレード』

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